画像参照元…中国一汽公式ページ
中国一汽(ちゅうごくいっき)集団有限公司は、中国で最も古い自動車メーカーです。
1953年7月に設立し、約70年ほどの歴史のあるブランドとなります。
登録資本金は354億元、総資産は4,578.3億元と発表され、中国ビッグ5と言われるほど超大型自動車産業です。
中国北部・吉林省・長春市に本社を置く中国一汽はFAW Group(ファー・グループ)と略されています。
協力企業は100社を超えるほど関係があり、中国市場での販売実績は第1位を記録しています。
今回、この記事では、中国最大手の国有自動車メーカーのご紹介です。
約70年の歴史をわかりやすく解説していきますので、ぜひ一読してみてください。
中国一汽「FAW Group」|歴史と背景
中国第一汽車集団(ちゅうごくだいいちきしゃしゅうだん)有限公司は、中国最古の自動車メーカーです。
英語表記ではChina FAW Group Co.Ltdと表記され、FAW Groupと略称されています。
1950年、中国とソビエト連邦(現ロシア)との「中ソ友好相互扶助同盟条約」の調印をきっかけにソビエト支援建設プロジェクトが始まりました。
このプロジェクトの一環として「近代的な自動車工場の設立」が実現され、中国で初となる自動車工場が建てられたのです。
ここからは、中国最古の自動車メーカーである「中国一汽(FAW Group)」の歴史を説明します。
中国一汽「FAW Group」|中国ビック5
中国一汽「FAW Group」は、1953年に設立した中国最古の自動車メーカーです。
吉林省長春市に本拠地を置き、中国の3大国有自動車メーカー(中国一汽・上海汽車・東風汽車)として認定されています。
中国の自動車産業では「BIG5」と言われ、上海汽車、東風汽車、長安汽車、奇瑞(きずい)汽車と共に国内の自動車産業をリードしています。
中国一汽「FAW Group」の設立には、ソビエト連邦(現ロシア)の自動車メーカー・ジルに3年ほど支援をして事業を拡大していきました。
主な製造車種には、ソビエト連邦のトラックZIS-150/ZIS-157をベースとした中華人民解放軍の軍用トラックCA-10/CA-30/CA-141を約30年間もの間、生産しています。
中国の貨物自動車の市場では20%のシェアを獲得し、2015年から4年連続で首位を独占した記録があります。
GVW15トン以上の大型貨物自動車の総販売台数では、世界一の記録もあるブランドでもあり記録を認定されているのです。
1953年|改革開放政策
中国一汽「FAW Group」は、中国の国有自動車メーカーです。
1953年から約5年間行われた「改革開放政策」の計画プラン156の1つで、第一自動車工場として活動していました。
「第一自動車工場」の名付け親は、歴史の偉人「毛沢東」です。
中国一汽「FAW Group」は70年以上の歴史の中で、中国の北東部、北部、東部、南部、南西部に5つの生産拠点を設立しています。
現在までに5,000万台以上の自動車を販売しており、中国市場で第一位の実績があるブランドにまで上り詰めることに成功しています。
中国一汽「FAW Group」は、これまでに、
- 国資委中央企業業績評価でA級を獲得(13年連続)
- 中国企業ランキング66位
- 2021年フォーチュングローバル500に認定
2003年1月18日|中型・大型トラック中核事業を再編
1956年7月より生産が開始され、中国では初のブランド「解放CA-10」により新中国での自動車製造の歴史がスタートされました。
中国一汽「FAW Group」による第一汽車は、中・大型トラック生産の主要専門工場として軍用車両などを製造し中国市場を盛り上げてきました。
1980年代、中国の改革開放政策の推奨のもと、第一汽車は「2代目解放汽車CA-141トラック」の独自開発に成功し、生産・販売を開始します。
1990年代の終わりには、独自開発がさらに進み「第3世代」「第4世代」の車両の生産・販売に成功を収めています。
これらの成功をきっかけにFAW Groupは中型・大型トラックの中核事業を再編し、2003年1月に一汽解放集団有限公司の完全子会社「FAW Jiefang Automobile Co.Ltd」を設立しました。
その後「解放ブランド」は第5世代、第6世代および第7世代の開発に成功し中型・大型トラックの製造・販売に成功しています。
2014年には小型トラックの開発も開始し、大型・中型・小型トラックのラインナップを実現し中国市場でNO.1の実績を得ることに成功したのです。
一汽解放(FAW Jiefang Automobile Co.Ltd)|トラック製造メーカー
一汽解放(FAW Jiefang Automobile Co.Ltd)は、2003年1月に中国一汽「FAW Group」の中核事業の改変をきっかけに誕生したトラック製造・販売メーカーです。
現在では、小型・中型・大型トラックおよびトレーラー・ダンプ・特殊車両の製造・販売が行われており、中国市場ではNO.1のシェアを得ています。
ここからは、中国一汽(FAW Group)のトラックブランド「一汽解放」についての解説です。
一汽解放|5大車両基地・3大組み立て工場
一汽解放(FAW Jiefang Automobile Co.Ltd)は、吉林省長春市を中心に車両基地や組み立て工場を稼働しトラックの製造を行っています。
車両基地として稼働している場所は、
- 長春トラック工場(一汽解放の直轄専門工場):2005年7月から稼働
- 青旗即墨新工場(青島市):年間生産能力15万台、2014年より稼働
- 柳州工場(支店):シャシーと車体の設計・生産ができる中国でも希少なOEMメーカー
- 成都工場(支店):生産能力は2万台の一汽解放直轄の専門工場
- 佛山工場:広東省佛山市に設立、解放新納源車の製造・販売を担当
専門工場からOEMなどを展開し、製造・販売も行っています。
また、組み立て工場として稼働している場所は、
- 長春アスクル工場(分室)主に、前輪、中輪、後輪の組み立てと商用車用の部品生産を担当(生産能力は年間約40万本)
- 無錫ディーゼルエンジン工場:江蘇省無錫にある工場で2003年より一汽解放の完全子会社として稼働を開始、年間製造台数は約47万台で世界一流の製造レベル
- 大連ディーゼルエンジン工場:遼寧省大連市にある工場、年間生産能力18万ユニットで解放ブランドのディーゼルエンジン5種類を製造
原材料からコアコンポーネント、組み立てから完成品まで行っています。中国でもトップレベルの生産技術があり業界をリードしているのです。
一汽解放|6つのブランド戦略
一汽解放(FAW Jiefang Automobile Co.Ltd)では、現在6つの主要なブランドを持っています。
各分野にコアバリューを掲げ、企業や社員の行動指標を定めているのです。
- エンタープライズブランド一汽解放:最も誇り高い商用車企業をコアバリューとし、常に第一をめざし努力を惜しまないポジショニングの確立をする
- 製品ブランド解放:心に根差し、付加価値のある経験を積み、最も信頼のある商用車ブランドを構築する信念をコアバリューとし、継続的な製品ブランドの製造を実施
- テクノロジーブランド解放創鈴:革新主導・技術主導をコアバリューとし、車両を中心にモノのインターネットなどの技術を通じ、環境に優しく安全かつ効率的なインテリジェントネットワークを提供
- サービスブランド:期待を超え、感動するまでをコアバリューとし、ユーザーを第一にする精神を掲げ、邁進する
- 公益ブランド:人とクルマと社会の調和のとれた発展をコアバリューとし、解放ラブパイロットと名付け、社会への回帰を実施
- エコブランド:グリーン、オープン、革新的、共有をコアバリューとし、スマートパイロット、商用車の社会化された保守サービスを目指す
一気解放|大型トラックのエンジン
大型トラックに搭載されるエンジンは、CA6DMシリーズエンジンです。
電子制御直噴エンジンの馬力は、350/370/390/420PSと細かくセレクトが可能でどのような運行にも的確に対応ができるよう設計しています。
11Lディーゼルエンジンのトルク定格は、1,550〜1,900Nmです。
ローエンドトルクで高馬力、低燃料システムで、顧客にローコストな業務を提供することができます。
一気解放|中型トラックのエンジン
中型トラックに搭載されるエンジンは、Deutz(ドイツ)とFAWが共同開発したCA6DK1ディーゼルエンジンです。
シリンダーヘッドあたり4バルブの設計を使用し、空燃比を最適化し、より効率化した燃焼とトルクの実現が可能となっています。
CA6DK1ディーゼルエンジンの定格馬力は、240/260/280/300の4つで展開し、市場のニーズに対応しています。
また、ヨーロッパの厳しい排ガス規制ユーロ4・5・6にも適合し、環境にもやさしい快適なエンジンを提供することが可能です。
一気解放|小型トラックのエンジン
FAWブランド一気解放の小型トラックは、110・120・130馬力の定格からセレクトすることができます。
小型トラックに搭載した一気エンジンは、3.0Lのディーゼルエンジンを使用し高トルクで快適な運行が実現できるのです。
燃料効率が良く環境にやさしいエンジンには、高圧コモンレール燃料噴射やダブルオーバーヘッドカムシャフト設計などの最新技術が取り入れられています。
愛車はどのKING?
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキ磨きならミガキング
メッキング&サビトリキング&ミガキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。