(旧車アメ車イメージ写真です)
【アメ車】1978年マーキュリー モンテレー グランドマーキス(グランドマーキー)はマニア心をくすぐるフルサイズアメリカン
マーキュリーのグランドマーキスはご存知でしょうか?リンカーンやフォードと言ったブランドの方がマーキュリーよりも日本では有名ですよね。
リンカーンのタウンカーやフォードのクラウンビクトリアと見た目はほとんど変わらない姉妹車のグランドマーキス。
今回はマニア心をくすぐるモンテレーのマーキス最終モデルをご紹介します。
細かい仕様の違いはアメ車好きにはたまりませんよ。
目次
1978年マーキュリー グランドマーキスとは?
グランドマーキスは車種として独立したのは1979年になりますのでその前の1978年のグランドマーキスとは?とアメ車に詳しい人はなると思います。
しかし、もっとアメ車に詳しい人であれば、なるほどと思われるかと思います。
1978年のマーキス(マーキー)と言えば…モンテレーのマーキス(マーキー)ですね!
1979年に独立車種となったグランドマーキスの元になったアメ車です。
このマーキュリーのモンテレーにグランドマーキスが登場したのが1967年となります。
マーキュリーディビジョンより販売されていたモンテレーに特別仕様車としてグランドマーキスパッケージが販売されたのがはじまりとなります。
その後、1975年に特別仕様車として別枠設定だったグランドマーキスパッケージからモンテレーのグレード名としてモンテレー マーキス(マーキー)とモンテレー マーキスブロアム(マーキーブロアム)の2グレードへと変更されました。
特別仕様車から通常のモンテレーモデルのグレードとして通常販売された年になります。
これもグランドマーキスパッケージが人気だったからですね。
グランドマーキスは特別仕様車(パッケージライン)から通常グレードへと変更されてからも人気は衰えずモンテレーの中でもマーキスやマーキスブロアムは人気グレードとして販売台数も多く登場からその人気は衰えることがありませんでした。
モンテレー最終モデルの1978年ではマーキュリーディビジョンとして最高の販売台数約54万台を1年間で販売しました。
この大成功したグランドマーキスがモンテレーから独立車種として展開されたのは必然という事ですね。
それだけ人気もありアメ車としての魅力もたっぷりの通称1978年マーキュリー グランドマーキス(1978年マーキュリー モンテレー マーキス&マーキスブロアム)を今回はご紹介していきますね。
グランドマーキス車種独立前の1978年が魅力的!
グランドマーキスはFRフルサイズモデルとしてアメリカは元より他国でも大変人気のフルサイズアメリカンなのですが、私的には1979年以降の独立車種として展開される前のモンテレーとして販売されていたグランドマーキスがおすすめです。
1979年に独立車種として新しく販売されたグランドマーキスはフルモデルチェンジされていて当時では斬新で最新のボディースタイルになっていますが、現代の車のボディースタイルに似ていますので古き良き時代のアメ車を求めている人には少々物足りなさを感じてしまいます。
しかし、フルサイズモデルのアメ車だけあって大きいそのボディーは存在感があり日本で乗っているとその大きさだけでも一目置かれる車となっています。
現代の車に近いスタイルがお好みの人には独立展開された後のグランドマーキスがおすすめです。
また、ポリスカーやイエローキャブ(タクシー)が好きな人にも独立展開後のグランドマーキスは良いですね。
フォードのクラウンビクトリアやシボレーのインパラやカプリスと同様にポリスカーなど働く車として専用パッケージも展開されていますのでクラウンビクトリアやインパラではなくあえてグランドマーキスのポリスパッケージを選ぶのもおすすめです!
マニア心をくすぐるアメ車間違いなしです。
運転したら分かるグランドマーキスの魅力!
実際に運転してみるとその良さも分かるのですが、見た目が1978年と1979年を比べてしまいますと古き良き時代のアメ車が好きな人は1978年の独立車種としてフルモデルチェンジをする前のグランドマーキスにひかれてしまうかと思います。
基本構造はFRフルサイズモデルとして同じ感じですので運転して見たら分かる良さは変わりないですけどね。
この辺りは見た目で選んでいただくと良いかもですね。
FRフルサイズの基本構造は変わりませんので運転した際の乗り心地などはそこまでの違いはありません。
しいて言えば排ガス規制の前後でエンジンスペックが大きく変わりますのでこの辺りが運転する魅力を左右する時期になるかと思います。
具体的には高回転域の伸びが排ガス規制後のエンジンでは物足りなさが否めません。
日本で普通に乗るのには全く問題はありませんが、高速道路でアクセルをめいっぱい踏み込んだ際の暴力的な加速が排ガス規制後のエンジンでは優しくなってしまっています。
しかし、ビッグブロックエンジンのトルクはそのまま体感できますので信号待ちからアクセルオンでタイヤをキュルキュル言わせて2トン以上のボディーを発進させることも可能なアメ車は乗っている人を大いに楽しませてくれます!
FRフルサイズのボディー形状の豊富さが魅力的!
グランドマーキスはFRフルサイズモデルとして登場からファイナルモデルまで販売されていました。
第2世代以降はFRフルサイズ4ドアセダンのみの販売となりそれまで車種展開されていました2ドアフルサイズクーペと5ドアステーションワゴン(コロン―パーク)は無くなりました。
この事もありグランドマーキスの独立前のパッケージモデルやモンテレーのグレード展開されていたグランドマーキスがボディー形状を選ぶことも出来ておすすめな理由の一つになります。
FRフルサイズの需要を考えると当然4ドアフルサイズセダンの需要がダントツである事は分かりますが、あの大きなボディーで2ドアクーペの形状もラインナップにあるグランドマーキスは他の車には無い魅力を備えています。
リンカーンのマークⅤ(ファイブ)の様なビッグサイズクーペはスポーティーな走りは勿論ですが、その大きなボディーをグイグイ引っ張っていくまさにクルージングと言って良い走りは運転をした人にしか味わう事の出来ないとても魅力的なクーペになります。
グランドマーキスは独立展開後しばらくするとフルサイズセダンのみのラインナップとなってしまう為ラインアップがある年式の場合はあえてフルサイズセダン以外をえらぶのもありですね。
さらに5ドアステーションワゴンのコロニーパークも魅力的ですね。
日本車では味わう事の出来ない横に広い室内!
更に広大なラゲッジスペースは多くの荷物を積んでもまだ余裕がある、そんな広大なスペースを兼ね備えています。
日本のミニバンでは積み込めないような長い荷物でも余裕をもって積み込めるのも魅力の一つですね。
ステーションワゴンはミニバンには無い走りの軽快さも魅力的でスポーティーにクルージングする事も可能です。
フルサイズモデルならではの広い室内も魅力的!
フルサイズアメリカンと言えばベンチシートですよね。
日本車でもベンチシートの車はありますが、横幅の広いフルサイズアメリカンのベンチシートは日本のベンチシートとは全く異なります。
しかもこの年代のアメ車もシートの座り心地が良いのです。
ビンテージアメリカンのソファーそのままの様なシートではありませんが、十分に良い座り心地を体感できると思います。
ベンチシートは横幅が広い車だからこそ快適なシートです。
フルサイズセダンやフルサイズクーペの両方とも乗車定員は6人となっています。
2列シートで6人なのです。
日本ではセダンやクーペは5人や2人と言った乗車定員となっていますが安全性などを考慮した人数ですね。
運転席のある前列シートをアメ車の様にベンチシートにしている車も日本にはありますがアメ車のベンチシートに比べますと横幅が狭く人と人との距離が近くなり当然3人で座る事は難しくなります。
日本車ですと古いセドリックなどは運転席のある前席がベンチシートの時代もありましたよね。
しかしアメ車のベンチシートを知っている人からするとベンチシートの魅力の広いスペースにふかふかなシートとは少々異なってしまう感じが否めません。
ゆったりと座るというよりも運転手と助手との距離が近いという事が魅力になるのかなと思います。
カップルシートみたいなものですね。
しかし、フルサイズアメリカンなら前列後列どちらのシートでも3人座っても余裕のある横幅があり2人で座るのであれば余裕もありゆったりとくつろぐ事のできる空間となります。
横幅の広いフルサイズのアメ車にはベンチシートですよね。
当然カップルシートのような密着して…なんて使い方も当然出来ますよ。
フルサイズセダン、フルサイズクーペ、するサイズステーションワゴンどれを選んでも余裕ある優雅な室内はとても魅力的ですね。
フルサイズクーペならではの不便さも魅力の1つ!
フルサイズモデルのクーペとなると少しだけ難点があるのも愛嬌でそこがまた大きなアメ車の魅力ともなってしまう不便さがあります。
所有している人や実際に乗って見た人は気づく人もいるかと思いますが、大きなフルサイズモデルならではの不便さがあります。
リンカーンのマークV(ファイブ)同様の不便さなのですが、ドアの枚数が2枚という事がこの不便さを招く原因ともなっているのです。
ドアが2枚という事は左右1枚ずつの2枚となりますので片側1枚で前列と後列シートへのアクセスを必要とします。
この為4ドアフルサイズセダンよりもドアの大きさが大きくなっています。
この事によって室内側のドアハンドルが思ったよりも後ろの位置になってしまう事があるのです。
前列のシートの位置にもよりますが思ったよりもドアハンドルが後ろにあるな…と慣れるまで不便に思えるかもしれません。
しかし、この不便さは通常の2ドアクーペよりもその大きさが大きい事も証明でもありますので逆に自慢できる箇所にもなりますね!
普通のクーペの場合は基本的にドアの大きさは変わらずボディーを小型化して軽量化津スポーティーな状況を作りますが、そこはアメ車です!ボディーの大きさはそのままにドアを大きくして2ドアにしてスポーティーな走りを実現する為に細かい箇所に手を加えてクーペモデルとしています。
大きなボディーのままスポーティーなクーペにしていますのでどうしても室内のドアハンドルは通常よりも後方気味になってしまいますがこの不便さこそがフルサイズクーペたる魅力の一つではないでしょうか!
思ったよりも運転しやすいフルサイズモデル!
実際に運転して頂けると分かるのですが、マーキュリー含めフォード系列のアメ車全般に言えるのですが、思ったよりも運転しやすいのです!
大きなフルサイズボディーで運転に自信がないな…なんて思ってしまう人もいるかもしれませんが思っている以上に小回りが利くのです。
一度で曲がれないかもしれないなと思えるような曲がり角でも余裕で曲がり切れてしまえるフルサイズモデルがグランドマーキスなのです。
まとめ
グランドマーキスとして独立展開する前のグランドマーキスの魅力をいくつかご紹介させて頂きましたが、お話していない魅力ももっと沢山あるのがこの1978年グランドマーキスです。
お伝え出来なかった魅力をここでも少しだけ、スクエアボディーのエクステリアデザインに内装もスクエアデザインを基調にしてダッシュパネルなどスクエアデザインで統一されてウッドパネルやクロームトリムとの相性も抜群です。
見た目の魅力であればリトラクタブルヘッドライトですね!
スクエアボディーのフロントフェイスをリトラクタブルヘッドライトの採用によって日本車には無い見た目を実現しています。
このリトラクタブルヘッドライトの形状はこの年代のアメ車を代表するデザインとなっています。
見た目だけでもこの年代のアメ車を選ぶ理由になってしまうほどの魅力的なデザインです。
日本車のリトラクタブルヘッドライトとは明らかに違うデザインに驚くことでしょう。
アメ車のリトラクタブルヘッドライトは今回のグランドマーキスやリンカーン、サンダーバード、リビエラ等々特徴的なリトラデザイン(ヘッドライトデザイン)のアメ車が多くあります。
運転もしやすいフルサイズアメリカンのグランドマーキスですが、ミニバンからの乗り換えの場合はボンネットのある車という事に慣れは必要かもしれませんがとても運転のしやすいフルサイズモデル!それがグランドマーキスです。
愛車はどのKING?
アメ車のメッキ手入れ
クロムメッキパーツのアメ車の手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
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詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。