車のメッキパーツを磨きたい時のメッキ磨き剤の選び方と注意点

ミガキングで磨く

車のメッキパーツを磨きたい場合、メッキ磨き剤を使用するのが一般的です。
メッキ磨き剤は多くの商品が市販されていますが、数多くの中からこれだというものを選ぶのはなかなか難しいものです。
どういった基準で選べば良いのかわからず困っているという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は車のメッキパーツを磨く時に便利なメッキ磨き剤について紹介します。
メッキ磨き剤の選び方をはじめ、注意したい点などをまとめます。
メッキパーツは正しくケアしてあげないと傷が付いたり剥がれたりしてしまいます。
トラブルを予防するためにもメッキ磨き剤について正しい知識を身に付けましょう。

車に使われるメッキパーツについて

車に使われる各種パーツはクロムメッキ加工されていることが多くよく目にします。
特に外装パーツではこの傾向が顕著です。
たとえばフロントグリルがクロムメッキ加工されている車は非常に多くなっています。
他の部分にもクロムメッキ加工が施されているわけですが、最近では樹脂メッキが増えています。
これは樹脂製のパーツにクロムメッキ加工を施している状態です。
以前であれば金属のパーツにクロムメッキ加工を施すというやり方が一般的でしたが、近年は金属パーツの代わりに樹脂製パーツを使うようになってきているのです。
樹脂製パーツは金属ではなくいわゆるプラスチックで出来ているイメージです。
そのためプラスチックメッキとも呼ばれます。
樹脂は金属よりも軽いため軽量化が可能というメリットがあり、これが金属に変わって樹脂が使われるようになってきた大きな理由でもあります。
車のメッキ磨きを行う場合、メッキの下には金属ではなく樹脂があるということも意識しておく必要があります。

樹脂メッキはとてもデリケート

004禁断の比較『ミガキング』VS『ピカール』メッキパーツ_最鏡_対決!!

軽量化が可能など非常に便利な樹脂メッキですが、非常にデリケートなため扱いには注意しなければいけません。
というのも樹脂メッキではクロムメッキの被膜が薄く、油断すると傷付いたり剥がれたりしてしまうからです。
メッキが傷付く、剥がれるというのは金属メッキでも起こることですが、樹脂メッキの場合はより起こりやすくなります。
そのため車のメッキ磨きをしたいと思ってもなかなか出来ないという方も多いはずです。
かといってメッキ磨きを行わないでいるとメッキパーツはどんどん汚れていってしまいます。
ホコリが付着している程度なら水洗いなどで簡単に落とせるので問題ありませんが、シミ汚れなどはそう簡単に落ちません。
綺麗にするためにはやはりメッキ磨き剤を使って磨くのが良い方法となります。
つまり樹脂メッキがとてもデリケートだからといって磨かないで放置するというのは良くありません。
メッキに傷を付けたりしないよう細心の注意を払いつつ、優れたメッキ磨き剤を使ってしっかりと磨いてあげることが大切です。

クロムメッキの仕組みについて

メッキの被膜は何層にも金属が被覆されている

さてここでクロムメッキの仕組みについても確認しておきましょう。
国産車は基本的にクロムメッキ加工が採用されています。
これは金属パーツでも樹脂パーツでも同じです。
クロムメッキ加工では3つの金属を被膜の材料として使います。

★クロム
★ニッケル
★銅

これら3つの金属で下地の表面を覆い保護する形です。
たとえば樹脂パーツにクロムメッキ加工を施すという場合、樹脂パーツの上にまずは銅メッキをし、次にニッケルメッキ、そして最後にクロムメッキを施します。
銅、ニッケル、クロムという3つの金属による層が作られるわけです。
層のもっとも上、私達が目にする表面部分にはクロムという金属の被膜が使われます。
クロムメッキという名称なのでクロムを使っているのはなんとなく想像がつきますが、実はその他にニッケルと銅という2つの金属も使われています。

クロムメッキが傷付くとどうなる?

バイクガソリンキャップにクロームメッキ加工がされてるが、磨きすぎてキズが目立ってしまった画像

バイクガソリンキャップにクロームメッキ加工がされてるが、磨きすぎてキズが目立ってしまった画像

車を磨こうとメッキ磨き剤を使って作業している場合など、クロムメッキを擦ったり衝撃を与えたりすると傷付いてしまうことがあります。
クロムメッキが傷付くと見た目が悪くなるだけでなく、メッキパーツに大きなダメージを与えてしまいます。
というのも、クロムメッキ加工の表面にあたるクロムによる被膜は非常に薄く、簡単に削れたり剥がれたりしてしまうのです。
クロムの被膜が剥がれるとその下にあるニッケルの被膜が露出し、そこから水分が内部へと侵入、サビの原因になります。
サビが進行するとやがてメッキ全体が剥がれ落ちていき、クロムメッキの下にあった素材が完全に出てきてしまうこともあります。
こうなると再メッキ加工をしないと元には戻りません。
もちろんすぐに最悪の状態になるわけではありませんが、こうした事態を防ぐためにもクロムメッキの扱いには注意しなければいけません。

メッキパーツを傷付けないメッキ磨き剤の選び方

クロムメッキが非常にデリケートなものだということはわかりました。
ではそんなクロムメッキを傷付けることなく磨き作業が出来るメッキ磨き剤はどうやって選び出せば良いのでしょう?
ポイントとなるのが粒子の細かさです。
メッキ磨き剤はメッキを磨いて綺麗にするためコンパウンド、つまり研磨剤が含まれています。
コンパウンドの力によってメッキパーツの表面を磨き綺麗な状態にしてくれるのですが、同時にメッキパーツを傷付けてしまうというリスクも抱えています。
コンパウンドは対象を削ることで汚れを落とすなどしていますから、汚れだけでなくクロムメッキまで削ってしまうことがあるのです。
メッキ磨き剤を選ぶ時はクロムメッキを極力削らずに磨くことが出来るかどうか、この点が重要になってきます。
そこでおすすめのメッキ磨き剤となるのがミガキングです。

ミガキングは超微粒子コンパウンドで安心

ミガキング001

ミガキングは樹脂メッキパーツにも安心して使えるメッキ磨き剤です。
非常に目の細かい超微粒子コンパウンドを採用しているため、磨き作業をしてもメッキの被膜を削ることが少ないのです。
ダメージを最小限に抑えつつ磨き作業が出来ます。
これは非常に大きなメリットと言えます。
また、リキッドタイプ、つまり液体状になっているのでサラサラとしていてその点でも車に優しい作りとなっています。
車に使えるメッキ磨き剤はどれもコンパウンドが含まれていますが、目の粗さが重要です。
目の粗いコンパウンドだとどうしてもメッキ被膜を削ってしまい、汚れもたしかに落ちますがメッキまで削れたり剥がれたりしてしまいます。
たとえば車をピカピカにしてくれるワックスもコンパウンドが使われていますが、目が粗いためメッキ磨きには向いていません。
車のボディをワックスで磨き、そのついでにメッキ磨きもワックスでやってしまうといったことは避けましょう。
メッキ磨きをする際は必ず専用のメッキ磨き剤を使う、これが大切です。

ミガキングの使い方

ミガキングの使い方はとても簡単です。
付属品である専用のクロスにミガキングを適量含ませ、メッキパーツを優しく磨いていくだけです。
磨く際は力を入れる必要はなく、表面を撫でるように磨くイメージです。
これだけでもミガキングに含まれる超微粒子コンパウンドの力によって余計な汚れなどは落ちてくれます。
メッキの状態を目で確認しながら磨き作業を進めていきましょう。
また、付属品の専用クロスも実は重要な存在です。
この専用クロスは史上最鏡クロスと呼ばれていて、ミガキング本体と同じように非常に目の細かいクロスとなっています。
クロスで磨いてもメッキに与えるダメージが少なく済み、やはり削ったり傷を付ける心配がありません。
ミガキングを使う時は必ず史上最鏡クロスも使いましょう。
クロス単品での販売も行っているため、クロスだけ補充したいという場合も助かります。
ミガキングは付属のクロスも含めてとにかく目が細かくメッキに負担をかけません。
車のメッキ磨き剤としては理想的な性能となっていますので、樹脂メッキを磨くのにおすすめできます。

車のメッキ磨き剤は選び方が重要です。
メッキにダメージを与えないタイプを選ばいないと、せっかく綺麗に磨いたつもりでも逆に傷が付いたりします。
その点ミガキングは非常に優れていて、超微粒子コンパウンドによって傷を付けることもなく、また専用のクロスによって優しく磨くことが可能です。
近年使われることが増えている樹脂パーツは非常にデリケートですので、メッキ磨き剤も優れたものを選ぶ必要があります。
ポイントはコンパウンドの目の細かさです。
この点に注目してメッキ磨き剤を選ぶようにすれば失敗もなくなるでしょう。
愛車を綺麗に保つためにもメッキ磨き剤を選ぶ時は妥協せず良いものを選ぶようにしてください。