画像参照元…日産公式ページ
日産が誇るスポーツカー『フェアレディZ』
フェアレディZは日産が誇るFRスポーツ。GT−Rとのダブルフラグシップ体制で多くの車好きたちを魅了してきた名車中の名車です。今回はそんなフェアレディZの歴代モデルを一挙に解説していきたいと思います。どのモデルもかなり個性的かつ魅力的なので、車好きの方であれば一度は憧れた事があるのでは無いでしょうか。
フェアレディの名を冠したのは1959年発売のダットサン・フェアレディが初めて。私たちが知るフェアレディの面影はほとんどなく、曲線を基調としたボディと丸目のヘッドライトが印象的な愛嬌のあるデザインが特徴的です。販売台数も非常に少なく、かなりレアなモデルです。車名には『Z』の文字は無いため、一般的にはフェアレディZの初代モデルとしてカウントされる事は少ないですが、フェアレディのオリジン(原点)と言える貴重なモデルです。
今回は1969年登場のS30型フェアレディZから2022年モデルの新型フェアレディZまでをご紹介していきます。
目次
フェアレディZの名前の由来
『フェアレディZ』の名前の由来をご存知でしょうか?”フェアレディ(FAIRLADY)”とは美しい女性・淑女・美しいお嬢さんを意味し、”Z”は未知への可能性と夢を意味しています。歴代フェアレディZを見ればかなり頷けると思いますが、ボディはまさに美しい女性の様なフォルムで見る者を魅了します。また”Z”の称号の通り性能と可能性を秘めており、どのモデルもそれぞれ名車と呼ぶに相応しいモノばかりです。
スポーツカーにしては気品のある車名ですが、キャッチーなネーミングかつお洒落な響きなのが魅力的ですが、日本国内では”Z”の愛称で呼ばれる事が多く、新旧問わず各モデル共に今でも多くの愛好家によって愛され続けています。
初代フェアレディZ S30型(1969−1978)
車名に”Z”を初めて冠した初代フェアレディZ。ロングノーズにショートデッキ、流麗なフォルムのファストバッククーペで既に初代から確立された独特のスタイルです。
エンジンは2.0L/2.4L/2.6L/2.8Lまで展開されており、2シーターと4シーターがそれぞれ設定されていました。外観については先端の尖ったフロントノーズに窪んだヘッドライトが特徴的です。
トップグレードである”Z432”の搭載エンジンはS20型2.0L直列6気筒DOHCで最高出力160ps/7000rpm、最大トルクは18.0kgf•m/5600rpmを誇っており、4バルブ・3キャブレター・2カムシャフトという仕様から”432”と名付けられていました。最高速は210km/hをマークし、スポーツカーとしてのポテンシャルの高さを見せつけていました。
2代目フェアレディZ S130型 (1978−1983)
1978年にモデルチェンジしたS130型が登場。基本的なデザインは初代からほぼそのまま踏襲していますが、ボディの全長が延長されサスペンションの仕様などが変更された他、全体的に角張ったボディ、フェンダーミラーをラウンドタイプからスクエアタイプ、テールランプのデザインが一新されるなど、外観に細かな変更が見られます。
搭載エンジンは2.0L/2.8Lの直列6気筒DOHCが用意されており、1982年にはフェアレディZでは初となるL20ET型2.0Lターボエンジンモデルが登場しています。
また国産車としては初となるTバールーフを採用したモデルを新たに追加し、オープンカーの様な開放感のあるドライビングを実現するなどして高付加価値のあるクルマとして進化していきました。
3代目フェアレディZ Z31型(1983−1989)
3代目にしてフェアレディZはデザインに大きな変革をもたらしました。流麗なデザインから直線的でよりスポーティなボディへ変わり、フェンダーミラーからドアミラーへ、ヘッドライトはセミリトラクタブルを採用。イタリアンスーパーカーの様な出で立ちとなりました。ボンネット左側にエアインテークを配置したアシンメトリーデザインも革新的でした。型式もSからZへ変更されています。
搭載エンジンも一新され、直列6気筒からV型6気筒へと変更。排気量設定は2.0L/3.0Lとなっています。3.0L仕様のVG30ET型V型6気筒SOHCの『フェアレディZ 300ZX』は最高出力230ps/5200rpm、最大トルク34.0kgf•m/3600rpmという、当時の国産車としては驚くべきスペックを誇っていました。
4代目フェアレディZ Z32型(1989−2000)
Z31型で既にデザイン変革をもたらしていましたが、4代目のZ32型にして更に、デザインに大きな変化が有りました。ロングノーズ&ショートデッキの一貫したスタイリングから、ワイド&ローへ変わり、当時のトレンドを多く取り入れた真新しいフォルムへと進化しています。
エンジンは3.0LのV型6気筒DOHC。ツインターボ搭載のVG30DETT型『フェアレディZ
300ZX』の最高出力は280ps/6400rpm、最大トルクは39.6kgf•m/6300rpmと先代モデルの300ZXよりも更に上をゆくパワートレインとなっていました。
5代目フェアレディZ Z33型(2002−2008)
2002年に新たに登場したZ33型フェアレディZは初代に原点回帰する様に、流麗なフォルムのファストバッククーペスタイルへと戻りました。日産自動車の再建計画である日産リバイバルプランの一翼を担い、先代モデル生産終了後2年ぶりに颯爽とラインナップに再登場。『フェアレディZ新章』としてファンを沸かせました。
流れる様なボディラインと鋭く吊り上がったヘッドライトは当時としてもインパクトのある見た目で、停車している状態でもスピード感のあるデザインです。
搭載エンジンは3.5LのV型6気筒DOHC。VQ35HR型エンジン搭載モデルは最高出力313ps/6800rpm、最大トルク36.5kgf•m/4800となっています。ボディタイプは3ドアハッチバッククーペとオープンスタイルのロードスターが用意されていました。
6代目フェアレディZ Z34型(2008−2020)
Z33型から更にフルモデルチェンジし登場したZ34型フェアレディZ。曲線の美しいファストバッククーペスタイルはそのままに、ヘッドライトを鋭利な楔型に変更するなどしてデザインに緩急がつけられています。
一見大きな変化は見られない様に感じますが、リヤタイヤをフロント側へ詰めてホイールベースを100mm短縮、全幅を30mm拡張するなどしてコーナリングと高速走行時の安定性をより高めています。
排気量は更にアップし3.7Lへ。VQ37VHR型V型6気筒DOHCエンジンの最高出力は336ps/7000rpm、最大トルクは37.2kgf•m/5200rpmと更に向上しています。
7代目フェアレディZ RZ34型(2022−現行)
今現在現行モデルとして販売されている最新型フェアレディZ。型式がZからRZと変更されていますが型番の”34”は据え置きとなっています。これは「日産社内での企画がマイナーチェンジとしてスタートした為」とされていた事が理由らしく、公式ではフルモデルチェンジとして位置付けている様です。
デザインは初代からのアイデンティティを大いに感じるロングノーズのファストバッククーペスタイル。ボディの流麗さに更に磨きがかかりより芸術品の様なフォルムに仕上がっています。ヘッドライトはアーモンドアイ型が採用されており、大幅にエクステリアの変更が施されています。
搭載エンジンは3.0LのVR30DDTT型V型6気筒DOHC。最高出力は405ps/6400rpm、最大トルクは48.4kgf•m/1600−5600rpmとなっています。
愛車をいつまでも美しく!
以上、日産の誇るFRスポーツ『フェアレディZ』の歴代モデルの解説でした。初代の登場から現代に至るまで、とても歴史が深い車ですので、どの年式モデルも名車揃いです。それぞれ違った良さが有ります。全ては語りきれない程、魅力の詰まったフェアレディZ、今後も更なる可能性を広げ進化していくのが楽しみです。
今後のモデルチェンジで流麗なファストバッククーペスタイルを踏襲し続けるのかは分かりませんが、これからも多くのファンを魅了していく事でしょう。
もちろん外装メンテナンスにも気を使い、いつまでも美しく保っていきたいところですね。塗装のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへもコーティングを施し愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、何もせず放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事になり兼ねません・・・
車やバイクに施されているメッキ加工は『クロームメッキ』と呼ばれるキズや錆に強い加工技術ですが、やはりこのクロームメッキも完璧ではありません。確かにクロームメッキの加工面自体は硬く滑らかになっていますが、手触りでは分からないほど無数の穴が表面に存在しています。その穴から水分が入り込み、下地にあるニッケルメッキを侵食しやがて表面のクロームメッキごと剥がれ落ちてしまいます。
それを防ぐ為に、メッキを磨いたりした後はメッキパーツにもコーティングを施してこの水分の侵入を防ぐ必要があるのです。
またメッキ磨きに使用する磨き剤も正しく選ぶ必要があります。メッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもメッキ専用で、しかもきちんとしたものを使わないと更に傷みやすくなり錆や劣化の原因になります。
愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為に、しっかりとメンテナンスを依頼するショップやケミカルを選び、愛車を美しく維持していきましょう。
メッキ加工も承ります
日産フェアレディー300ZX サクションパイプ
メッキ前
メッキ後
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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