2021新型スーパーグレート
画像参照元・・三菱ふそう公式ページ
「欧州風スタイル」で人気な「三菱ふそうスーパーグレート」ですが、大型トラック乗りとして憧れる人はたくさんいるのではないでしょうか?
三菱ふそうは2003年から「ダイムラーの連結子会社」として活躍しています。
ドイツに本拠地があるダイムラーの技術を生かして、アジアを中心にグローバルにトラック・バスの生産をしているのです。
「三菱ふそう」らしい風格は上手に残しつつ、近代的でかっこいいデザインに仕上がっていますよね。
そして2017年にスーパーグレートは、21年ぶりにフルモデルチェンジを行っています。
新エンジン2種(10,7Lと7,7L)を開発し搭載することで、2015年(平成27年)の排ガス規制をクリアすることに成功しました。
さらに2021年の開発した技術として、トラック部門では日本初となる「自動運転支援レベル2」の走行が可能になり話題になっているのです。
今回この記事では、新型スーパーグレートの性能や特徴を紹介していきます。
ダウンサイズした「新エンジンの特徴」や「自動運転支援レベル2の働き」などの説明です。
三菱ふそうが開発した新エンジンとは?
2017年度にグッドデザイン賞を受賞しているスーパーグレートですが、その魅力は外見だけではありません。
グレード数も他社よりこだわり、「エグゼクティブ・プレミアム・プロ・エコ」と4種類のラインがあります。
さらに、今回のフルモデルチェンジをきっかけに、スーパーグレートは2ペダル式12速オートマティック車(AMT)を標準装備にしました。(1部マニュアル車もあり)
オートマ標準設定は、日本の大型車に対して初めての試みで、物流業界ではかなり話題になっています。
Shiftpilot(シフトパイロット)と名付けられたAMTは、12速のシフトチェンジをスムーズにして低燃費な運転が可能です。
さらに、 新エンジンは大幅にダウンサイズして2種類が登場して、
- 6R20(総排気量10,7L)
- 6S10(総排気量7,7L)
運行業態・業務内容によりセレクトが可能になっています。
6R20(10,7L)エンジン
T1〜T4とエンジンはさらに4つに分けられ、最大馬力394〜460PSと力強いパワーを残しています。
ダウンサイズ化にした10,7Lの新エンジンには、アシンメトリックターボを搭載することで高過給でいて排気を効率良く再生できルことに成功しました。
AdBlue(アドブルー)の消費量を抑えることができるため、より経済的になります。
従来型の12,8Lから10,7Lまで排気量を抑え、さらには170kgほどの軽量化にも成功している新エンジンなのです。
低回転でのパワーも優れていて、扱いやすいエンジンになっています。
6S10(7,7L)エンジン
7,7Lと大型車としては、驚きのスモールサイズが売りのエンジンです。
2ステージターボを採用することで、広い回転域でエンジン性能を活かすことができるため、低燃費で力強い走行が可能になりました。
エンジンはさらに「T1」・「T2」の2種類に分けられ、馬力も354〜381PSの出力が可能です。
先代のエンジンは約1300kgで、新エンジンは約800kgとなり4割ほどの重量ダウンに成功しています。
それでいて、低回転時でもしっかりしたトルクで安定した走行が可能になっているのです。
トラック部門日本初の技術|自動運転支援レベル2導入
2021年にマイナーチェンジしたスーパーグレートに登場した目玉の新機能といえば、自動運転支援レベル2の採用ではないでしょうか?
欧米や欧州では一足先に導入されていて、さらに改良を加え日本の道路事情にも適合されました。
新型スーパーグレートの新機能といえば、
- アクティブ・ドライブ・アシスト(ADA)
- アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA)
- アクティブ・サイドガード・アシスト
- 交通標識認識機能
この4つが大きな採用です。順に説明していきます。
アクティブ・ドライブ・アシスト(ADA)
前面カメラとレーダー機能の進化やAIの導入により、クルーズ機能や車線逸脱機能の性能が上がりました。
クルーズ機能には、前方車の動きに合わせて車間を保持しながらの走行が可能になり、ドライバーの負担軽減をサポートします。
車線逸脱機能には、ステアリング自動補正システムが追加され、トラックが白線を越えることなくレーンをキープできてしまうのです。
例えば、高速道路を運転している時に「車速を時速85km」に設定してアクティブ・ドライブ・アシストを作動させた場面を説明します。
前方に、時速80kmで走行している車両をカメラとレーダーで確認した時には、しっかり車間を保持して80kmで走行し続けることが可能です。
そして、前方の車両が車線を変えたりなどで移動した場合は、再び時速85kmをキープして走行してくれます。
その間の操作はもちろん自動で運転してくれるので、ドライバーの負担が実質無くなることになるのです。
もちろん現状では、自動運転支援レベル2「補助システム」という設定上、ドライバーはハンドルに手を添えていなければ作動しません。(ハンドルに掛かる手の重みや振動を感知して作動するシステムで、手が離れると30秒で警告音がなり、60秒で自動運転が解除される仕組みになっています)
運転時の感想としては、夜間での走行でもしっかり作動してくれるので「かなり使える機能だな」という印象が残ります。
また、山間部などのきついカーブや車線が消えているレーンなどでは、自動運転が解除されてしまう場合があるので注意が必要です。
アクティブ・ブレーキ・アシスト(ABA)
ABAは、プロライン以上のグレードには標準装備している機能です。
カメラとレーダーが前方の車両や歩行者を確認し追突の危険を察知した時には、警告モニターと警告音でドライバーに通知しブレーキが作動して追突防止の補助をします。
エコラインでは、警告モニターと警告音で通知するABM(アクティブ・ミティゲーション・ブレーキ)が標準オプションです。
大型車の追突は、死亡事故や重大事故に発展する可能性が高くとても危険になります。
このようなシステムがあることで、万が一の事故が防げるようになるでしょう。
台風や濃霧などの悪天候時は作動しない時がありますが、いざという場面で活躍する優れた機能になっています。
ドライバーにとっても、安心できる心強いシステムになるはずです。
アクティブ・サイドガード・アシスト
左折時や左車線への移動時に、進行方向に人や物・車両などの障害物をセンサーで発見した場合は、警告音とライト(運転席左側ピラー)でドライバーに危険をお知らせしてくれます。
エコラインでは、プロキシミティ・コントロール・アシストとセットすることでメーカーオプションが可能になりますが、それ以上のグレードでは標準オプションです。
交差点や車線変更は、ドライバーは最も注意が必要であり安全対策をしています。
そこでさらに、レーダーにより死角をサポートすることで接触事故に対するリスクが軽減するのです。
大型車はどうしても死角が増えてしまいます。
例えば、通勤通学時のラッシュアワーなどでは、見落としがちな歩行者や自転車の発見に大きなメリットを発揮してくれるでしょう。
新人ドライバーや車両の乗換時の「死角見落とし防止対策」としても十分な力を発揮するはずです。
交通標識の認識機能
「法定速度・追い越し禁止・一時停止」の道路標識をカメラが認識し、警告パネルに最大2つまで表示してドライバーに注意を促すシステムです。
エコラインでは、オプションでの装備セレクトになっていますが、それ以上のグレードでは標準オプションになります。
長時間運転していると、どうしても道路標識を見逃す時がありますが、このように警告パネルに表示してくれるとドライバーは安心できるはずです。
さらに道路の両側に進入禁止の標識があった際、トラックが通過しようとした場合は警告音によりドライバーに注意をしてくれます。
快適機能が充実しドライバーの負担軽減
今回のフルモデルチェンジでスーパーグレートは、ドライバーがより快適で運転に集中できるようにさまざまな機能が追加されています。
ハンドルにスイッチやボタンを配置することで、オーディオ類の操作やスマホの通話が可能になっていたり、マルチジャンクションのアクセスも可能です。
クルーズ機能の設定などはもちろん、オイル類の確認やAdBlueの残量チェックなどのメンテナンス状況も確認できます。
シートベルトもピラーからではなく、シートから直接引き出すことでフィット感が増し快適なドライビングが実現しているのです。
運転席に乗り込む際も、ステップを3段にして乗車グリップを配置することで体の負担を軽減しています。
もちろんGPS機能にも力を入れており、トラックコネクトというインターネットサービスに登録することで、稼働中車両の運行情報や故障などのトラブルにも会社のパソコンやスマートフォンで対応が可能です。
トラックの情報を、ドライバー・会社・三菱ふそうの3点から見守る安心で確実なシステムができるようになりました。
さらに今後のダイムラー社と三菱ふそうは、「自動運転にも力を入れていく」と発表しています。
次の10年を目処に、自動運転レベルを「2」から「4」へと一気に上げるため研究が始まっているのです。
ドライバーの負担をなくすことが目的であり、いわゆる「運転支援」から「自立運転」への挑戦として動き始めています。
ますます目が離せない三菱ふそう「スーパーグレート」の今後にも期待ができそうですね。
三菱ふそう「スーパーグレート」の手入れにおススメ商品
トラックメッキクリナー前後の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキング&サビトリキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。