『BMW 2002』風格あるクラシックな2ドアセダン メッキ加工の施工例もご紹介

史上最鏡を手に入れろバナー BMW 2002

画像参照元…BMW公式ページ

風格ある2ドアセダン『BMW2002』
1968年、BMW2002を発表。02シリーズとして1966〜1977年にかけて製造販売されていた2ドアセダンモデルで、2.0リッターエンジンを搭載したのがこの2002です。2ドアセダンというボディタイプは今となっては聞かなくなった珍しい種類ではないでしょうか。読んで字の如く4ドアセダンよりもドア枚数が少ないシームレスなデザインでありながらも、後部座席は実用的に人を乗せることを前提とした作りである事が特徴です。

現代ではセダンと言えば4ドアが主流となっていますが、当時としてはドア部品がより多く、車体中央部を細いピラーで懸架する為、十分な剛性が必要としているため2ドアセダンよりも高価な、言わば上位互換的な存在が4ドアセダンでした。

しかし2ドアセダンと言ってもチープ感があるという訳ではなく、風格はセダンそのもの。ユーザーの用途や趣味嗜好によっては2ドアセダンの方が向いている場面もあった程です。

特に今回ご紹介するBMW2002は2ドアセダンの魅力あるビンテージカーで、今も尚多くの愛好家によって支持され続けている名車です。ボディは直線を基調とした角ばったもので、フラットなボディラインが特徴的です。フロント意匠はビンテージカーらしい丸目のヘッドライトに、フロントグリルにはBMWのアイデンティティと言える”豚鼻”もデザインされています。

車体をぐるりと一周したメッキモールを装着するなど、贅沢な加飾も魅力の一つです。長い歳月が経っても、高級感は霞むことがありません。

またBMW2002の他にソレックス40HHツインキャブを搭載したBMW2002ti、機械式インジェクションモデルのBMW2002tii、通称「マルニターボ」と呼ばれていたターボチャージャー搭載モデルのBMW2002ターボなどが存在していました。

BMW2002主要諸元

グレード2002
ボディタイプ2ドアセダン
車体型式
エンジン型式
エンジン種類直列4気筒SOHC
排気量1990cc
シリンダーボア89mm
ピストンストローク80mm
圧縮比
最高出力/回転数130ps/5800rpm
最大トルク/回転数18.1kgf•m/4500rpm
トランスミッション4速AT
全長4230mm
全幅1590mm
全高1410mm
ホイールベース2500mm
最低地上高
車両重量990kg
乗車定員5名
燃料タンク容量46L
燃料消費率(WLTC)
燃料消費率(10•15)
駆動方式FR
懸架方式(前)独立マクファーソンストラットコイル
懸架方式(後)独立セミトレーリングアームコイル
ブレーキ(前)ディスク
ブレーキ(後)ドラム
タイヤ(前)165HR13
タイヤ(後)165HR13

BMW2002の再メッキ施工例のご紹介

今回はオーナー様のご依頼でBMW2002のパーツの再メッキ加工を施工させて頂きました。永きに渡りBMWのアイコンとなっているフロントグリルの”豚鼻”部分の再メッキ加工です。

こちらが施工前です。クラシックBMWの”豚鼻”は縦に細長いのが特徴です。こちらは年式を考えるとかなり綺麗で輝きは残っていますが全体的にくすんだ印象です。

こちらが再メッキ施工後です。右下部分あたりを注視して見ると周りの景色が綺麗に反射しているのが分かります。また全体的に輝きを取り戻し、滑らかな質感とテーパー加工などの細かいディティールがよく分かるようになりました。BMWの象徴とも言える部分なので、ここを再メッキするだけでもガラリと印象は変わります。

BMW2002のメッキ パーツを史上”最鏡”に!

以上、BMW2002とメッキ加工の施工例のご紹介でした。今回は一部のパーツのご紹介でしたが、ボディに装着されたメッキモールや前後のバンパーなど、再メッキのしがいがある部分はまだまだ存在します。

BMW2002のような貴重なクラシックカーを新車の様な美しさを取り戻すには、再メッキ加工はかなり必要なレストアのポイントになるかと思います。旧車のオーナー様は是非ともくすんでしまった愛車のメッキパーツの再メッキを検討してみては如何でしょうか?

そして再メッキを施したあとは、輝きを失わせない為にお手入れとメンテナンスをすることでメッキパーツの寿命を大幅に伸ばし、愛車をいつまでも美しく保つ事ができます。

もちろん塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・

車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。

それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。

またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。

愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。

メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)

メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。

そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!

サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。

使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)

メッキ磨きにはミガキング!(使い方)

メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。

しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。

そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!

ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。

ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。

経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。

メッキの保護材にはメッキング!(使い方)

愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護材を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。

そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!

メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。

しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。

メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。

100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。

それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ

様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。

それぞれのKINGの使い方の組み合わせ

愛車はどのKING?

KINGチャート05

3つのKING

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クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑

フロントグリルにもメッキング

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

メッキング画像

メッキング愛用者の声

「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。

ヴェルファイアにメッキング

メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!

新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!

メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。

拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!

使用車種ヴェルファイアG's N様

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

1.
メッキング重ね塗布1回目

2.
メッキング重ね塗布2回目

3.
重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

  • 見た目重視の場合は薄く
  • 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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