画像参照元…トヨタ公式ページ
トヨタオリジンをご存知ですか?2000年に1,000台限定でトヨタ自動車が生産累計台数1億台を達成した記念車として販売した特別な限定車です。
トヨタのフラッグシップモデルの高級サルーンであるセンチュリーの生産ラインスタッフが限定1,000台を全て手作業にて製作された特別車です。
特に外観は初代トヨペットのクラウンをほうふつさせるデザインで特別車というだけでなく旧車マニアの心もくすぐる特別な日本車です!
目次
トヨタ オリジンとは?
トヨタ オリジンは冒頭でもご紹介させて頂きましたが、トヨタ自動車が累計生産台数1億台を達成したことを記念に初代トヨペットクラウンRS型と呼ばれる前席のドアと後席のドアが中央のBピラーを中心に両側に開く観音開きのドアを採用していた自動車をモチーフにして制作されたトヨタにとっても特別な限定モデルとなっている自動車です。
今の日本車ではこのサイドのドアが観音開きとなっている高級サルーンは無く他の輸入車でいうとロールスロイスのファントムやゴースト等の高級サルーンやメルセデスベンツのディビジョン、マイバッハ等の高級車の一部で採用されているドアの形状となっています。
このドア形状の特徴以外にはトヨタ オリジンの外観がとっても特徴的になっていて一目見て特別なモデルであると感じることができます。
トヨタ オリジンは初代トヨペットクラウンをモチーフにしているだけありプレスラインやエクステリアデザインが今の車よりもとても手の込んだ作りになっています。
しかもその殆どが今主流の機械生産では無くセンチュリーの専用生産ラインより厳選されたスタッフによる手作業によって生産されているのです。
これだけでもとても手間と時間がかかっている事が分かりますね。
限定車だからこそ可能な生産方法で完全手作業となると高級輸入車でもごく一部のメーカーや車種のみでその特別感は満足度が高い車となっています。
ベースとなっている車両はトヨタのプログレというミッドサイズセダンがベースとなっています。
この為センチュリーやセルシオ、クラウンなどよりも一回り小さなサイズとなっています。
このサイズが小さい事はモチーフとなっているトヨペットクラウンの当時のサイズ感もモチーフになっているというのもありますが、日本で購入して日本で乗る事を考えて作られ日本の道路事情に合わせているというのも大きな要因です。
この特別な限定車が乗る人を選ぶのではなく乗る人が車を選び所有する多くの人が無理なく扱えるミッドサイズとなっています。
中古車しか購入できない今でもサイズなど気にせずに気軽に乗る事が出来る日本オリジナルの限定モデルの特別なモデルとなっています。
トヨタ オリジンのスペック
トヨタ・オリジン | |
---|---|
販売期間 | 2000年11月~2002年12月 |
エンジン | DOHC直列6気筒3L VVT-i搭載 2JZ-GE型 |
最高出力 | 215ps@5800rpm |
最大トルク | 300kgfm@3800rpm |
変速機 | 4速AT |
乗車定員 | 5人 |
ボディー形状 | ノッチバックセダン |
駆動方式 | FR |
サスペンション | 前輪後輪共にダブルウィッシュボーン式 |
全長 | 2,780mm |
全幅 | 1,745mm |
全高 | 1,455mm |
車両重量 | 1,560kg |
ホイールベース | 2,780mm |
車台共有車両 | トヨタ プログレ、ブレビス、アルテッツァ レクサス IS |
モチーフデザイン | 初代トヨペットクラウン(RS型) |
スペック表を見て頂けると分かると思いますが、最近の車は車幅や全長など日本車
や外車問わず多くの車両が大型化されていますのでいまの主流となっている車に比べると小さく感じるかもしれません。
例えば日本で人気のミニバン(ノア、ヴォクシー)もデビュー当時は5ナンバーサイズで車幅も1,800mm無かったのですが、最近の規制緩和の影響で3ナンバーサイズのワイドな車両もラインナップされています。
以前は5ナンバーや3ナンバー等の車両ナンバーでエンジンの大きさや税金などが変化していましたが、現在では3ナンバーのくるまでも税金は以前の5ナンバーサイズの税金のままという車も増えています。
エンジン排気量で自動車税が計算される為この様な状況となっています。
同じ税金なら5ナンバーよりも3ナンバーが良いという人が多いようですね。
同じ状況で軽自動車でもぱっと見白いナンバープレートで普通車?と思ってしまうナンバープレートを付けている車も多くみられる世になっていますよね。
記念ナンバーなどの図柄入りナンバープレートを選ぶ事で黄色いナンバープレートでは無く白いベースのナンバープレートにすることができます。
両方ともある意味カスタムで見た目を良くする方法と同じですね。
自動車税やナンバープレートの詳しいお話は別の記事でご紹介しますので気になる人はそちらを見て頂けたらなと思います。
レクサス ISの姉妹車
実はこのオリジンはトヨタの高級車ディビジョンのレクサスと姉妹車なのです。
当時は日本にまだ正規代理店が無くレクサスブランドの車を購入する場合は北米から逆輸入をして購入する事になっていました。
この当時も高級車として北米向けにレクサスを販売していたトヨタですが、この高級車レクサスのミッドサイズセダンのレクサスISと同じプラットフォームを採用していますので同じ姉妹車となっています。
同じプラットフォームを使用していてベースとなっているトヨタのプログレから高級車のレクサスISにレトロな見た目の特別限定車オリジンまで幅広い姉妹車に使われている信頼性の高い基本構造となっています。
旧車は不安と思っている人に最適の旧車
旧車(ビンテージカー)に乗りたいと思っている人はとても多いかと思います。
しかし、通勤やレジャーなどの普段使いにする日は不安と思っている人が多く通常の通勤などに使う車とは別で旧車を購入して趣味として使っている人も多いですよね。
このオリジンであれば見た目はトヨペットクラウンの見た目で現代の車に無い愛らしい見た目のビンテージカーですが、その基本構造などは現代の車とほとんど変わらず信頼性の高い基本構造となっていますので安心して普段使いとして使用できる旧車となっています。
万が一の故障やトラブルにも日本全国にあるトヨタのお店でメンテナンスを受けることが可能なのも高い安心感があって良いですね。
車の事があまり分からない人で安心して乗ることの出来る旧車がこのオリジンなのです!
多くの装備や内外装の見た目などの面では手作業による特別仕様車となっていますが、基本構造の装備に関してはプログレのウォールナットパッケージと同じですのでトヨタブランドを扱っている車屋さんであれば難なくメンテナンスをする事が出来るというのも魅力の一つです。
特別な車だからこその機能も充実
トヨタのプログレと同じ姉妹車ではありますが、プログレに比べるとその特別感がオリジンとの違いから分かることができます。
先ずは大きさの面でもプログレよりも少しだけ大きくゆったりした車格になっています。
具体的には全長は60mm長くなっていて室内空間が少しゆったりとしています。
全幅も45mm大きくなっていますのでミッドサイズの車両でも後部座席のゆったり感を感じることができます。
全高も20mm高くなっていますので全体的に大きくなっています。
見た目の違いも大きいので並べて比べてもプログレとオリジンが共通プラットフォームの姉妹車だとは言われないと気が付かない程です。
大きさの違いよりも見た目のインパクトが強すぎかもしれませんね。
装備面でもレーダークルーズコントロールがこの当時に既に搭載されていました。
今では多くの車で採用されているレーダークルーズコントロールですがこの当時から搭載しているというのは、やはり特別感のある限定車として小型のセンチュリーと言われるだけの事はあります。
他にもVSC等の当時最新技術とされていた装備が多数搭載されているのも高級車や限定車、特別車として今でも遜色ない車ですね。
プログレの姉妹車とは言ってもそのほとんどが手作業による新造部品が使用されていますので共通のプラットフォームを使用しているというだけでもはや別の車と言っても過言ではないほどの丁寧に作られた特別仕様車となっています。
特別感はこの手作業による専用装備が所有者を満足させ見て喜び乗って満足するとても満足感の高い車に仕上がっている要因の一つです。
内装では素材にこだわった本革のシートが目につきますが、この本革シート素材もさることながらシートの縫い目のピッチにもこだわりを見せ手作業によって機械生産品と縫い目のピッチが異なり細かいこだわりが満足感につながっています。
内装の木目パネルにもこだわりがあり本物の本木目材を使用しその中でも厳選された高級材質のみを使用して丁寧に仕上げられたパネルを採用しています。
表面だけのイージーグラフィックやラッピングなどでは味わう事の出来ない本物の素材感を味わうことができます。
是非一度本物の本木目材を使用したパネルを見て触って味わって下さい。
メーター類もプログレとは違いオリジン専用の配色に変更がされています。
プログレのメーターはオプティトロンメーターといって自発光式のメーターパネルが採用されていますのでそのままでも当時の高級車に引けを取らない装備となっていますがその更に上をいく特別仕様車という事で専用の配色を与えられています。
この様に特別な仕様が数多くあり見た目だけでは無く内装なども自慢したくなるような内容が多くプログレの姉妹車というよりもほとんどがセンチュリーを生産していた作業員による手作業によって完成されたオーダーメイド車といった小型のセンチュリーと言われる方がしっくりくる特別な車です。
当時の販売価格
トヨタ オリジンの当時の販売価格は東京地区での車両本体価格700万円で販売されていました。
この価格は当時トヨタのフラッグシップサルーンのセルシオ(UCF20後期)のC仕様Fパッケージという車両が670万円でしたのでその価格からもプログレとは違い高級車としての位置づけというのが分かりますね。
この価格帯もあり小型のセンチュリーと販売当時から言われていた人気車なのです。
オリジンの生産は2001年3月に生産が終了して2002年の12月に生産在庫対応分が全て完売して販売終了となっています。
販売当初1,000台限定での販売となっていましたが、大人の事情などもあり新車販売台数は累計で1,063台となっています。(これ以外に登録をしていない車両もあるようですので総生産数は1,071台などと言われていますがその真相は分かりません。)
まとめ
オリジンとはトヨタがトヨタ系列としてトヨペットやネッツなどの現在の耐性となった系列販売を開始した1982年以降で初めて全ての販売店舗で販売可能な車種として生産された特別モデルです。
その後に全チェンネルでの販売可能モデルは2009年に販売されたプリウス(W30)までオリジンのみでした。(プリウスは限定モデル以外では初の全チャンネル販売で現在でも人気の車種ですね)
2000年11月にトヨタ自動車が累計生産台数1億台を達成した記念に特別記念車として限定生産された車であることも有名です。
さらにセンチュリーの手作業生産をしていた熟練スタッフが手作業で製作したセンチュリーと同じ手間暇をかけて生産されたモデルとしても有名です。
旧車の見た目で安心して乗ることの出来る車としても有名で所有した人はその特別感と見た目の愛らしさなどからとても満足感の高い車ではないでしょうか?
人生の内、一度は乗ってみたい日本車の一つですね。
愛車はどのKING?
クロムメッキの弱点克服でメッキの輝き持続力UP↑
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング愛用者の声
「ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?」と言われました。
メッキング施工後ディーラーに用事があり乗って行くと ディーラーの人にメッキがなんか違う気がするんですけど?と言われました。それはメッキングをしたからです!と言いました!
新車から施工しましたがやっぱり見た目から違うんだなと感動しました!
メッキの一番のケミカル用品は間違いなくナカライさんの商品だと思います。
拭き取りクロス類も別発注して大事に使っています! ケミカル用品はワコーズとシュアラスターしか使わないと決めていましたがナカライさんも使わせて頂きますね!!
使用車種ヴェルファイアG's N様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
1.
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3.
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
- 見た目重視の場合は薄く
- 見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。