画像参照元…IVECO公式ページ
IVECOは、イタリア・トリノに拠点を置くトラック製造・販売メーカーです。
ヨーロッパやアフリカ、アメリカ、アジアなど世界各国でファンを獲得しています。
IVECOは日本にも進出しており、2018年にLNG(天然ガス)トラック【IVECO/ストラリス】が、富士運輸(現・フジトランスポート)に購入され話題となりました。
東京〜大阪間でテスト走行をしていたので、目撃した人もいるのではないでしょうか?
さらに、IVECOのトラックは製造・販売だけには留まらず、ダカールラリーの進出にも成功を収めているのです。
今回は、IVECO「ストラリス」がフルモデルチェンジをし2021年「S-WAY」としてニューリリースしたことを記念して記事にしていきます。
IVECOの誕生秘話や歴史、現在の功績などあらゆる角度からIVECOの魅力に迫っていきます。
IVECO誕生と歴史
IVECOは、イタリア・トリノに本社を持つトラック製造メーカーです。
1976年からCNHインダストリアル(イギリス)の子会社として運営しており、トラックの他に産業用車両・鉄道や船舶、ディーゼルエンジンなども手掛けています。
1976年といえば、モントリオール五輪の開催が世界で注目を集めていました。
日本では、「昭和天皇在位50年式典」や「アントニオ猪木対モハメドアリ」の異種格闘技戦、「クロネコヤマト宅急便の開始」などのニュースで盛り上がっていました。
IVECOは2022年で創業45年となりますが、この短い期間にさまざまな業績をあげています。
こちらでは、その歴史と業績をお伝えしていきます。
IVECO誕生の背景
社名であるIVECOの由来は「Industrial Vehicles Corporation」の頭文字を使用しています。
1975年、フィアット社の一部(Fiat Veicoli Industriali)を中心にイタリア・ドイツ・フランスの商用車メーカー5つが合併して設立されました。
ヨーロッパを中心に活躍を進め、1978年にはIVECOブランド「イヴェコ・デイリー」という普通貨物自動車(バン)の開発に成功しています。
1980年から大型車両・産業車両用のターボ・ディーゼルエンジン製造を開始しました。
この頃からプロモーション活動に力を入れ始め、
- 1980年モスクワオリンピック
- 1982年デビスカップ(男子テニス国別対抗戦)
これらのスポンサーとして、メディアの露出を増やしていきます。
特別仕様車 IVECO-FIAT75PC4×4ラリーカー製造
IVECOのプロモーションはスポンサー活動だけではありません。
1983年には、IVECO初となるラリーカー「IVECO-FIAT 75 PC4×4」が特別製造されました。
この車両の主な活動はダ・カールラリーをはじめ、アマゾン盆地のクロスカントリーラリーと言われている「ピガフェッタ・ラリーレイド」や地球一周イベントなどがあります。
活動の場はオフロードだけではなく、2009年にはモトGPでトランスポーターサプライヤーとして契約を締結しています。
これをきっかけに名門F1チーム・フェラーリレーシングチームとパートナー契約を結び、歴史的に大成功を収めることができたのです。
2012年には、第33回ダカールラリーに「Petronas De Rooy team」として出場しています。結果は、総合優勝・準優勝という快挙を成し遂げ、世界中でニュースとなりました。
インターナショナル・オブ・ザ・イヤー
インターナショナル・オブ・ザ・イヤーとは、世界各国の自動車評論家やジャーナリストが毎年発表される車両を審査をして評価をする祭典です。
日本では、エンジン部門でトヨタやホンダ・マツダなどが受賞の経験があります。
インターナショナル・オブ・ザ・イヤーにはトラック部門も存在しており、さまざまなブランドが受賞しているのです。
IVECOの受賞は、1992年IVECOユーロカーゴを筆頭に、これまでに11回ノミネートされています。
IVECO/S-Way|新型エス・ウェイの性能
IVECO/S-Wayは、2020年現行のSTRALIS(ストラリス)をフルモデルチェンジし、製造を始めました。
その成果が実り、2020年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー(ITOY)で銀賞を受賞しています。
そして翌年2021年、S-Wayはヨーロッパを中心に製造・販売を開始したのです。
現在では、メルセデスやボルボにも引けを取らない好調ぶりを発揮し、世界中でファンを獲得しているのです。
こちらでは、IVECO/S-Wayの構造をご紹介していきます。
S-Wayディーゼルエンジン 【EURO6】排ガス規制に適合
IVECO・S-Wayのディーゼルエンジンは、イタリア・フィアット社のダイナミックテクノロジーによって製造されたCursorを使用しています。
もちろん、全てのディーゼルエンジンはEURO6排ガス規制に適合済みです。
排気量は以下のとおりで
- 9L:最高出力340〜400PS 最大トルク1400〜1700Nm
- 10L:最高出力420〜480PS 最大トルク2000〜2300Nm
- 13L:最高出力490〜570PS 最大トルク2300〜2500Nm
3段階のディーゼルエンジンを開発しています。
電子制御式コモンレール燃料噴射システムを採用したエンジンは、燃料消費量が少なく低いエンジン回転でも高いトルクを生み出すことが特徴です。
フィアット独自のHI-eSCRシステムを使用しており、コンパクトで軽量を実現し、かつ耐久性や効率にも優れた構造を実現しました。特許も取得済みの最新システムです。
最適化したS-Way National Ⅵディーゼルエンジンは、
高い熱効率・コモンレールインジェクション・可変ジオメトリターボにより高パワー・高トルクを実現
軽量化で丈夫な構造かつ排気ガスが再循環しないシステムのため、他社エンジンと比較kすると排気量が断然少ない
エンジンから排出される粒子状物質を軽減できるように開発した「パティキュレートフィルター再生システム」は、メンテナンス面にも非常に優れている
このようなパフォーマンスが特徴となります。
S-Wayトランスミッション
IVECO・S-Wayのトランスミッションは、
- 9速・12速のマニュアル・トランスミッション
- ZF EUROTRONIC12速オートマチック・トランスミッション
この2種類から、セレクトができます。
より速く・より正確なシフトチェンジを好むドライバーには、マニュアル・トランスミッションが適合するでしょう。
最新のテクノロジーをフル活用した「iveco on Webコネクト型」は、道路状況や道路勾配をクラウドに蓄積し、より正確なドライビングをアップデートしていくシステムです。
ZF EUROTRONICを選択することで、最新のデータ走行はもちろんのこと、誰でもベテランドライバーのようなスマートな技術補助も得ることができます。
リターダ/ALLISON3200(追加オプション)
ZF EUROTRONIC12速AMT(オートマチック・トランスミッション)をセレクトするとオプションになりますがリターダ「ALLISON3200」を追加装備ができます。
トルクコンバーターを備えたAMTは、リターダとの相性がとても良く都市部や地方タウンの走行時にも効率良く走行可能です。
もちろん都市以外のたとえば山岳地域でもその実力は発揮されます。
ALLISON3200リターダの減速率は高い水準(2,64〜6,17)に設定されており、都市部から険しい山岳地域の走行でも変速比を最適にセレクトし無駄のない低コストな走行を実現可能です。
S-Way|足回りの構造
数種類の板ばねとエアサスペンションがS-Wayの足回りを支え、さまざまな業務内容にも適応し活躍できます。
リアサスペンションシステムは4つのエアサスペンションを設けECAS(電子制御エアサスペンションシステム)により自動制御が可能です。
ECASのメリットとして、
- 運転中の勾配に対し高さを一定に保つことができる
- シャーシ接続時に素早いアクションが可能
- さまざまな水平位置を記憶することで、調整制御プロセスは常にアップデートされる
このように、使い込むたびに効果が洗礼されていくシステムとなっています。
リアアクスル(車軸)は、デフロック付きの短段減速アスクルを使用し総重量13トンの積載が可能です。
フロントアクスルは、相対的なステアリング角度を52度に設計し、都市部の狭い空間でも作業に支障が出にくいシステムとなりました。
S-Way|ブレーキングシステム
S-Wayは全シリーズにディスクブレーキを採用し、さらに補助ブレーキシステムを搭載し確実で安全なブレーキング技術でドライバーをサポートしています。
電子と補助ブレーキシステムを融合することで、的確なエンジン出力・制動距離の短縮などが実現したのです。
ブレーキの特徴はABSとASR(加速アンチスキッドシステム)の融合で、テスト走行では制動距離の大幅な短縮が実現されました。
電子と補助ブレーキシステムを活用することで、ブレーキパッドの消耗も減らすことができるためエコロジーで経済的な走行が可能です。
その他にも多彩な安全システムが充実しています。
- 追突防止システム
- 車線逸脱システム
- 居眠り防止システム
ドライバーの運転操作をダイレクトにサポートできます。
快適なドライブのサポートの1つにESP(エレクトニック・スタビリティ・プログラム)が搭載されています。
各ホイールのバランスを調整しながらエンジン出力を電子制御し、アンダーステア・オーバーステアまた車線の突発的な変化でも車両を安定することが可能です。
愛車はどのKING?
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
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メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキ磨きならミガキング
メッキング&サビトリキング&ミガキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。