ノスタルジックなオート三輪。ダイハツ『ミゼット』

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画像参照元…ダイハツ公式ページ

働くオート三輪ダイハツ・ミゼット
みなさんこんにちは!突然ですが、みなさんはオート三輪をみた事があるでしょうか!?たまに博物館や歴史館などに展示されているのを見ますが、実際に走っているところを見たという方はいらっしゃらないでしょう。

最近ではトライクなんかも人気ですが、トライクはバイクをベースとしたもの。対してオート三輪はキャビン部分と背もたれ付きのシート、丸ハンドルと言ったクルマ的要素が高いのが特徴です。

またオート三輪は積載性と走破性に特化した自動車で、今でこそその姿を見る機会はほとんど有りませんが、1950年代から1960年代にかけて日本の働く人々の足元を支え続けた乗り物です。その呼び名は様々で、オート三輪の他には『自動三輪車』や『三輪トラック』などと呼ばれ幅広い用途で使われていました。

その積載性や利便性だけで無く、比較的安価ということも有りまさに庶民の味方とも言えます。有名どころで言えばダイハツ・ミゼットやマツダ・T2000などがそうですが、今回は『ダイハツ・ミゼット』をご紹介したいと思います。

ダイハツ・ミゼットの歴史

ダイハツ・ミゼットは1957年〜1972年もの間ダイハツ工業によって製造販売されていました。車名の『Midget(ミゼット)』とは『超小型』を意味し、その名の通り小型エンジンを搭載し、車両重量も軽量といったコンパクトな車体が特徴的です。三輪トラックとも言われていた通り、キャビン部分と荷台部分が分かれているトラックスタイルです。

初代ミゼットDKA型は1957年8月に発売。ヘッドライトは丸目一灯でフロントウインドウは装着されてはいるものの、キャビン部分の大半を占める屋根と背面は幌となっており左右のドアも無く開放状態でした。どちらかと言えばバイクに近いものでハンドルもバーハンドルが採用されており、『バーハンドルミゼット』と呼ばれていました。またDKA型はキック始動のみでしたが、併売モデルのDKⅡ型はセル仕様となっています。

1959年にはエンジン仕様の変更や左右ドアを装着したミゼットDSA型が登場し、窓の無い開放的なドアでしたが、よりクルマらしい出で立ちへと変化しました。また荷台に屋根を取り付けたミゼットDSV型も登場し、荷物を濡らさない・汚さない運搬をする事が可能となりました。

ここまでのミゼットは基本的に1人乗り仕様でしたが、DSA型・DSV型と同時に2人乗り仕様のミゼットDSAP型も登場。ユーザーのニーズに合わせた多彩なラインナップは働く人々に重宝されていました。

1959年にはミゼットMP型が登場。ルーフ部分は相変わらず幌が使用されていましたがキャビン部分は遂に四輪車の様に全方位覆われ、三輪車としてのディティールが完成したと言えます。またハンドルもバーハンドルから円ハンドルへと変更。MP型には左ハンドル仕様のMPA型と右ハンドル仕様のMP2型が存在し、もちろん国内ではMP2型は販売されていました。もちろんバンタイプのMPAV型・MP2V型も併売されており、労働者に寄り添った頼もしい仕様も健在です。

また、幌ルーフはその後ミゼットMP5型で廃止となり、金属ルーフへと変更されています。今回はダイハツ・ミゼットでも最も馴染みのあるこのMP5型の仕様について解説していきます。

映画『稲村ジェーン』での起用

実はこのミゼット、桑田佳祐が監督した1990年9月8日に公開された映画『稲村ジェーン』でも起用されているのです。この映画の舞台は1965年鎌倉市は稲村ヶ崎。サーファーのヒロシ(加瀬大周)があるきっかけで骨董店の店主として任される事に。そこでヒロシの友人であるマサシ(金山一彦)やならず者のカッちゃん(的場浩司)、魅力的な女性の波子(清水美沙)を中心に様々なストーリーが展開されている青春映画です。

その劇中で使用されていたミゼットはスカイブルーのボディとホワイトのルーフが特徴的なカラーリングをしていました。

ダイハツ・ミゼットの主要諸元(1962年式MP5型)

車体型式

  • 型式:MP5

エンジン

  • 型式:ZD
  • 種類:単気筒2ストローク
  • 冷却方式:空冷
  • 排気量:305cc
  • 変速機:3MT

寸法

  • 全長:2970mm
  • 全幅:1295mm
  • 全高:1455mm
  • 車両重量:415kg

性能

  • 乗車定員:2名
  • 最大積載量:350kg

構造

  • 駆動方式:FR
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク
  • 懸架方式(後):リジッドアスクルリーフスプリング

ノスタルジックな働くクルマ

ダイハツ・ミゼットMP5型(以下ミゼット)はまさにクラシックカーとも言えるノスタルジックな外観が魅力的です。本屋に並ぶクラシックカー専門雑誌でもその姿は見た事がある方も多いのでは無いでしょうか。

まず最初に強烈な印象を与えるのは現代ではまず見ることの無い三輪トラックというボディタイプ。フロント1輪、リア2輪という構成で前後とも小径インチタイヤが装着されています。リア側はオーバーフェンダーとなっており大きく突き出た後輪タイヤが力強さを感じさせてくれます。

キャビン部分と荷台部分に分かれており最大積載量は350kg。重量だけで見れば大型オートバイでも積載が可能という積載性能。荷台部分の床面には荷物がスライドしやすい為か縦リブ加工が施されており、小さいながらも実用性をしっかり感じる事が出来ます。

また後方部分は開閉式となっており、積み降ろし作業もしやすいように配慮されています。もちろん開閉ドア部分にはきちんとロックも装着。荷台全周には荷物にシートを被せたり縛って固定できる為のロープフックも取り付けられています。

まさに働くクルマとしてのポテンシャルは高く、車体の価格の安さと実用性の高さからおそらく当時としても『農・工・商』どのカテゴリーでも十分な働きを見せてくれた事でしょう。

エンジンは空冷単気筒2ストロークエンジンが搭載されており、エンジンのフィーリングはまさにバイクに近いものが有ります。

愛嬌のあるフロントフェイス

ミゼットのフロントフェイスは非常に特徴的で、まるでクチバシの様に前方に大きく突き出たデザインが愛嬌抜群の見た目をしています。フロントの先端部分は滑らかな丸みを帯びており、センター部分には『Midget』のオリジナルエンブレムが誇らしげに飾られています。

フロントバンパーも装着されていますが、存在感を強調しすぎないどちらかと言えば装飾に近いモールの様なデザインとなっています。

ヘッドライトは出目金の様に飛び出た丸目タイプが採用されています。大きなクチバシに大きな目玉はまさに動物の様なキャラクター的デザインに思わず心もほっこりしそうです。ヘッドライト部分はメッキパーツで縁取られており、働くクルマながらも装飾にもある程度拘っている様に感じます。ちなみにヘッドライト下には縦長の開閉窓がついており、室内へ風を取り込んでくれる通気口の様な役割を果たしてくれる様です。

フロントバンパーには横に大きく突き出たミラーが装着されています。ミラー自体はクラシカルなラウンドタイプのミラーが採用されており、視認性はさておき、細部に至るまで当時モノの雰囲気を存分に味わう事が出来ます。

心踊るキャビン部分

まるでミニカーの様なコンパクトな室内。この絶妙な狭さが誰しもが眠っているであろう少年心を良い感じに刺激してくれます。

ドアを開けるとそこにはシートが2人分積まれているのですが、座面と背もたれがセパレートした何とも簡素なシート。もちろんリクライニングはおろか微調整すらも出来ません。潔く固定されたクッションに身を任せましょう。

運転席と助手席は大きなコンソールボックスの様なモノで分断されていますが、中央にある仕切りは実は前輪の収納スペースで、室内空間にかなり影響している模様。よって非常に狭い足元にクラッチ・ブレーキ・アクセルペダルが装備されています。

ハンドルは非常にシンプルな丸ハンドルが装着されています。そこから覗くのはスピードメーターのたったひとつのみ。黒の基盤に白文字、赤の針で中央には洒落た書体で『Daihatsu』と描かれています。メーターの最高表示速度は100km/hです。

シフトレバーはしっかり車らしくゲートタイプが採用されています。マニュアル3速の為、可動列はたったの2列のみですがこれもまた趣のあるシフトデザインとも言えます。もちろんサイドブレーキもレバータイプがシート横に装着されています。

ダイハツ・ミゼットのお手入れの注意点は!?

以上、ダイハツ・ミゼットのご紹介でした。ミゼットはオート三輪でも代表的なモデルで、そのノスタルジックな外観に魅了されてしまった方も多いのでは無いでしょうか。

現代でほぼ見る事のない非常にレアなクルマですが、一部のファンに絶大な人気を誇っているのも事実です。現車を見るだけでもかなりラッキーですが、もし走行しているところを目撃できればかなり運が良いでしょう。

また、この様なクラシックカーを所有する時に気になるのがやはり外装のコンディションです。パーツひとつひとつがレアパーツなので、綺麗に維持するのにもかなり神経を使うと思われます。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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フロントグリルにもメッキング

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング画像

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

1.
メッキング重ね塗布1回目

2.
メッキング重ね塗布2回目

3.
重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

  • 見た目重視の場合は薄く
  • 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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