クロームメッキが錆びる原因とは?メッキを剥がさず錆を取る方法を解説!

クロームメッキが錆びる原因とは?メッキを剥がさず錆を取る方法を解説!

クロムメッキに錆ができる原因は、クロームメッキにある目に見えない無数の穴によるものです。

クロームメッキにある目に見えない無数の穴の画像

そのため、この目に見えない無数の穴を塞ぐことが錆防止につながります。

実際、メッキの錆に対する疑問も多く「メッキがなぜ錆びるのか原因を知りたい」「防ぐ方法はないのか?」「錆ができた場合の対処法は?」といったお問い合わせがよくあります。

何より、メッキは剥がれる・錆びやすいといったネガティブな印象が強いため、「メッキ加工をしたいが、錆びやすいから・・・」とメッキ加工を諦める方もいらっしゃると思います。

そこで、この記事ではメッキが錆びる原因・メカニズムを明らかにし、メッキ錆を防ぐ・取る方法をご紹介します。
メッキ錆にお困りの方は、ぜひこの記事をご参考にしていただければと思います。

1.クロームメッキはなぜ錆びるのか?2つの原因を解説!

まずは、クロームメッキが錆びる詳細な原因から解説します。
というのは、メッキが錆びる原因を知ることが、効果的なメッキ錆の対処や防止につながるからです。

具体的にクロームメッキが錆びる原因は、大きく分けて2つあります。

  1. 「クロームメッキの構造」
  2. 「メッキの質の低下」

によるものです。

どちらの原因も、クロームメッキの錆を防ぐ・対処するときに必ず押えておきたい知識です。
メッキ錆にお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。

1-1.クロームメッキが錆びる原因【構造・性質】

クロームメッキが錆びる原因は、メッキの構造・性質によるものです。

クロームメッキは、いくつものメッキを層のように何重にも重ねてコーティングします。(金属を何重にも被覆)

そしてこの最終表面のクロームメッキは、外観が美しく大気中では変色・酸化しにくい金属で、素材をバフ研磨したのちに銅メッキ・ニッケルメッキ・クロームメッキしたものは、鏡のような美しい金属光沢の「デザイン性・意匠性」と、錆びにくくする「耐腐食性」の2つの特徴を生み出します。

それなのにメッキが錆びてしまう原因・理由は、クロームメッキの性質である「目に見えない無数の穴」より水やホコリなどが侵入して、下地のニッケルメッキが腐食してしまうからです。

クロームメッキが錆びる原因【構造

※目に見えない無数の穴の大きさは、ミクロ単位で大きなもので8μほどの穴にもなります。

最終表面のクロームメッキ部分は錆びにくいのですが、クロームメッキの目に見えない無数の穴に雨や湿気で水が侵入し、下地のニッケルメッキが錆、点錆ができてしまいます。

その点錆が盛り上がるように大きくなり、層となっているメッキを徐々に剥がしてしまうのです。

サビのついたクロームメッキ図

クロームメッキの状態の変化

そのため、目に見えない無数の穴を塞ぐ必要があります。

1-2.クロームメッキが錆びる原因【質の低下】

2つ目のクロームメッキが錆びる原因は、メッキ自体の質の低下によるものです。
近年のメッキは、金属光沢の美しさを重視し、耐腐食性の質を低下してコストを削減しているメッキが増加傾向にあります。

また、腐食しやすい粗悪なメッキの増加は、メッキ加工のイメージが「錆びやすい・剥がれる・扱いづらい」と悪くなる原因の1つにもなっています。

しかし、こうした時代の流れはどうすることもできません。

そこで、これら2つの原因を考慮した上で、クロームメッキの錆を防ぐ・取る方法をご紹介します。

2、簡単にクロームメッキの錆を防ぐ・取る方法!

これまで解説してきたクロームメッキが錆びる原因から、メッキ錆の適切な防ぎ方・取り方を解説していきます。

メッキの錆防止・錆取りにはいくつかの方法がある中でも、メッキ専門店で技術力を評価いただき芸能人からもご依頼を受けているNAKARAIがお勧めする方法をご紹介します。

メッキパーツの輝きを持続させたい方は、ぜひ参考にしてください。

2-1.錆を防ぐ方法!

まず錆を防ぐ方法は、クロームメッキにできる目に見えない無数の穴をメッキ用ケミカル保護皮膜剤で塞ぐ方法がお勧めです。

メッキングを使ったクロームメッキ被膜の図

メッキングを利用したクロームメッキ被膜の図

クロームメッキの無数の穴にメッキ用ケミカル保護皮膜剤を流し込み、固める・硬化させて全ての穴を塞ぐイメージです。

メッキ皮膜の上からコーティングすることで、水やホコリの侵入を防ぎ、耐腐食性を向上させます。

また、錆を防ぐ他の方法にメッキ用ワックスで磨く方法が一般的ですが、この方法はリスクが大きくおすすめしません。

研磨剤入りワックスで磨くと・・・

なぜなら、メッキ用ワックスには研磨剤が入っているものが多く、磨けば磨くほどメッキを剥がす恐れや傷をつけてしまう恐れがあり、逆効果となってしまうからです。

クロームメッキは鏡面度が高く硬い金属なので、傷がわかりやすく小さな傷でも目立ってしまいます。

そのためNAKARAIでは、メッキ保護皮膜剤で穴を塞ぐ方法がベストな選択肢だと思っています。

2-2.錆を取る方法!

クロームメッキの錆を取るには、クロームメッキに作用しない錆取り剤の使用がおすすめです。

サビトリキングで磨いたクロームメッキ被膜の図

また、錆を取るときは除去した錆を巻き込む特殊なクロスを用いると、取れた錆でメッキ皮膜を傷つけることなく錆取りできます。

ただし、メッキの錆取り時に注意しておきたい点が1つあります。

そこで次に、メッキの錆取りで気をつけるべき注意点を解説します。

3、メッキの錆取りで気をつけるべき注意点!

クロームメッキの錆取りは、一般的な金属の錆取りと違って、クロームメッキを剥がしてしまわない錆取り剤を使用することが大切です。

例えば、『ピカール』などの研磨剤が入っている金属磨き剤や、酸性の錆取り剤は、メッキの汚れ、錆だけではなくクロームメッキ自体も剥がしてしまい、メッキが黒く霞んでしまいます。

そのためメッキの錆を取るときには、研磨剤入りや酸性の錆取り剤ではなく、メッキを剥がさず錆のみが取れるものを選ぶよう注意が必要ですね。

とはいえ、メッキを剥がさず錆のみ取れる錆取り剤の判断は難しいと思います。

そこで、メッキの錆にお困りの方に、メッキ専門のNAKARAIがクロームメッキ用のサビ取り剤として配合した『サビトリキング』についてご紹介します。

4、メッキの錆取りには『サビトリキング』が一押し!

『サビトリキング』は、クロームメッキを剥がさず効果的に錆を除去できる錆取り剤です。

サビトリキングの写真

何より、クロームメッキの錆のために生み出された専用の錆び取り剤で、劇的な効果を発揮できます。

また、メッキの錆取りには欠かせないメッキ錆取り専用の特殊なクロスも付いているため、メッキを傷付けません。

サビトリキングは、その優れた効果から数々の雑誌に掲載されています。

有名なもので言えば、旧車雑誌「オールドタイマー」、ハーレー雑誌「クラブハーレー」、絶版バイク雑誌「Zeppan Bikes」、トラック雑誌「カミオン」、ジェットスキー雑誌「HOT WATER」、台湾でもっとも人気な自動車・バイク雑誌「一手車訊」などがあります。

雑誌などのイメージ

また雑誌だけではなく、バイク好きで有名な俳優・タレントの「岩城滉一」さんにも、『サビトリキング』後に『メッキング』を塗布する事で、「メッキに深みが出る」とお褒めの言葉をいただくなど、高い評判を得ています。

岩城滉一さんとの写真

実際の効果は、錆取り剤の中でトップの錆取り効果を発揮し、もちろんクロームメッキを傷付けない優れものです。

メッキングの実際の効果が分かる写真

クロームメッキの錆を取りたい方は、ぜひ『サビトリキング』を参考にしてくださいね。

また錆の再発防止には、”史上最鏡”のメッキ保護剤『メッキング』が一押しです。

『メッキング』も『サビトリキング』同様に、クロームメッキのためにNAKARAIが5年の歳月をかけ、独自で研究開発したメッキ用ケミカル保護皮膜剤『メッキング』です。

『メッキング』は、メッキにある無数の穴を塞ぎ、耐食性を飛躍的に向上させます。

悪条件での24時間汚れテスト

悪条件での2週間放置実験

クロームメッキの錆についてお困り方は、ぜひ『サビトリキング』『メッキング』を参考にしてください。

詳しくはこちら:『NAKARAI

5、まとめ

もうメッキの錆は怖くないメッキング&サビトリキングで安心

クロームメッキが錆びる原因は、メッキの構造上できてしまう「目に見えない無数の穴」によるものです。

この目に見えない無数の穴から、水やホコリが侵入し錆びてしまいます。

そのため、メッキ錆を防ぐにはメッキ用ケミカル保護皮膜剤で穴を塞ぐ方法がお勧めです。

また、メッキ錆を取るにはクロームメッキに作用しない錆取り剤をお勧めします。

ただし、研磨剤や酸性の皮膜剤・錆取り剤はクロームメッキも同時に剥がしてしまうため、ご注意くださいね。

クロームメッキの錆を防ぐ・取りたい方は、ぜひ『サビトリキング』『メッキング』をご参考にしてください。