画像参照元…TATA Motors公式ページ
TATA Motors Limited(タタ・モーターズ)はインド・マハーラーシュトラ州ムンバイを本拠地とした自動車会社です。
インドでは最大規模の自動車会社で、商用車の国内シェアはなんと60%を持っています。
商用車(トラック・バス)部門は世界5位、乗用車部門はインド国内2位の実績がある自動車メーカーです。
1945年より商用車を開発・販売しており、ジャガーランドローバー(イギリス)・タタ大宇(韓国)・タタイスパノ(スペイン)などを傘下にし、フィアット・カミンズ・マルコポーロなどの企業と合同事業を展開しています。
日本のトラック市場の3〜4倍とも言われるインド市場ですが、そこで活躍するトラックとはどのようなものなのでしょうか。
この記事では、インド最大手TATA Motorsの歴史や功績を解説します。残念ながら日本ではお目にかかれない大型トレーラーTATA PRIMA(タタ・プリマ)5530.Sもご紹介していきます。
TATA Motors|歴史と功績
インド国内で最もシェアを獲得しているTATA Motorsは、2005年に国内シェアを59,7%にまで集めるほどの人気がある自動車会社です。
これほどのシェアを集めたTATA Motorsは、どのようにして成長してきたのでしょうか。
こちらでは、TATA Motorsの歴史を解説していきます。
約150年と凄まじい歴史を簡潔でわかりやすく説明していきます。
1868年設立|TATAグループの基盤
約150年の歴史があるTATAグループですが、設立者はJamsetji Nusserwanji Tata(ジャムシェトジー・タタ)です。
彼が29歳の時に、資本金21,000ポンドを元手に商社を設立したことがきっかけとなっています。
1874年にインド・ナグプールに繊維工場を設立、1903年にはタージマハール・ホテルの営業を開始するなど多方面で活躍した資本家でした。
現在では、1,100億ドルの資本があるTATAグループ、その発祥の原点となる偉大な人物として祭られています。
1932年|TATA航空(エアインディア)誕生
TATAグループの成長期と言われる1918〜1945年にはラタンジ・タタ卿が経営指揮を取り始めました。
1929年にはインドで最初のパイロットライセンスを取得し、カラチからムンバイへの飛行操縦を始めます。
この活動により、インド国内では航空志向が高まり、1932年には国内初となるTATA航空(後にエアインディアと改名)が誕生しています。
1936年にはTATA社会科学研究所が設立され、インドでソーシャルワーク教育の先駆者として時代をリードしていったのです。
1945年|商用車メーカーTATA Engineering and Locomotive Company設立
TATA Engineering and Locomotive Companyの設立によりTATAグループはさらに成長を遂げることとなります。
1945年当初は、国内向けの商用車(トラック・バス)の製造に注力していました。
1991年TATAシエラの製造をきっかけに乗用車部門を開設し製造・販売を開始します。
1998年に発表したコンパクトカーの大ヒットで乗用車メーカーとしての認知が広がりました。
そして2003年にTATA Motorsと改名をし現在に至ります。
2004年には大宇自動車(韓国)の大型車ユニットを買収し、ニューヨーク証券取引所で上場したのです。
2009年には、10万ルピー(約2,000ドル)の超低価格帯「nano」が販売を開始し、世界的な注目を集めました。(2009年当時、1ドル=約93円なので、2,000ドル=約186,000円、20万円を切る乗用車となります。)
TATA Motors|海外進出
TATA Motors(TATA Engineering and Locomotive Company)は、1961年より輸出に注力し始めました。
現在、市場の規模をアフリカ・ラテンアメリカ・APAC(アジア太平洋)・中東に伸ばし世界的認知を獲得しています。
世界で5位の実績があるTATA Motorsはどのようにして輸出を成功させたのでしょうか。
こちらでは、TATA Motorsの海外輸出の軌跡をお伝えします。
各国に組み立て工場を設立
1961年から車両の輸出開始以来、TATA Motorsはさまざまな地域に組み立て工場を設立しています。
現在では、バングラデシュ、スリランカ、ベトナムをはじめ、マレーシア、南アフリカ、チュニジア、ナイジェリア、エチオピアの地域で工場を設立し組み立て作業を行なっているのです。
TATA Motorsでは、地域のニーズにより商用車をカスタマイズしていて品質・安全・環境はもちろんのことユーザーの満足度の向上に研究・開発をし幅広いシェアを獲得しています。
TATA Motorsグループは2022年までに、125ヵ国以上、8800ヵ所以上のタッチポイントを設ける世界規模のネットワークを備えているのです。
TATA Motorsグループは、イギリス、イタリア、インド、韓国にR&Dセンターがあり、グローバルな市場を展開しています。
1992年アフリカ大陸進出
TATA Motorsは1992年からアフリカ大陸での市場拡大を開始しています。
南アフリカをはじめ、アンゴラ、コンゴ、ガーナ、ケニア、モロッコ、モザンビーク、ナイジェリア、セイシェル、スーダン、タンザニア、チュニジア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエに車両を提供しています。
南アフリカのロスリンに製造拠点を設け、乗用車・SUV・バスさらには、7〜75トンのトラックを生産し販売をしています。
2009年ラテンアメリカ進出
TATA Motorsは2009年からラテンアメリカへの市場拡大も行なっています。
TATAのCV製品ポートフォリオはラテンアメリカにおいて「パワーパフォーマンス」と「ライフサイクルコスト削減」が顧客に魅了され市場シェアを拡大したのです。
現在では、ボリビア、チリ、エクアドル、ウルグアイ、パラグアイに市場を広げ認知を得ています。
TATA Motors大型トレーラー|TATA PRIMA5530.S
ここからは、TATA Motorsの大型トラクタートレーラー「TATA PRIMA5530.S」のご紹介です。
世界クラスの人間工学とNVHレベル(騒音・振動・不快感レベル)を備えたスマートな設計が魅力的なキャビンスペースをはじめ、長距離ドライバーの負担が少なく快適な運転が国内外で人気を得ています。
TATA PRIMA5530.S|エンジン
アメリカのエンジンメーカーであるカミンズ(Cummins Inc)のディーゼルエンジンを搭載しています。
カミンズISBe6,7Lは、直列6気筒の可変ノズルターボ搭載のディーゼルエンジンです。
インドのディーゼル規制「BS6(バーラトステージ6)」に適合したエンジンが採用されています。
最大排気量は6.7L、最大出力224Kw@2300rpm|最大トルク1100Nm@1100-1700r/min
経済的な燃費対策として、
- 高いトルクを生み出せる低rpmエンジン
- 最適化された2段階燃料フィルター
- 燃料節約に特化した電子粘性ファン
メンテナンスコスト削減として、
- 燃料フィルター交換時期が120Kkmまで延長
- オイルフィルター交換時期が80Kkmまで延長
このようにして経済的な運転が可能となり、ユーザーの獲得に成功しています。
TATA PRIMA5530.S|ギアボックス・DPF排気ガス処理
ギアボックスは、9速シンクロメッシュFGR9.13シフトタイプはリンケージを採用しています。
メンテナンスコスト削減として、クラッチフルード交換時期は200Kkmまで、トランスミッションオイル交換時期は160Kkmまで延長し対応可能です。
ディーゼル排気後処理システムとして、ユーロⅥに対応した排ガス処理システムが採用されています。
尿素SCR機能の中断対策として、DEF濃度が常に確認できる品質センサーを付与しました。
DPFクリーニングを少なくすることで、煤(すす)の発生が低減しています。
この結果、ランニングコストが削減され、経済的な運用が実現されたのです。
TATA PRIMA5530.S|安全機能・装備
TATA PRIMA5530.Sは安全機能・装備が充実しています。
テレマティクス対応の電子アンチ燃料盗難システムは、いたずら防止機能だけではなく燃料の節約や運用コスト削減にも適した機能が追加されています。
運転席パネルにある3モード燃費スイッチを利用することで、平坦な道からキツい登り勾配での走行に対しベストな負荷・速度をキープし燃費を管理しています。
運転席のマルチインフォメーションには、新世代インストルメントクラスターが使用されドライバーの情報を的確に判断し、低燃費走行や安全運転を提案してコーチングしてくれるのです。
ストップアンドゴー機能を使用し、登り坂でのロールバックを防止します。運転席パネルのスイッチで簡単に操作ができ、クラッチとブレーキライナーの摩擦を最小限に抑えます。
テールランプにはLEDを採用し、低消費電力かつ長い耐久性が実現しランニングコスト削減に役立ちます。
過度なブレーキや急加速、急なコーナリング、オーバースピードに対し、ドライバーにアラート警告をし事故を未然に回避、リアルタイムで車両の追跡が可能なので完全なセキュリティと安全性の保証が実現するのです。
愛車はどのKING?
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
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メッキ磨きならミガキング
メッキング&サビトリキング&ミガキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。