メッキの手入れには、メッキ用ケミカル保護皮膜剤でコーティングする方法がおすすめです。
とはいえ
「もっと詳しくお手入れ方法を知りたい」
「手入れで注意するポイントは?」
「手入れしないとどうなる?」
といった疑問がまだまだあるかと思います。
そこで、この記事ではメッキ専門店「NAKARAI」が、メッキの手入れ方法からおすすめアイテムまでわかりやすく解説していきます。
メッキの手入れを方法を知りたい方に役立てていただければと思います。
目次
1、メッキの手入れ方法解説!
クロームメッキには、独特の青光りした鏡のような美しい光沢があります。
そんなメッキの光沢をできる限り維持したい方へ向けて、メッキの手入れ方法をご紹介します。
何より、メッキの手入れは難しく、扱い方を間違えてメッキをダメにしてしまった事例も多々あります。
メッキの手入れ方法と合わせて、気をつけるべきポイントもぜひ参考にしてください。
1-1.メッキ用ケミカル保護皮膜剤でコーティング!
メッキの手入れには、メッキ用ケミカル保護皮膜剤でコーティングする方法が最適です。
メッキ用ケミカル保護皮膜剤を使用することで、クロームメッキの光沢を長期間維持できます。
また、メッキ用ケミカル保護皮膜剤の代表的なものには、3種類があります。
- ワックス
- ポリマー
- ガラスコート
①ワックスは油が主成分で金属が腐食する前に油が腐食してくれるという役目があります。
②ポリマーとは、樹脂系のケミカル保護皮膜剤で、化学的観点から言うと、同一元素が並んでいる配合です。
③ガラスコートはケイ素系のケミカル保護皮膜剤で、複数の元素が並んでいる配合になります。
ポリマーはプラスチックに近い被膜、ガラスコートはガラスに近い被膜とイメージしていただければ分かりやすいと思います。
その3種類のうち、クロームメッキにはガラスコートタイプのものがおすすめです。
なぜなら、ワックスや、ポリマーよりガラスコートタイプの方がクロームメッキの光沢を活かし、耐食性も向上させるからです。
油、プラスチックよりガラスで覆う方が、透明度が高く透き通るようなイメージです。
1-2.メッキの手入れで気をつけるべきポイントは?
メッキの手入れで気をつけるべきポイントは、メッキ用ワックスを使用しないことです。
メッキ用ワックスで手入れする方法が一般的とされていますが、弊社ではこの方法をあまりおすすめしていません。
なぜなら、メッキ用ワックスは研磨剤が含まれるものが多く、クロームメッキ表面を傷つけてしまう事があるためです。
クロームメッキは、鏡面度が高く硬い金属のため、小さな傷でも目立ってしまいます。
また、メッキ用ワックスの仕組みは、ワックス主成分の油の性質を利用し、金属が錆びる(酸化)より先に油が酸化することで、金属皮膜を錆(酸化)から守るというものです。
しかし、ワックスの場合はこまめに塗り直さなければ、油の腐食汚れ・錆がメッキ表面に付着し、メッキを錆びさせてしまうデメリットもあります。
そのため、メッキ用ワックスは
・研磨剤によってメッキ表面を傷つけてしまう ・こまめに塗り直さなければ錆が付着してしまう
といったデメリットがあり、研磨剤入りのワックスで磨けば磨くほど、メッキのくすみの原因になるため、クロームメッキの手入れにはおすすめしていませんが、ワックスタイプを選ぶのであれば、ノーコンパウドタイプでこまめに塗りなおす事をお勧めします。
1-3.メッキと金属の違い
では?なぜ、
【メッキ磨き】という言葉があるように、メッキは磨くものというイメージがあるのでしょうか?
それは、【金属磨き】とメッキ磨きが一緒にされる事が多いからです。
クロームメッキとステンレスを見比べてみると、最終表面の質感こそ似ていますが、
中身が全く違うという事です。
ステンレスであれば、たとえくすんでも磨けばピカピカにもどりますが
金属磨き前 |
↓ ↓ ↓ |
金属磨き後 |
クロームメッキは、素地⇒銅⇒ニッケル⇒クロムと金属膜が被覆されていますので、
磨くとすぐにニッケルメッキがでてきてしまい、こうなってしまったら再メッキしか再生不能である。
それゆうえに、クロームメッキは磨いてはいけないのである。
2、メッキの手入れを怠るとどうなるの?
メッキの手入れを怠ると、簡単にメッキ表面が錆びてしまい、最終的にはメッキを剥がしてしまいます。
実際、クロームメッキは外観の光沢の他に、大気中で酸化や変色しにくい耐食性を持っているため、「手入れしなくても大丈夫」と考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、クロームメッキ自体は錆にくいが、下地のニッケルメッキが錆び、その錆がクロームメッキの表面まで盛り上がっていき、さらにはメッキを剥がしてしまうことがあります。
これは、メッキの構造によるものです。
そもそもメッキとは、素材に金属がいくつも被覆している状態です。
クロ―ム1号メッキは素材をバフ研磨したのち、銅メッキ・ニッケルメッキ・クロームメッキ加工します。
メッキ加工とは、大雑把にいって、溶けた金属プールにドボンと漬け込んで、品物側に⊖ 金属板に⊕
⊕⇒⊖に直流電流を流し、金属をイオン化させ、品物に金属皮膜を被覆させる加工である。
加工によりできた最終表面のクロームメッキが光沢性・耐食性に富んだ性質を持ちます。
金属クロムは
- 外観が美しい
- 大気中で変色しない
- 塩酸以外の酸、アルカリに腐食されにくい
性質ををもっているが、割れ目やピンホールができやいので、素地金属を完全に被覆することはむずかしい。そのため、一般的にクロームメッキは、その下地として銅やニッケルメッキをつけのが普通である。したがって、装飾クロームメッキではクロームの性質を利用して、さえた光沢と変色防止のために薄いクロームメッキを行う。
つまり、クロームメッキは被膜の薄さ(約0.02μ~0.5μ)と構造上、表面には目に見えない無数の穴(最大で8μくらい)が空いており、その穴から水やホコリが侵入し、下地のニッケルメッキを腐食させてしまうのです。
さらに、ニッケルメッキの腐食が進行すると、クロームメッキに点錆が形成され、盛り上がるように大きくなっていきます。
そして、最終的には錆によって、層となっているメッキを剥がしてしまうのです。
そこで、メッキの錆・剥がれを防止するために、メッキ用ケミカル保護皮膜剤をクロームメッキの無数の穴へ流し込み、硬化して全ての穴を塞ぎ、水やホコリが侵入できないようにするのです。
これらのことから、メッキの手入れは欠かせないと言えます。
3、メッキの手入れにおすすめのアイテム「メッキング」
メッキの手入れには、メッキ専門店「NAKARAI」のメッキ用ケミカル保護皮膜剤「メッキング」がおすすめです。
「メッキング」は、クロームメッキのために「NAKARAI」が5年の歳月をかけ、独自に研究開発した商品で、その効果はメッキ用ケミカル保護皮膜剤の中で、最強の効果を発揮し、どんなメッキでも史上”最鏡”を維持することができます。
「メッキング」なら、クロームメッキにある無数の穴を確実に塞ぎ、耐食性を飛躍的に向上させることはもちろん、塗布後はクロームメッキ独特の青光りが増し、深い艶が持続します。
ただし、「メッキング」はクロームメッキの輝きを持続させる商品のため、錆を取ることはできません。
そこで、コーティング前に錆を取りたい方には「サビトリキング」がおすすめです。
「サビトリキング」は、メッキ専門店「NAKARAI」が配合したクロームメッキを傷つけない特殊な研磨剤の入った「錆に厳しく、メッキに優しい」メッキ用錆取り剤です。
一般的なメッキ用錆取り剤には、メッキに作用する研磨剤が含まれていたり、酸性の商品だったり、とクロームメッキの表面を傷つける・黒くくすんで見えてしまう原因があります。
しかし、「サビトリキング」はメッキに作用しない研磨剤を開発して配合しているため、メッキを傷つけずに錆だけ落とせます。
実際に、バイク好きタレント・俳優の「岩城滉一」さんにも、「サビトリキング」後に「メッキング」を塗布することで「メッキに深みが出る」とお褒めの言葉をいただいております。
3-1.「メッキング」愛用者の声
大満足です! DC1100トライクで磨いてますが光が違います。 ウルサイ仲間に「プロに出したろ!」と言われたくらいに光りました
他にも、「メッキング」&「サビトリキング」は、その確実な効果から数々の雑誌に取り上げられています。
例えば
- 旧車雑誌「オールドタイマー」
- ハーレー雑誌「クラブハーレー」
- 絶版バイク雑誌「Zeppan Bikes」
- トラック雑誌「カミオン」
- ジェットスキー雑誌「HOT WATER」
- 台湾でもっとも人気な自動車・バイク雑誌「一手車訊」
などがあります。
「メッキング」の価格は5,980円(税込)
「サビトリキング」の価格は1,980円(税込)
クロームメッキの手入れをお考えの方は、ぜひ「メッキング」&「サビトリキング」をお試しください。
詳しくはこちら:「メッキング&サビトリキング販売 NAKARAI」
4、まとめ
メッキの手入れには、メッキ用保護皮膜剤でコーティングする方法が最適です。
お手入れの注意点として、メッキ用ワックスや研磨剤入りの商品の使用は避けると良いです。
扱い方を間違えると、クロームメッキ表面を傷つける・黒くくすんで見えるといったことになります。
また、メッキの手入れにおすすめの商品は、メッキ専門店「NAKARAI」のメッキ用ケミカル保護皮膜剤「メッキング」です。
そして、メッキのコーティング前に錆を取りたい方は、同じくメッキ専門店「NAKARAI」の「サビトリキング」がおすすめです。
メッキの手入れをお考えの方は、ぜひお試しください。
また、メッキ用錆落とし剤を使用しても錆が落ちない場合は、メッキの錆が進行しすぎて錆落とし剤では既に手遅れとなっているため、再メッキが必要になります。
「NAKARAI」は、メッキ専門店のため
メッキ加工・再メッキのご相談も受け付けております。
ぜひお気軽にご相談ください。