BMWの歴史を感じるトラディショナルクルーザー『BMW・R18』

史上最鏡を手に入れろバナー BMW・R18

画像参照元…BMW公式ページ

トラディショナルクルーザー『BMW R18』
最近ではゆったり走れるクルーザータイプのバイクが非常に人気で、各メーカー軒並みクルーザーバイクの開発に注力しているように感じます。

クルーザーバイクというカテゴリはその製造国やメーカーの特色などが非常に分かりやすく、特にアメリカやヨーロッパ諸国のクルーザーはそれぞれ違った個性があります。

ドイツを代表するオートバイブランドBMWも、古くからクルーザーバイクの製造には力を注いでおり、長年培ってきたクルーザーバイクに対するノウハウは現代でも惜しみなく活かされており、デザイン的にもかなり個性的なものとなっています。

今回はそんなBMWのクルーザーバイクの原点回帰とも言える一台である『R18』をご紹介します。R18と言っても18禁ではなく1800ccエンジンから因んだもの。BMWのクルーザーとしては王道をゆくようなモデルです。

その外観は非常にシンプル且つトラディショナルで、まさにBMWの歴史の深さを具現化したかのような象徴的な見た目となっています。旧車の様な趣のあるスタイルは古いバイクが好きな人はもちろんの事、ビギナーのハートも掴んでしまうような一周して真新しいデザインにも感じられます。

それでは、美しい造形と伝統的なクルーザーバイク、『R18』の魅力についてたっぷりと語っていきたいと思います。

BMW・R18の誕生

BMW・R18が最初に発表されたのは2020年4月。R32から始まった『BMW・Rシリーズ』の末裔として登場したR18は外観から先祖帰りのような伝統的なデザインが特徴的です。

BMW・Rシリーズのアイデンティティとも言える水平対向2気筒エンジン、いわゆるボクサーツインと静寂性と整備性に優れたシャフトドライブ機構を有したまさにBMWらしい一台となっています。

この趣のあるデザインの元となったのは1930年代に製造されていた494ccボクサーエンジン搭載のR5でした。R18はこのR5を復刻したかの様な見た目で、クラシックなBMW・Rシリーズを知るファンはこの忠実すぎる再現性に歓喜したに違いないでしょう。

バイク好き旧車好きを唸らせるR18の車体価格は229万6,000円~、FastEditionR18は297万6,500円~となっています。

2020年の登場から2022年現在に至るまでラインナップに名を連ね続けたR18ですが、ネオクラシックとカテゴリでは収まらないような荘厳な雰囲気さえ感じます。この一線を画すような存在感は、よりR18を特別なバイクであることを強調しています。

BMW・R18の主要諸元(2022年モデル)

車体型式

  • 型式:R18

    エンジン

    • 型式:A70B18A
    • 種類:水平対向2気筒4ストロークOHV
    • 冷却方式:空冷/水冷
    • 総排気量:1802cc
    • 燃料供給方式:フューエルインジェクション
    • 内径(シリンダーボア):107.1㎜
    • 行程(シリンダーストローク):100㎜
    • 圧縮比:9.6
    • 最高出力/回転数:67kW(91HP)/4750rpm
    • 最大トルク/回転数:153N•m/3000rpm
    • 使用燃料:ハイオクガソリン
    • 始動方式:セルフスターター式
    • 点火方式:フルトランジスタ式
    • エンジンオイル容量:4.0L
    • 変速機:リターン式6速MT
    • 操作方式:フットシフト

    寸法

    • 全長:2440㎜
    • 全幅:964㎜
    • 全高:1232㎜
    • ホイールベース:1731㎜
    • シート高:690㎜
    • 車両重量:345㎏
    • タイヤサイズ(フロント):120/70R19
    • タイヤサイズ(リヤ):180/65B16
    • タイヤタイプ(フロント):チューブレス/ラジアル
    • タイヤタイプ(リヤ):チューブレス/ベルテッドバイアス

    性能

    • 燃料タンク容量:16L

      構造

      • フレーム型式:ダブルクレードルフレーム
      • 動力伝達方式:シャフト
      • キャスター角:57.3°
      • 懸架方式(フロント):テレスコピックフォーク(正立)
      • 懸架方式(リヤ):スイングアーム式
      • ブレーキ(フロント):油圧式ダブルディスク
      • ブレーキ(リヤ):油圧式ディスク

      タイムスリップしたかのようなクラシックスタイル

      BMW・R18の魅力といえばやはりそのクラシカルな外観です。前述にもある通りR5を彷彿とさせるデザインはそのまま博物館に展示しても新型車とは気付かれないのではないでしょうか。

      まるで1930年代にタイムスリップしたかの様なR18は、芸術の域に達した唯一無二の存在感を放っています。当時のR5とシンクロした見た目で、ダブルクレードルフレームは一見するとハードテイルにしか見えない構造となっています。無骨なフレームワークながらもリヤサスペンションはフレームの内側に隠されており、美しい造形を損なわせない配慮が垣間見えます。

      ロー&ロングなシルエットはまさにクルーザーの王道のスタイルそのもの、BMWが独自に醸成させてきた伝統あるクルーザースタイルは一度目に焼き付くと忘れることは出来ないでしょう。

      外観の特徴としては大きなヘッドライトにフロントフォークにはカバーを装着し重厚感のあるフロント周りを演出しています。タンクはR5と同様にスリムな洋梨型のタンクを採用しており、容量は16Lとやや控えめの様にも感じます。タンクの上部にはリブ加工が施されるなど、手の込んだ造形が目を惹きます。サイド部分にはBMWのエンブレムが誇らしげに飾られ、ブラック単色に爽やかなスカイブルーとホワイトのバッジが映えます。

      シートはゆったりと座れるシングルシートを装着。幅が広く、厚みのあるシートで快適なライディングを実現。無骨な見た目ですがロングツーリングでもストレスなく楽しめそうです。

      メーターはシンプルな丸型がチョイスされています。古めかしい作りのメーターですが、各インジケーターがデジタル表示されるなど、新型らしい技術もしっかりと忍ばせてあります。

      ハンドルは低めで幅の広いタイプが装着。豪快なアメリカンクルーザーとは違った大人しめなハンドルがまたBMWらしい紳士的なイメージを感じます。

      フロント120/70R19、リヤ180/65B16のタイヤを装着し、ホイールにはスポークタイヤを採用し、前後共にスッキリとしたデザインのショートフェンダーと油圧式のディスクブレーキを装着しています。クラシカルな外観の中でも真新しさを感じる足回りとなっています。

      より特別な仕様のBMW・R18 FastEditionの外観の特徴については、スタンダードなR18をベースとしていながらも外観は更に古めかしさと煌びやかさを備えた魅力的な外装となっています。ただでさえ荘厳な雰囲気のR18にふんだんにクロームメッキパーツを飾ることで、神々しささえ感じます。

      またタンクには深みのあるブラック塗装にホワイトのピンストライプが印象的な、まさにクラシックBMWとも言えるデザインが施されています。

      美しい造形のボクサーツインエンジン

      BMW・R18に搭載されたエンジンはRシリーズで最も大排気量のエンジンとなっています。1802ccボクサーツインエンジンの誇る最高出力は91HP/4750rpm、最大トルク/回転数:153N•m/3000rpmとスムーズな加速とトルクフルな走りが楽しめる頼もしいエンジンとなっています。

      また古くから存在するRシリーズのボクサーツインエンジンをオマージュした、クラシカルかつシンプルな造形もまた魅力的です。左右に大きく突き出たシリンダー部分はまさに古き良きRシリーズのエンジンそのもの。そこから伸びるマフラーには大型のフィッシュテールタイプのサイレンサーを装着し、迫力あるサイドビューを演出しています。

      BMW・R18を美しく保つには?

      以上、トラディショナルなデザインが魅力的なクルーザーバイク『BMW・R18』のご紹介でした。まるで旧車のような雰囲気のあるスタイルに惚れ込んだ方も多いのでは無いでしょうか。

      BMWの歴史の深さと技術の進歩を五感で感じられるR18はまさにBMW・Rシリーズの原点とも言える存在です。バイクとは何なのか?BMWなりの答えが詰まったR18は今後も流行り廃りが目まぐるしいバイクシーンにおいても多くのバイカーを魅了し続ける事でしょう。

      新車で乗れる旧車という所有感・満足感を満たしてくれるR18。美しい造形のバイクですから、やはりオーナーにとっては外装のコンディション維持には注意していきたいところだと思います。

      もちろん、塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・

      車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。

      それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。

      またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。

      愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。

      愛車はどのKING?

      KINGチャート05

      3つのKING

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      メッキ手入れ

      クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

      クロムメッキには最大の弱点が!?

      クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

      クロームメッキが錆びる原因【構造

      点サビ画像

      クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

      ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

      初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

      クロームメッキが錆びる原因【構造

      メッキングの効果

      穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

      クロムメッキ磨き剤「ミガキング

      ミガキング003

      クロムメッキ保護剤「メッキング

      メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

      メッキング画像

      クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

      サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

      サビトリキング画像

      メッキ加工の事ならNAKARAI

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