画像参照元…BMW公式ページ
渋いスポーツツアラー『BMW R100RS』
RシリーズはBMWがオートバイ事業に参入するにあたって1923年に初代が製作された歴史の長いモデルです。BMWの代名詞であるボディから大きく左右に突き出た、水平対向2気筒エンジン『ボクサーツイン』を搭載し、駆動方式にシャフトドライブを採用したかなり特徴のあるバイク。これらはRシリーズのアイデンティティとして根付き、初登場から100年経とうとする現代でも踏襲され続けています。
R100RSは1976年にR100をベースに大型カウルを装着させたモデル。特徴的なBMWのバイクに更にインパクトのあるカウルが着けられる事で、世界中の人々はこの個性的な外観を一瞬で脳裏に焼き付ける事となりました。
『RS』とは『Renne Sport(レン・シュポルト)』のイニシャルを取っている通り、Rシリーズらしいボクサーツインエンジンによりスポーティな走りも魅せてくれます。奇抜に思えるデザインですが、どこか紳士的で洒落た雰囲気を醸し出しているのもR100RSの不思議な魅力のひとつです。
目次
R100RS 主要諸元 参考:1992年式
グレード | R100RS |
---|---|
車体型式 | ー |
エンジン型式 | ー |
エンジン種類 | 4ストローク水平対向2気筒2バルブOHV |
エンジン冷却方式 | 空冷 |
排気量 | 980cc |
シリンダーボア | 94mm |
ピストンストローク | 70.6mm |
圧縮比 | 8.45:1 |
最高出力/回転数 | 60ps/6500rpm |
最大トルク/回転数 | 74N•m/3500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | セル式 |
トランスミッション | 5速MT |
全長 | 2175mm |
全幅 | 800mm |
全高 | 1380mm |
ホイールベース | 1447mm |
最低地上高 | ー |
車両重量 | 229kg |
燃料タンク容量 | 22L |
燃料消費率 | ー |
乗車定員 | 2名 |
動力伝達方式 | シャフトドライブ |
フレーム型式 | ダブルクレードルフレーム |
ブレーキ(前) | ダブルディスク |
ブレーキ(後) | ドラム |
タイヤ(前) | 90/90−18 |
タイヤ(後) | 120/90−18 |
ハンス・ムートが手掛けた秀逸なデザイン
BMW R100RSの最大の特徴と言えばやはりその大型カウルです。ヘッドライトからスクリーンに掛けてスラントさせたフロント、直線と曲線を上手く組み合わせた形状など、世界広しと言えどここまで奇抜なデザインのカウルはそうそうありません。
フロントから見れば車体をまるっと覆ったまさに盾の様なカウル。高速走行でもライダーはほぼ前方からの風の影響を受ける事なく、快適なクルージングが可能となります。また発売当時のキャッチコピーは『高速連続走行時でも快適です』といったまさに大型カウルの恩恵を捻る事なくダイレクトに伝える様なもの。それほどまでにこのカウルの風防効果は凄まじいものだったそうです。また、大柄な車体に対して短く低いハンドルもライダーの体を一切の風から守る為の仕様だと思われます。
この特徴的な大型カウルを手掛けたのはハンス・ムート氏(Hans A. Muth)。このハンス・ムート氏はとある界隈では知らない人はいないバイク史において知名度の高いデザイナーの一人です。
このハンス・ムート氏はSUZUKIのKATANAのデザインも担当し、日本でもかなり有名な方です。R100RSとKATANAを見比べて見ればなんとなくデザインの志向性が似ているのがよく分かるのでは無いでしょうか。この特徴的なデザインは同氏にとってもアイデンティティの様なものだと思います。
そんな特徴的なカウルですがただ目立つだけに作られたのではなく、風防効果や空気抵抗を緻密に計算しつくされたこのカウルは今でも「これを越えるカウルは存在しない」とまで言われているのだとか・・・
正に最強のカウルを手に入れたR100RSは唯一無二の存在としてその価値を大いに向上させる事となったのです。今見ても強烈なインパクトで見るものを圧倒する事間違い無しですね。大柄ではありますが全体的にレーシーな雰囲気もあり、意外にも当時のレーサーっぽい革ツナギを着て跨っても様になる二面性を持っています。
R100RSのメッキパーツの再メッキ施工例をご紹介
今回はR100RSのオーナー様のご依頼でマフラーの再メッキを施工致しました。BMWモトラッドの代名詞とも言えるボクサーから伸びるエキゾーストパイプとサイレンサー。本来の美しさを取り戻し、曲線の滑らかさが際立ちます。シルバーのカウルと相性も抜群です。
R100RSのメッキパーツを史上”最鏡”に!
以上BMW R100RSのご紹介とメッキパーツの再メッキ加工の施工例のご紹介でした。BMWモトラッドを代表するモデルで、唯一無二の存在感を放つR100RS。希少なバイクとして今後も語り継がれていく事でしょう。
そしてR100RSの様な旧車・絶版車を所有するのであればやはり外装コンディションの維持にも注意していきたいところです。
もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護材にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
メッキ加工も承ります
BMW R100RS マフラー
再メッキ前
再メッキ後
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。