バイクとメッキパーツ
バイクの用途は様々で、ビジネスユースや通勤通学などニーズは多岐に渡ります。経済性や利便性なども魅力でも有りますが、やはり最大の魅力と言えばやはり趣味性・嗜好性の強さでしょう。もちろん性能もそうだと言えますが、自分の愛車がカッコよこればカッコいいほど、美しければ美しいほどオーナーの心は満たされていくものだと思います。
そこでバイクをより美しく魅力的に加飾してくれるのがメッキパーツの存在です。もちろんその限りでは無いですが、最も分かりやすく強烈な印象を与えてくれるメッキパーツの存在はバイクにとっても大きいと言えるでしょう。
しかし、バイクを美しく飾ってくれる一方で、一度サビてしまえばそのせっかくの輝きが失われてしまい見た目が非常に悪くなってしまいます。そこでメッキパーツのサビについて簡単に解説していきたいと思います。
目次
メッキパーツは何故サビるのか
車やバイクのパーツに対して主に施されているメッキ加工は『クロームメッキ加工』と呼ばれるもので、メッキ加工の中でも耐久性・耐候性・耐蝕性・褪色性に優れています。これは野外で走行・保管されている車やバイクにとって必要不可欠な性能なのです。
クロームメッキ加工は単体で施工されるのでは無く、バフ研磨を施した素材→銅メッキ→ニッケルメッキ→クロームメッキという様に重ねて施工していく構造になっています。
また、クロームメッキの性質として滑らかな触り心地が挙げられますが、その摩擦係数はおよそ0.15以下と言われています。素材としての鉄の摩擦係数が0.52、コーティングなどを施していないボディの塗装面の摩擦係数がおよそ0.44と言われているので、クロームメッキが如何に表面が滑らかなのかが分かりますね。
見た目だけでは無く質感も上質で、まさに車やバイクにとって相性抜群のクロームメッキ加工。耐久性と耐候性に優れた一方で、実は繊細な面を持っています。なんだか矛盾している様に聞こえますが、硬く洗練された加工技術だからといって無敵ではありません。
クロームメッキの特性上、表面には無数の穴が空いています。穴といっても指で触ったくらいではまず分からない非常に小さな穴です。先ほども言った通り、クロームメッキは非常に滑らかな表面なのでにわかには信じがたいですが、そんなクロームメッキにも微細な凹凸が確かに存在するのです。その無数の穴こそが、クロームメッキを腐食させる原因のひとつなのです。
クロームメッキ腐食の原因が表面の穴と言っても、もちろん穴が空いているだけでは腐食など起きません。むしろクロームメッキ自体は錆びにくいという特性も持っています。
無数に空いた穴に水分や汚れといったものが蓄積していきます。その汚れや水分が侵入した先にあるのはクロームメッキ加工の下地となるニッケルメッキです。このニッケルメッキはもちろんクロームメッキよりも防錆性に乏しく、水分や汚れによって錆てしまいます。それが点錆として表面に現れているのです。
つまりクロームメッキの表面自体は錆びにくいが無数の穴がある為、下地のニッケルメッキに浸透し錆を発生させ内側から腐食している・・・という事になります。まさに万能と思われたクロームメッキの思わぬ『落とし穴』なのです。
そして最悪の場合、再メッキしか救う道はなくなってしまうのです。再メッキとなれば費用も掛かり、出来ればそうなる前になんとか防ぎたいところです。そうならない為にはメッキ腐食に対する正しい知識と正しい対処法を知る必要があります。
バイクに使われる主なメッキパーツ
さてメッキという素材が如何に繊細なモノかが分かったと思うので、バイクに使用されている主なメッキパーツは何があるのか見てみましょう。
- ウインカー
- ヘッドライト
- フロントフォークインナーチューブ
- グラブバー
車種によってはこれ以上、もしくはこれ以下のものも有ります。旧車などはメッキパーツが随所に使用されている事が多い一方、最近ではマット系が人気なのでメッキパーツをあえて使わない車種も多く有ります。しかしバイクの要となるパーツでほぼ全ての車種と言って良いほどメッキ加工が施されているパーツが有ります。それが”フロントフォークのインナーチューブ”です。
インナーチューブのサビには特に注意!
フロントフォークは路面の凹凸からなるショックを吸収するだけではなく、バイクの顔となる部分を担う重要なパーツの一部とも言えます。そういった重要かつ目に入りやすい部分だからこそ、フロントフォークのインナーチューブのサビというのは非常に注意が必要です。
見た目の悪さはもちろんのこと、フロントフォークの伸縮時にサビ部分の摩擦でダストシールに傷が入ったり、アウターチューブ内に入ってしまうおそれも考えられます。もちろんサビの程度による部分もあるかと思いますが、やはりフロントフォークのアウターチューブのサビには神経質にならざるを得ません。
プロのメッキ専門店が出しているメッキ保護剤は”メッキング”だけ!
愛車のメッキを美しく保つための保護剤は様々ですが、実はメッキの加工・塗装を専門としたいわゆる”プロのメッキ専門店”が出しているメッキ保護剤は現時点では”メッキ工房NAKARAIのメッキング”だけです。
長年メッキと向き合ってきたからこそ、メッキの美しさと弱点を知り尽くしています。そう言ったノウハウを活かし、どのようにしてお客様のメッキに関する困り事を解決するのか試行錯誤の末に開発したのが”メッキング”です。
特にバイクのインナーチューブの様な重要かつ目立つパーツであればしっかりと保護をしてケアをしていくのが望ましいでしょう。もちろん他メーカーさんでも素晴らしい保護剤は有りますが、一度メッキングの輝きの美しさを試してみては如何でしょうか?
愛車をいつまでも史上”最鏡”に!
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキのサビ取りにはサビトリキング !(使い方)
メッキにはミクロン単位の無数の小さな穴が空いています。そこから水分が入り、点サビが発生し徐々に下地に侵食するのですが、そのサビを無理やり落とそうとすれば傷付けたくないメッキの表面まで傷めてしまいます。
そこで登場するのがNAKARAIの『サビトリキング』です!
サビトリキングはメッキに反応しにくく、サビにのみ反応しやすい薬品を使用しているので傷付けたくないメッキ部分の皮膜を極力ダメージを与えずサビを落としてくれます。
使い方は容器をよく振り、専用クロスにたっぷり塗布してクロスの表面をこまめに変えながら撫でる様に優しく磨くだけです!(※クロス面の同じ箇所で磨き続けると、取れたサビでメッキを傷付ける可能性があります。また金・銀・銅メッキには使用不可です。ステンレス製品にも使用頂けますが、黒ずみが発生しますので黒ずみがなくなるまで乾拭きをしてください。但し、鏡面仕上げのステンレスへのご使用は避けてください。)
メッキ磨きにはミガキング!(使い方)
メッキ磨きに重要なのは如何に少なく磨くかです。磨くという行為の回数を減らす事がメッキの寿命を左右しますので、少なければ少ないほどメッキには良いのです。
しかし、汚れやくすみを綺麗にするには力を込めて何度も磨かなければ落ちないというジレンマに陥ってしまいますね。
そんな問題を解決してくれるのがNAKARAIの『ミガキング』です!
ミガキングはその名の通り、メッキを磨く為に開発された専用のケミカルです。意外と繊細なメッキの表面を極限まで優しく磨く事ができるメッキの磨き材で、少ない磨き回数で効率良く汚れやくすみを除去してくれます。
ミガキングの使い方は、同梱の専用クロスに適量を垂らしとにかく優しく撫でる様に磨くだけです。
経年で劣化したメッキパーツにももちろん効果的ですが、新車購入時に傷のない状態のメッキパーツに使用していくのも非常にオススメです。間違ったお手入れ方法で傷ませず、ミガキングの様なメッキ磨きに特化した正しいケミカルを磨いて上げるのがメッキの寿命を左右します。
メッキの保護剤にはメッキング!(使い方)
愛車のメッキがサビトリキング、もしくはメッキングで美しく仕上がった所で、表面に保護剤を塗ってあげましょう!せっかく綺麗になったメッキの表面が保護できていなければ、またサビが発生しやすくなります。
そこでメッキの保護に適したケミカルがNAKARAIの『メッキング』です!
メッキングにはそういったメッキに優しくない成分である研磨剤を含まないメッキの保護剤です。メッキの表面にダメージを与えず効果的に保護皮膜を作る事が出来ます。
しかもメッキングによって出来た保護皮膜はクロームメッキの表面にある無数の穴を埋める事ができ、クロームメッキの弱点を補う事が出来るのです。使い方としては専用のクロスでとにかく薄く薄く!が基本です。
メッキング塗布後は、酸素・水・油・埃などの腐食の原因を寄せ付けない保護膜を形成する事です。その効果については梅雨時期に野外放置しても保護効果を発揮します。クロームメッキの天敵である水分から守り錆を発生しにくくしてくれるのです。屋外保管が多い車やバイクであればかなり重要な性能です。
100%食い止める事は難しいですが、定期的に重ね塗りをしてあげれば永続的に錆から守ってくれるので新車購入時にこそメッキングによるお手入れが重要になってきます。
それぞれの”KING”の使い方の組み合わせ
様々なメッキ パーツに対する困りごと・お悩みを解決するためにNAKARAIが誇るそれぞれの”KING”の使い方の組み合わせをご紹介します。
愛車はどのKING?
メッキ手入れ
クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。
初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。
クロムメッキ磨き剤「ミガキング」
クロムメッキ保護剤「メッキング」
クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」
メッキ加工の事ならNAKARAI
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。