車のメッキパーツの正しいお手入れ方法は?メッキ磨きのコツや注意点

車のメッキパーツの正しいお手入れ方法は?メッキ磨きのコツや注意点メッキフロントグリル画像

車の外装部分によく使われているメッキパーツですが、正しいお手入れの方法とはどういったものなのでしょうか?
ここではメッキ磨きのコツや注意点について紹介していきます。
メッキパーツは正しい方法で磨いてあげないと綺麗になりません。
光沢が失われてしまったり、細かい傷がついてしまったりと非常にデリケートな部分です。
いつまでもメッキの輝きを失わないためにも、正しいメッキ磨きができるようになりましょう。

普段のお手入れ方法

メッキパーツはこまめにお手入れしてあげることが大切です。
外装部分に使われるということもあり、普通に走っているだけでホコリ・雨水といった汚れやサビの原因が付着します。
こうした原因物質をこまめにお手入れし、しっかりと落としてあげることが必要になります。
普段のお手入れとしては一般的な洗車をしてあげれば問題ありません。
洗車用のシャンプーなどを使いメッキ磨きをし、最後に水で十分にシャンプーを流せば完了です。
この洗車時に注意したいこととしては、メッキ磨きに使用するアイテムです。
洗車というとブラシを使ってゴシゴシと洗うという人も多いかと思います。
メッキパーツ以外の部分であればそれでも良いのですが、少なくともメッキパーツに対してブラシは使わないようにしましょう。
メッキパーツは傷がつきやすく、ブラシでこすることで細かい傷がたくさんついてしまう可能性があります。
そうなるとメッキ部分がくすみ、せっかくの光沢も失われてしまいます。
メッキ磨きの歳にはスポンジやクロスなどを使うようにします。
柔らかい素材であれば傷をつける心配もなく、こまめにお手入れしてあげれば汚れも十分に落とせます。

なぜメッキパーツは傷つきやすい?

メッキ磨きの時にブラシを使ってしまうと細かい傷がついてしまうと紹介しました。
ではなぜメッキパーツはそれほどまでに傷がつきやすいのでしょうか?
それはメッキパーツの構造に理由があります。
メッキパーツは複数の金属が積み重なるようにして構成されています。

★クローム
★ニッケル
★銅
★車の素材

メッキの被膜は何層にも金属が被覆されている

以上4つがメッキパーツを構成する金属です。
本来、車の素材だけなのですが、その素材の上から銅、ニッケル、クロームと3つの金属をコーティングしていくことで素材を保護しています。
1番上、つまりメッキパーツの表面にはクロームの皮膜が形成されているわけですが、この皮膜は非常に薄いものです。
そのため強い衝撃などを与えると簡単に傷ついてしまうのです。
洗車用ブラシといった比較的硬いものだと薄い皮膜が耐えられず、傷になってしまう形です。
非常に硬く厚い金属で守られているようなイメージもありますが、実際のメッキパーツは非常にデリケートです。
メッキ磨き最大のコツはとにかく優しく磨いてあげることだと言えるでしょう。

ワックスの研磨剤には要注意

研磨剤入りワックスで磨くと・・・

普段の、手軽なお手入れ方法としては洗車が適しています。
ですがこれはあくまでもメッキパーツ表面に付着した汚れを落とすための方法で、できればもっと本格的にメッキ磨きをしてあげたいところです。
そこでワックスを使おうと考える人も多いはずです。
車にツヤを出すと言えばワックスが代表的で、お手入れとしても定番のアイテムです。
ワックスには油が成分として使われていて、この油の力によって綺麗なツヤが出たり、メッキパーツの表面をコーティングすることで汚れやサビから保護してくれます。
こうした効果を考えるとワックスも非常に便利なのですが、注意したいのが研磨剤です。
多くのワックスには研磨剤が含まれていて、メッキパーツを傷つける原因になってしまいます。
先程も触れたようにメッキパーツはブラシで磨くだけでも傷つく恐れのあるデリケートな部分です。
研磨剤入りのワックスを塗ると、無数の傷がついてしまうことがあるのです。
こうなるとかえって光沢が失われてツヤのないくすんだメッキパーツになったり、傷がつくことでサビの原因になったりもします。
もしワックスを使ってメッキ磨きをするという場合、必ず研磨剤の含まれていないタイプを選びましょう。
メッキ用のワックスも販売されていますが、メッキ用であっても研磨剤が含まれていることが多いです。
メッキ用だから大丈夫と考えるのではなく、必ずパッケージなどを見て研磨剤の有無を確かめましょう。

メッキ磨きで重要なのは表面をコーティングすること

メッキ磨きという表現をするため、メッキパーツのお手入れはゴシゴシとこすって磨くのが正しいと考えてしまいます。
ですがメッキパーツはデリケートで、強い力を加えるとすぐに傷ついてしまいます。
たしかにこすることで汚れなどは落ちるのですが、同時にメッキ特有の光沢、ツヤも失われます。
正しいメッキ磨きというのは、特殊な皮膜によってメッキパーツの表面をコーティングし、水分や油、汚れなどから保護することを言います。
厳密に言うと、磨くというよりは皮膜を作るための成分を塗るというのが正しいでしょう。
そして皮膜を作る成分というのがコーティング剤です。
つまりメッキ磨きとはコーティング剤を塗ってメッキパーツをコーティングし、保護してあげることなのです。
磨きという言葉が使われるため勘違いしやすいのですが、これは非常に重要なポイントになります。
ワックスもコーティングするという意味ではコーティング剤の1種です。
ただし、研磨剤が使われていることが多いという理由からメッキパーツのコーティングには不向きというわけです。

メッキ用コーティング剤の種類

クリアー塗装とメッキング被膜の違い

ではここからはメッキ磨きに使えるコーティング剤の種類について見ていきます。
先程紹介したワックスの他に、大きく分けて2種類のコーティング剤があります。

★ポリマー系コーティング剤
★ガラス系コーティング剤

どちらもメッキパーツをコーティングして保護できるという点では同じですが、特徴が違います。
それぞれの特徴を把握し、より最適な種類を選べるようになりましょう。

ポリマー系コーティング剤とは?

ポリマー系のコーティング剤は樹脂系の成分を使っています。
プラスチックに使われる成分だと考えてください。
そのためコーティングした時に形成される皮膜をプラスチックに近いものとなります。
メッキパーツの表面をプラスチックで保護しているようなイメージです。
特徴としてはバランスの良さが挙げられるでしょうか。
値段的にはワックスとガラス系コーティング剤の中間で、性能的にも中間に位置しまさにバランスの取れた種類です。
施工も自分で行うことができ、効果の持続期間は半年前後とされています。
これもワックスより長く、この後紹介するガラス系コーティング剤よりは短くなっています。
ワックスは研磨剤入りのタイプが多いこともあり、ワックスを使うならポリマー系コーティング剤を選んだ方が良いでしょう。

ガラス系コーティング剤とは?

ガラス系コーティング剤は主にガラス繊維を成分として使用しています。
文字通りガラスのような皮膜を形成することができます。
ガラスということで耐久性も非常に高く、とにかく性能が優れているというのが特徴です。
透明度が高いためツヤもはっきりと出ますし、それでいて耐食性も強く、汚れやサビにも強いとメリットがたくさんあります。
単純にメッキパーツを保護したい、メッキ磨きをしっかりとしたいというなら、基本的にガラス系コーティング剤を選んでおけば間違いないでしょう。
効果の持続期間も2年から3年ほどと言われており、長持ちします。
1度施工してしまえば数年は効果が期待できるため、お手入れの手間が省けるというのもメリットでしょう。
ただし、値段的にはワックスやポリマー系コーティング剤と比べて高く、施工の難易度も高くなります。
ガラス系コーティング剤によるメッキ磨きを自分で行うのはほぼ不可能で、業者にお願いするのが基本です。
施工時にある程度の費用と手間がかかってしまうというのが欠点となります。
とはいえメリットを考えると本当に優れたものなので、理想としては業者にお願いしてしっかりとガラスコーティングしてもらうのが良いでしょう。
また、業者によって施工技術が変わってきますので、技術力の高い、安心して任せられる業者を探すことも大切です。

メッキ用コーティング剤の最大の利点

メッキ用コーティング剤を使ってメッキ磨きをすることで、メッキパーツを保護することができます。
表面部分に特殊な皮膜が形成されるからなのですが、この皮膜は単純にメッキパーツを保護するだけではなく、ある効果も期待できます。
それがメッキパーツ表面に穴を塞ぐという効果です。
実はメッキパーツの表面には目に見えないほど小さな穴が無数に空いています。
これは外部からの衝撃などでできたものではなく、最初から空いている穴です。
サビや汚れから守るはずのメッキパーツがサビたり汚れてしまうのは、この穴から水分や油、汚れが内部に侵入してしまうからなのです。
たとえば穴から内部に水分が入り込むと、クロームの下にあるニッケルに影響を及ぼし、やがて腐食しサビてしまいます。
メッキ用コーティング剤が便利なところは、この厄介な穴を皮膜によって塞ぐことができるという点です。
内部に水分などのサビや汚れの原因を侵入させず、同時に皮膜自体がシールドの役割も果たします。
だからこそメッキ用コーティング剤でメッキ磨きしてあげることが大切なのです。

車のメッキパーツは正しくお手入れしてあげないと傷がついたり、サビたりしてしまいます。
特にサビは非常に厄介で、放置してひどくなると再メッキしないといけなくなります。
そうなる前にメッキ磨きをして、メッキがサビることを防止しましょう。
メッキ磨きの際はメッキ用コーティング剤を使うのがおすすめです。
特殊な皮膜によってメッキパーツをしっかりと保護してくれます。
綺麗なツヤが出て、同時に傷やサビ、汚れにも強くなります。
愛車を綺麗な状態でキープするためにも、メッキ磨きは欠かせないお手入れです。

車のメッキ手入れ

クロムメッキパーツの多い車種の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

  1. メッキング重ね塗布1回目
  2. メッキング重ね塗布2回目
  3. 重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

■見た目重視の場合は薄く

■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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