画像参照元…ホンダ公式ページ
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ホンダのプレミアムセダン『レジェンド』
突然ですが皆さんはクルマに求めるものとはなんでしょうか?走行性能、快適性、デザイン性・・・求めるものは人それぞれだと思います。最近ではコンパクトカーやSUVなど気軽に乗れてお洒落なクルマがかなり人気の様ですが、人を快適に運ぶ、クルマとして純粋に楽しむと言う点ではセダンもかなり魅力的では無いでしょうか。
そもそも『クルマ』と言えばやはりセダンがスタンダードスタイルでボンネット・キャビン・トランク・4ドアの組み合わせは汎用性が高く万人に受け入れられる標準デザインとも考えられます。長年に渡って常にセダンは上位をキープしていた『売れ線』であったのは確かです。しかし先ほども言った通り、コンパクトカーやSUVが主流の現代ではなかなかセダンの人気にも陰りが見え始め、より付加価値を与えないとその存続は危ぶまれるほどです。
今回はそんな高付加価値が与えられたセダン『ホンダ・レジェンド』の最終モデルについて語っていきたいと思います。レジェンドはトヨタ・クラウン、日産・スカイラインに並ぶホンダの最高級セダンです。2022年1月に惜しまれつつも生産終了した事で話題となったのも記憶に新しいと思います。
ホンダと言えば古くからシビックなど人々の生活に寄り添ったクルマをメインに製造販売してきたメーカーですが、このレジェンドはそれまでの大衆車とは一線を画す最上級セダンとして君臨し、他メーカーの高級セダンと比べても勝るとも劣らない非常に完成度の高いものでした。
ホンダのEセグメントを支えたフラグシップモデルが生産終了したのは非常に悲しいですが、長年に渡って人々を魅了し続けたレジェンドの華やかな引退はまさに伝説となった瞬間とも言えます。完成度が高く魅力溢れるレジェンドが一体どんなクルマなのか徹底解説していきます。
レジェンドの軌跡
車名である『レジェンド(LEGEND)』は文字j通り『伝説』と言う意味が込められています。1985年2月、ホンダとしては初となる3ナンバー仕様のセダンとして初登場しました。国内販売ではもちろん、ホンダがアメリカ市場展開している『アキュラ』ブランドにおいても最上位モデルとして設定され、国内外問わず幅広く親しまれていました。
ホンダ初の高級セダンモデルであるレジェンドは後のローバーとなるイギリスのブリティッシュ・レイランドと共同開発された特別な一台です。懸架方式からインテリアデザインなど、高級車のノウハウを一から同社からアドバイスを受けたそうです。初代レジェンドが日本車で有りながらもどこかヨーロピアンな雰囲気が漂うのもそのせいでしょう。
初代レジェンド:KA1-6型 1985-1990年
直線を基調とし、大きく広いボンネットとフラットなフロントフェイスが特徴。4ドアセダンに加えて2ドアハードトップのボディタイプが設定されていました。
2代目レジェンド:KA7/8型 1990-1996年
エンジンレイアウトにFFミッドシップを採用。デザインもよりスタイリッシュかつスポーティーなものへ変更されています。
3代目レジェンド:KA9型 1996-2004年
エクステリアがより高級感溢れるデザインへと変貌を遂げています。特に大型グリルが特徴的で、3ナンバー高級セダンらしいフロントフェイスとなりました。オプションでは本木目のウッドパネルが採用されるなど、インテリアもより拘りを感じます。
4代目レジェンド:KB1/2型 2004-2012年
フルモデルチェンジによってよりスタイリッシュさが向上しています。ヘッドライトは大きく吊り上がり、フロントグリルはよりソリッドなデザインへと変わりました。2004年F1日本グランプリではマーシャルカーに採用されるなど、より注目を浴びました。2012年には一旦生産終了しています。
5代目レジェンド:KC2型 2015-2022年
4代目の生産終了から3年の歳月を経て新型として再登場。高級車として醸成されたデザインは一線を画す秀逸なものでした。外観や性能についてはじっくりと解説していきます。
レジェンドの主要諸元(5代目 2022年1月生産終了モデル)
車体型式
- 型式:6AA-KC2
エンジン
- 型式:JNB-H2-H3−H3
- 種類:V型6気筒OHC
- 冷却方式:水冷
- 総排気量:3471cc
- 燃料供給方式:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
- 内径(シリンダーボア):89.0mm
- 行程(ピストンストローク):93.0mm
- 圧縮比:11.5
- 最高出力/回転数:231kW(314ps)/6500rpm
- 最大トルク/回転数:371N•m(37.8kgf•m)/4700rpm
- 使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
- トランスミッション:7速AT
- 操作方式:オートマチックパドルシフト
モーター
- 型式:H2-H3-H3
- 種類:交流同期電動機
- 最高出力/回転数(前):35kW(31.4ps)/3000rpm
- 最高出力/回転数(後):27kW(37ps)/4700rpm
- 最大トルク/回転数(前):148N•m(15.1kgf•m)/500-2000rpm
- 最大トルク/回転数(後):73N•m(7.4kgf•m)/0-2000rpm
寸法
- 全長:5030mm
- 全幅:1540mm
- 全高:1155mm
- ホイールベース:2850mm
- 最低地上高:145mm
- トレッド(前):1630mm
- トレッド(後):1630mm
- 車両重量:1990kg
性能
- 乗車定員:5名
- 最小回転半径:6.0m
- 燃料タンク容量:57L
- JC08モード燃料消費率:16.4km/L
- WLCTモード燃料消費率:12.8km/L
構造
- ボディタイプ:セダン
- ドア数:4ドア
- ステアリング方式:ラック・ピニオン式(電動パワーステアリング)
- 駆動方式:FF
- 懸架方式(前):ダブルウィッシュボーン式
- 懸架方式(後):ウィッシュボーン式
- ブレーキ(前):油圧式ベンチレーテッドディスク式
- ブレーキ(後):油圧式ディスク式
流麗で気品あるボディライン
ホンダのセダンはフラットなデザインが多く、レジェンドもまた例の如く大らかで頼り甲斐のあるフラットなイメージの強いエクステリアとなっています。先代から引き継がれ続けてきたベースデザインに加えて、上手く曲線を取り入れる事でよりスタイリッシュで流麗な印象です。
先進フォルムと銘打ったこのレジェンドのボディラインは、高級セダンらしい品のある出で立ちを演出し、目の肥えたユーザーも満足がいく『ジャパニーズセダン』として非常に魅力が溢れたものとなっています。
他を圧倒するフロントフェイス
ダイナミックなフロントデザインは他メーカーのフラグシップモデルを圧倒する非常に強烈な印象を与える顔つきです。4代目レジェンドで大きく吊り上がったヘッドライトは若干マイルドな目つきになりましたが、ジュエルアイと呼ばれる8連LEDライトは文字通り宝石を散りばめた様な気品溢れるデザインとなっています。
フロントグリルはより大型化し、ダイヤモンド型のメッシュグリルを採用しています。グリルのフレームにはクロームメッキを施し、ヘッドライトと相まって気品溢れる演出に一役買ってくれています。
高級感溢れるカラーバリエーション
カラーバリエーションは以下の通り、高級車らしいシックなカラーリングで大人の雰囲気を演出してくれています。煌びやかなヘッドライトとクロームメッキとの相性も抜群です。
- マジェスティックブラック・パール
- プラチナホワイト・パール
- スーパープラチナ・メタリック
- プレミアムディープロッソ・パール
- モダンスティール・メタリック
- オブシダンブルー・パール
スポーティーでラグジュアリーなインテリア
高級感溢れる外観にも負けず、インテリアも非常にラグジュアリーな仕様となっています。スポーティープレミアムシートと呼ばれるシートは高く多面体のホールド感抜群のプレミアムシートとなっており、マイルドでもスポーティーでも多様なドライビングにしっくりくるシートとなっています。
またレザー調のインパネも上質な室内空間を見事に演出しています。シンプルで品のあるインテリアに加えてシフトレバーを用いないエレクトリックギアセレクターを採用。スマートでフラットなセンターコンソールで、先進技術の粋が結集された事がよく分かります。
レジェンドをいつまでも美しく
以上、ホンダの高級セダン『レジェンド』のご紹介でした。30年もの間多くのファンを魅了し、高級車としてもその存在感を示し続けたとても素晴らしいクルマですが、惜しまれつつも2022年1月に生産が終了してしまいました。
この出来事に落胆したファンは多いと思いますが、以前にも一旦生産が終了し再登場した実績が有りますので、もしかしたら数年後には6代目となる新型レジェンドが復活する可能性も大いに考えられます。
そんな淡い期待を胸に復活を望む傍ら、この5代目レジェンドが実質的な最終型なのでプレミアがつく可能性も考えられます。上質なセダンとしていつまでも美しく維持していくにはやはり外装コンディションには注意していきたいところです。
もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・
またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
1.
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3.
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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