画像参照元…DAF TRUCKS公式ページ
DAF Trucks N.V.は、オランダ・アイントホーフェンに本社を構える大型トラック専用メーカーです。
親会社は、アメリカのPACCAR(パッカー)社で、ヨーロッパを中心に製造・販売をしています。
高度なスキルを持つディーラーを世界中の広範囲で展開し、販売後のメンテナンスやサービスにも注力して幅広いトラック会社から信頼と実績を積み上げているのです。
残念ながら日本で見かけることはできませんが、アジア圏(中国・香港・台湾など)でのシェアも盛んに行われています。
今回の記事では、世界で活躍している【ダフ・トラックXF/XG/XG+】の紹介をしていきます。
2021年6月にフルモデルチェンジをし、ヨーロッパで話題殺到となったダフ・トラックの魅力を惜しみなくお伝えしています。ぜひ一読してみてください。
DAF Trucks N.V.の歴史
「DAF」XF/XG/XG+の発表でヨーロッパでは現在、各メディアから注目を集めています。
DAF Trucks N.V.(ダフ・トラック)は、オランダのアイントホーフェンに本拠地があるトラック製造・販売メーカーです。
過去に乗用車の製造も行われていましたが、現在ではトラック製造のみの展開をしています。
DAFの歴史は古く、1928年〜現在まで94年の間ヨーロッパを中心に活動を続けているのです。
ここでは、DAFのこれまでの歴史をいくつか紹介していきます。
1928年自動車修理工場として創設
1928年アメリカ生まれのヨーゼス・ヴァン・ドールネにより「Commanditaire Vennootschap Hub van Doorne’s Machinefabriek」という自動車修理工場が創設されました。
1932年に「 Van Doorne's Aanhangwagen Fabriek」と社名を変更しています。
この頭文字を照合すると「DAF」となり、社名の原点となるのです。
この頃から商用車の生産を始め、第2次世界大戦中では軍用車両の開発に力を入れていました。
1958年2月【DAF乗用車】オランダモーターショーデビュー
1950年代DAFは、外車販売を目的とし乗用車の開発に力を入れていました。
そして1954年、トランクに250ccの2サイクルエンジンを搭載した3人乗りの軽自動車の開発に成功したのです。
開発は順調に進み1956年には4人乗り4サイクルエンジン搭載の乗用車に発展し、さらには車両の拡大に挑戦をしています。
翌1957年には、広告用の乗用車を生産し話題を集めたのです。
そして1958年2月オランダのモーターショー(AutoARI)で一般公開されました。
当時の反響は絶大で、4000台の製造発注を得ることに成功をしています。
その後も製造・販売を続けていましたが、1975年にはボルボに買収・吸収され乗用車部門としての活動を終えることになりました。
1987〜1993年レイランドDAF|ローバーと合併
DAFは、1987年2月にローバーグループ・レイランドトラック(イギリス)と合併し「レイランドDAF」としてトラックの製造・開発を始めました。
事業は順調に拡大をしていき、1989年6月ユーロネクスト・アムステルダム(ロンドン証券取引所)にて上場をしています。
レイランドDAFとして生産された車両はバン・トラックで、
バン部門
- レイランドDAF200シリーズ(1989〜1993)
- レイランドDAF400シリーズ(1989〜1993)
トラック部門
- レイランドDAF60シリーズ(最大積載量18t)
- レイランドDAF70シリーズ(最大積載量18〜26t)
- レイランドDAF80シリーズ(最大積載量18〜38t)
ヨーロッパを中心に販売していました。
製造工場もオランダ・アイントホーフェンのみならず、イギリスのリーランドやバーミンガムにも工場を作り開発・生産をしていたのです。
1993年〜現在|パッカーグループDAF Trucks N.V.
1993年2月、DAFは破産をし倒産してしまいます。
そこで、管財人であったレイランドDAFによりマネジメント・バイアウトが行われ、4つの新しい企業が誕生したのです。
その1つとして、オランダ国内の事業部は「DAF Trucks N.V.」となり再出発することになりました。
しかしDAF Trucks N.V.はしばらく財政難と闘うこととなります。
そこで一役買ったのが、アメリカ・ワシントン州に本拠地を置く大型トラックメーカーPACCAR(パッカー)です。
1996年パッカーはDAF Trucks N.V.を買収し、パッカーグループとしてトラックの製造・開発を継続しています。
DAF Trucks N.V.フルモデルチェンジXF/XG/XG+
DAFが開発・製造したフルモデルチェンジXF/XG/XG+は、現在ヨーロッパ全土で話題を呼んでいます。
業界誌では常にニュースとして掲載を繰り返し、2022年のインターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤーでは金賞を受賞したのです。
この快挙は、93年のオランダトラック市場を塗り替える歴史的瞬間となりました。
ここでは、ヨーロッパで話題のDAF・XF/XG/XG+について紹介していきます。
2022年ITOY(インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー)受賞はダフ・トラックXF/XG/XG+
ITYOとは、毎年ヨーロッパで行われる祭典で、その年に生産・発表したトラックや車両を一流の専門家らが審査し「ナンバーワン」を決める行事です。
2022年のITOYは、フランスのリオン(Solutrans商用車展示会)で開催されました。
この年審査委員長を務めたのはイタリア・ミラノ出身のGianenricoGriffini氏で、ダフ・トラックXF/XG/XG+の快挙を称えています。
ダフ・トラックが、過去にITOYを受賞したのは8回です。
- 1988年 DAF95
- 1998年 DAF95FX
- 2002年 DAF LF
- 2003年 DAF XF95
- 2007年 DAF XF105
- 2014年 DAF FX
- 2015年 DAF CF
- 2018年 DAF NewFX/CF
過去40年にわたり受賞を果たし、歴史に名をとどめています。
11L/13Lの新型エンジン|PACCAR社・MX型
今回のフルモデルチェンジでは、引き続きアメリカのパッカー社製エンジンを採用しています。
DAF・XF/XG/XG+のエンジンは、
- MX-11型(最大出力367~449PS)
- MX-13型(最大出力428~530PS)
各種、11リットルと13リットルエンジンをセレクト可能です。
エンジンには、新しい技術革新を加え、より多くのトルク効率を実現しました。
パッカー社MXエンジンの特徴として、
- 次世代ターボコンプレッサー
- 新しい設計のインジェクター
- 新エンジンブロックとシリンダーヘッド
この3つにより、エンジンレベルを向上させています。
12段AMTトランスミッション「TraXon」
DAF・XF/XG/XG+のトランスミッションは、ZFフリードリヒスハーフェン(ドイツ)製の「TraXon」新トランスミッションを採用しています。
12段のオートマトランスミッションを採用することで、長距離ドライブのストレスを格段に減らすことに成功しているのです。
さらに最新のGPSと組み合わせ走行することで、予測クルージングが可能となりました。
最適化したEcoRollは、下り坂などで生じる無駄なブレーキングを最小限に抑えることでエネルギー損失を防ぎます。
さらに、プレビューダウンヒルスピードコントロールと改良したMXエンジンブレーキを組み合わせることで、インターダーの使用が不要となり車両重量の軽減にも一役買っているのです。
フルモデルチェンジによるデザイン・こだわり
DAF・XF/XG/XG+のキャブは、デザインのみならず機能や効率性に優れ注目を集めているのです。
シームレスにフィットするボディパネル、フロントガラスとドアに取り付けたテーパーキャブの形状は、空気力学を利用し世界レベルの燃料効率を達成しています。
スタイリッシュなフロントグリルは、プレミアムクロームを使用し絶妙な光沢が【DAF】ロゴマークの主張に成功しているのです。
さらに、こだわりとして「王冠の宝石」と称したLED天窓にも注目です。
ハイルーフの角(一般的に風防・エアデフレクターと言われています)にLEDライトを設置し、DAFの個性を表現しています。
「屋根のデザインにもこだわりたい」というプロジェクトから構成された機能が、LED天窓となります。
DAF・XG/XG+に標準装備したLED天窓は、独自の光を演出しブランドの主張とエレガントさを提供し世界トップレベルのデザインに貢献したのです。
DAF・XF/XG/XG+こだわりの安全性能
DAF・XF/XG/XG+の安全性能は、ドライバーだけではなく他の道路利用者にも配慮し安全性を卓越しています。
フロントガラスはもちろんのことですが、両サイドのドアガラスも拡大しサイドラインを限界まで低くし視界を格段にアップしています。
さらには助手席の安全窓を設置することで歩行者・2輪車などの目視も可能となったのです。
そして、DAFデジタルビジョンシステムが安全性をさらに拡張しています。
メインミラーと広角ミラーを高い位置に設置し、常に安全をモニタリング可能です。
悪天候にでもストレスなく使用できる未来型のデジタルモニターは、人間工学に基づき運転席の左右に取り付けられました。
自動パンニング・超拡張ビュー・霜取り機能などが追加されたデジタルビジョンシステムは、ドライバーの負担をしっかりサポートしてくれるでしょう。
愛車はどのKING?
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキ磨きならミガキング
メッキング&サビトリキング&ミガキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。