メッキ塗装スプレーをご自分でやられて失敗した方! クロムメッキはスプレーできませんよ!

愛車にクロムメッキ加工をしようとメッキ塗装スプレーを使う方もいらっしゃると思います。
しかし上手く使うことができず失敗してしまうというケースも多いようです。
ここで問題になるのは失敗してしまうことではなく、そもそもメッキ塗装スプレーではクロムメッキ加工はできないという点です。
メッキ塗装という呼び方のため紛らわしくなっているのですが、実はメッキ塗装とクロムメッキ加工はまったく別なものになります。
しっかりとクロムメッキ加工を施すならスプレーではなく、専用の設備が揃ったお店に依頼するのがベストな方法です。
その点メッキ工房NAKARAIなら設備も充実、確かな技術で愛車のクロムメッキ加工を請け負っております。
クロムメッキ加工のことならいつでも気軽にご相談ください。
ただし、樹脂パーツは新品のみの対応で中古パーツは対応しておりませんのでご了承お願いいたします。
では、メッキ塗装スプレーとクロムメッキ加工の違いなどについて見ていきましょう。

メッキ塗装スプレーとクロムメッキ加工は同じではない

先程も少し紹介しましたが重要なことなので改めて整理します。
メッキ塗装スプレーとクロムメッキ加工はまったく別な加工方法であり、同じものではありません。
メッキ塗装という言葉が広まった結果、メッキ加工というのは塗装の一種である、メッキ塗装は手軽にメッキ加工できる方法である、そんな認識を持つ方が非常に多くなりました。
ですが実際のところはまったく違います。
簡単に言うと、メッキ塗装スプレーはクロムメッキ加工を施したように見せるための技術といったところでしょうか。
見た目はよく似ているものの、耐久性など性能面では大きな差が出ます。
ぱっと見ではメッキ塗装スプレーとクロムメッキ加工を区別するのは難しいですが、加工の方法から性能面まで、中身は別ものです。
メッキ塗装スプレーを使って失敗してしまった方も多いかと思いますが、そのやり方はそもそも間違っているのです。
本当のクロムメッキ加工は個人が行える作業ではなく、プロに依頼してやってもらう作業になります。
メッキ塗装スプレーでごまかすのではなく、きちんとプロの業者にやってもらうことで綺麗なクロムメッキ加工が完成します。
メッキ工房NAKARAIなら車やバイク、トラックの各種パーツもしっかりとクロムメッキ加工しております。
いつでもご相談ください。

メッキ塗装とはなに?

銀鏡メッキ

ここからはメッキ塗装についてより詳しく見ていきましょう。
メッキ塗装というのは、文字通りメッキ風の塗料を使って対象を塗装する方法のことです。
見た目がクロムメッキ加工した時とよく似ていることからメッキ塗装と呼ばれています。
正確にはメッキ加工を施しているわけではないので、メッキ風の塗装と言うのが正確かもしれません。
メッキ塗装スプレーに使われる塗料の中には銀が含まれています。
この塗料を対象に吹き付けることで銀鏡反応という反応が起きるのですが、銀鏡反応こそがメッキ塗装をクロムメッキ加工のように見せられる理由です。
銀鏡反応が起きると対象の表面に銀が固体となって付着します。
銀の色をイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、銀鏡反応によって対象にピカピカとした光沢が生まれ、まるでクロムメッキ加工を施したようになります。
銀が対象に定着した後、透明の塗料で銀を覆います。
こうすることで対象の表面に綺麗な銀色が塗られることになります。
つまりは銀を含んだ塗料を塗っているのがメッキ塗装という方法なのです。

メッキ塗装のメリットは?

スプレーを使ったメッキ塗装の原理を見てきました。
クロムメッキ加工とはまったく違った方法だというのがおわかりいただけたかと思います。
ではそんなメッキ塗装にはなにかメリットはあるのでしょうか?
考えられるメリットは以下の通りです。

  • スプレーで手軽に作業できる
  • コストが安く済む
  • クロムメッキ加工ができない物にも使える

以上の3つが主なメリットとして挙げられます。
まず1つ目ですが、誰でも簡単に使えるというメリットです。
スプレーを吹き付けるだけで良いので、特別な知識や技術、設備は不要です。
とはいえムラなく吹き付けるのにはコツが必要ですし、仕上がりが綺麗になるとは限りません。
だからこそメッキ塗装スプレーを使って失敗したという方も多いのです。
次のメリットが費用の安さです。
クロムメッキ加工を業者に依頼してやってもらうのに比べ、メッキ塗装スプレーはコストがかかりません。
経済的に負担が少ないというのは大きなメリットと言えるでしょう。
そして最後のメリットがクロムメッキ加工できない物にも使えるという点です。
クロムメッキ加工はその仕組み上、どうしても加工できない物というのが出てきます。
ですがメッキ塗装の場合、スプレーを吹き付けるだけで良いのでより多くの物に対応しています。
そのためクロムメッキ加工ができない時に代用としてメッキ塗装スプレーを使うケースもあります。

クロムメッキ加工とはどんな加工なのか?

電気メッキ

次にクロムメッキ加工について見ていきましょう。
クロムメッキ加工は電気メッキと呼ばれる加工方法の1つで、加工のやり方からドブ漬けメッキと呼ばれることもあります。
今回はホイールにクロムメッキ加工を施す場合を例にして作業工程を見ていきます。
まずクロムメッキ加工に必要となる金属、この場合は銅・ニッケル・クロムをはじめ必要となる材料を溶かし液状にします。
この液体のことをメッキ液とも呼びます。
メッキ液を特殊な容器の中に入れ、さらにクロムメッキ加工したい素材、今回ならホイールをきちんと、脱脂、前処理した後にメッキプール中に入れていきます。
これでホイールがメッキ加工の材料となる液体の中に漬け込まれた形です。
この様子からドブ漬けメッキと呼ばれたりするわけです。
ホイールを漬け込んだら次に容器内に電気を流します。
たとえばメッキ液がプラス、ホイールがマイナスだった場合、それぞれが電気の力で引かれ合いくっつきます。
この原理によってメッキ液を素材に定着させています。
金ぞを被覆される事により、金属の被膜となってホイール表面を覆います。
これがメッキ加工の原理です。
メッキ塗装スプレーを使った場合とまったく違うことがよくわかります。

クロムメッキ加工のメリットは?

クロムメッキ加工のメリットは主に以下の3つです。

  • ムラが出ない
  • 密着性が高い
  • 傷やサビに強くなる

メッキ液に漬け込んで被膜を作り出すという性質上、非常にムラが出にくいのが特徴です。
素材をまるごと液体の中に漬け込んで加工するのでムラはほぼ出ないと考えてよいでしょう。
また、密着性にも優れます。
金属の被膜が素材に密着し、しっかりと保護機能を発揮します。
そしてクロムメッキ加工の最大の目的と言ってもよいと思うのですが、傷やサビに強くなります。
特にサビの予防効果はとても大きく、愛車の各種パーツをサビから強力に守ってくれます。
金属被膜で覆われることで水分が入り込みにくくなり、被膜の下の素材にサビが発生するのが防ぐ形です。
もちろんクロムメッキ加工によって見た目も綺麗になりますが、見た目に関してはメッキ塗装スプレーでも綺麗にできます。
クロムメッキ加工では見た目以上に性能面が大きなメリットとなるでしょう。
メッキ工房NAKARAIではそんなクロムメッキ加工を行っています。
樹脂パーツは新品のみで中古パーツは対応しておりませんが、車やトラック・バイクの各種パーツを幅広くクロムメッキ加工しております。
技術力には自信がありますので、メッキ塗装スプレーで失敗してしまった、思うような結果にならなかった場合はいつでもご相談ください。
本当のクロムメッキ加工によって愛車を綺麗に、そして保護します。

メッキ塗装スプレーよりもクロムメッキ加工が優れている

基本的にメッキ塗装スプレーを使うよりもクロムメッキ加工の方が優れています。
特にサビ予防など性能面では大きな差が出ます。
メッキ塗装スプレーはあくまでもクロムメッキ加工したように見せることができるだけで、性能面ではかなり劣ります。
愛車をしっかりと保護しサビを防ぎたいという場合はクロムメッキ加工を選ぶのがおすすめです。
コストはメッキ塗装スプレーよりもかかってしまいますが、コストに見合うだけのメリットがあるでしょう。
メッキ塗装スプレーはたしかに安くて手軽ですが、失敗するリスクもありますし、こまめに塗り直さないといけないため意外と手間がかかります。
こうしたことも考慮すると結局はクロムメッキ加工でしっかり金属被膜を形成するというのがベストな方法なのです。

メッキ塗装スプレーは便利な方法ではありますが作業してみると難しく、失敗談もよく聞きます。
一方でクロムメッキ加工は自分では作業できませんが、愛車のパーツを綺麗にして強力に保護してくれます。
そもそもメッキ塗装スプレーではクロムメッキ加工はできないという点を認識し、クロムメッキ加工したい場合はプロに任せるようにしましょう。
メッキ工房NAKARAIでは各種パーツのクロムメッキ加工を行っております。
樹脂パーツは新品のみの対応ですが、一般的な金属パーツであれば幅広く対応いたします。
丁寧な作業を心がけていますので、クロムメッキ加工を希望される場合は気軽にご相談ください。
パーツの状態をチェックしながら最善の方法を考えさせていただきます。