【アメ車】1971年ビューイック リビエラ は今注目のビッグラグジュアリークーペ!

1971年ビューイック リビエラ

1971年ビューイック リビエラはEボディーの高級ビッグクーペです。

3代目リビエラとなる1971年リビエラは1973年までの短い期間のみ販売された希少性の高いアメ車です。

当時は斬新すぎたボディーデザインも現在では人気が上昇してきている今が狙い目のビッグラグジュアリークーペです。

リビエラとは

ビューイックのリビエラと聞くと多くの人はリビエラが独立して車種の名称として販売された1963年のリビエラと思う人が多いかと思います。

この車種として独立した1963年の初代リビエラ(正式名称はビューイック エレクトラ 225 リビエラ 4ドア ハードトップ)からリビエラを車種として数えて1999年のラストイヤーとなる8代目リビエラまでをリビエラとしています。

しかし、リビエラという名称自体は実はもっと前から使用されていた名称なのです。

アメ車のビンテージカーが好きな人はリビエラと聞くと1950年代のピラーレス4ドアハードトップのビューイックでしょ?と思う人も多いかと思います。

こちらも正しいのです。

初登場のリビエラはボディー形状の名称だった

リビエラという名称は1949年にビューイックのボディー形状の名称として初登場しました。

当時の謳い文句として有名な宣伝文句もあります。

「Stunningly smart.」(気絶するほどカッコ良い!)

という謳い文句で1949年のピラーレスボディー(Bピラーが無いボディー形状)で登場していたのです!

1950年代のアメ車の特徴でもあるスポーツタイプのピラーレスボディーですね。

窓を全開にする事でBピラーが無くなって開放的な一枚窓の空間を作り出す事が可能となったボディー形状です。

コンバーチブルのトップを閉めた形状にも見える事からこのスポーツクーペと呼ばれるピラーレスボディーは当時も今現在でも人気のボディー形状です。

1955年からGMは本格的にピラーレスボディーを販売してこの年代からのビューイックディビジョンのピラーレスボディーもリビエラの名称が使われています。

しかし、どれもリビエラはボディー形状の名称で車種の名称としてはビューイックではロードマスターやスーパー、センチュリーにスペシャルといったビューイックの車種名で販売され、リビエラは各車種名のボディー形状の一つとしての名称にすぎませんでした。

ちなみに、同じGMのシボレーディビジョンからはベルエアでもこのピラーレスボディーは販売されていて名称はスポーツクーペとなっています。

また、1955年~1957年のシボレーはトライシェビーと呼ばれ今でもアメリカで大切にされている特別なアメ車になります。(同年代のコルベットは同じシボレーディビジョンですがトライシェビーとは別に扱われています)

リビエラは車種独立から8世代続いたアメ車

リビエラは高級パーソナルカーとして1963年に車種として独立して販売を開始されました。

当時はフォードのサンダーバードに対抗する為にGMが販売したラグジュアリーパーソナルカーですね。

初代リビエラはリトラクタブルヘッドライトなど今でも斬新なデザインでとても魅力的なアメ車です。

リビエラ各世代の年式

リビエラ世代

世代年式

第1世代

1963年~1965年

第2世代

1966年~1970年

第3世代

1971年~1973年

第4世代

1974年~1976年

第5世代

1977年~1978年

第6世代

1979年~1985年

第7世代

1986年~1993年

第8世代

1995年~1999年

第3世代 ビューイック リビエラの最大の特徴

1971年~1973年の第3世代と呼ばれるリビエラの最大の特徴は何と言ってもリアビューになります。

大きなサイズのボディーを持つ高級クーペを聞かざる特徴的なリアビューはボートテールとも呼ばれて第3世代リビエラのアイデンティティーでもあります。

当時はこのボートテールは斬新すぎて人気爆発とまではいきませんでしたが、好きな人にはたまらない特徴的なデザインで当時も今現在でも虜となっている人は多数います。

特に現在では既存数も少なく貴重なリビエラとして人気も高くなっています。

大きなボディーを軽々と引っ張るビッグブロック

ビューイックは高級パーソナルクーペと謳うだけあってエンジンもシボレーなどのスモールブロックとは違い455cuiのビッグブロックが搭載されています。

排気量でいうと7456ccになります。

日本車の軽自動車が660ccですので10台でも足りない程の大きなエンジンだという事が分かりますね。

5mを超える全長に全幅2m超えの大きなボディーを優雅に引っ張る事が可能なビッグブロックはまさに高級パーソナルクーペといった感じです。

この第3世代リビエラの特徴でもあるボートテールと言われるだけあって陸に居ながらして大型の船でクルージングを優雅に楽しむことが出来るアメ車になっています。

このビッグブロックは低回転域でも快適に大きな車体を引っ張ってくれますのでスポーツカーとして速いスピードでスポーティーに運転するというよりは、窓を全開にして開放的な室内からドアに肘をかけて優雅にクルージングを楽しむ方がこの車にはあっているかと私は思います。

とはいってもスポーツカーの様にアクセルを踏めばグイグイ車体を引っ張って行ってくれますのでスポーティーに乗ることもできます。

ハンドリングがとてもクイックネス

1971年の第3世代リビエラはハンドルがとても軽くてクイックネスな反応ができる仕様となっています。

右いっぱいにロックするまでまわしてから左にいっぱいにロックするまでハンドルを回すと3回転もしないうちにロックされてしまうほどです。

少しのハンドリングでクイックネスに反応をしてくれますので高速走行でも反応よくコーナリングなどでサポートをしてくれます。

このクイックネスなハンドリングは第3世代リビエラオーナーにしか味わえない感覚です。

ビューイックの頂点たる充実装備

当時のビューイックのモデルレンジの中ではリビエラは一番高い位置として販売制作されていました。

その為現在でも引けを取らない充実装備となっています。

例えば今でいうトラクションコントロールシステムの基本となるシステムが組み込まれています。

コンピューター制御によって前輪と後輪の回転差を検出するセンサーがありホイールスピンを検知して制御する機能がこの時代で備わっています。

アメ車のビューイックやオールズモービルは世界的に見ても最先端の技術を早い段階から組み込んで実装をしています。

しかし…そのほとんどは実装が早すぎるが故に必要が無いとされてしまう事も多かったりもしますが…

その後にヨーロッパ車などが真似して実装してそちらが流行ってしまうなんて事が多いんですよね…

今では当たり前のビューモニターやGPSアンテナなども先駆けていたのですが…広大な土地でのビューモニターの必要性が感じられなかった事など実装がはやすぎるが故の不人気なんですよね。

第3世代ビューイックリビエラのスペック

販売期間

1971年~1973年

販売価格

新車時:5,143ドル

生産台数

101,618台

ボディー形状

2ドアクーペ

使用燃料

ガソリン

エンジンスペック

455cui ビューイックV型8気筒
排気量:7456cc
0-99km/h加速:9.9秒
燃費:3.7-4.5km/L
最高出力:253ps/4000rpm
最大トルク:51.7kg-m/2800rpm

ギアボックス

3速AT(ST-400型)

駆動方式

FR

全長

1971年:5,522mm
1972年:5,545mm
1973年:5,874mm

全幅

2,029mm

全高

1,372mm

ホイールベース

3,099mm

乾燥重量

2,066㎏

生産工場

ミシガン州 フリント

プラットフォーム

E-ボディー

充実した装備でも当時は不人気車種だった

1971年から登場したボートテールに充実した装備を実装したリビエラなのですが、当時はあまり人気の車種ではありませんでした。

大きなボディーの高級パーソナルクーペは当時のマスメディアの反応は良くコーナリング性能やマックストラックと呼ばれるビューイック製トラクションコントロールは人気車種になる予感はあったのですが…

ハンドリングなどは「直線性能を残しつつハンドリングも宝石の様に美しい」と絶賛するマスメディアもあったほどでした。

しかし、第3世代の特徴的なボートテールの斬新さがあまり受けが良くなかった事もあり人気低迷してしまいました。

このボートテールの好き嫌いのハッキリしたデザインとは別で追い打ちをかける不運な状況も…

第3世代の特徴の一つでもあるフルフロー換気システムがその大きな理由の一つでもあります。

フルフローシステムは画期的でしたがある状況下では…

1971年のリビエラからフルフローシステムという画期的な自然換気システムが採用されましたがこのフルフローシステムが不人気に拍車をかけてしまう事になってしまうのです。

とても画期的な技術ではあったのですが1971年のフルフローシステムはトランクの蓋の上に2つの大きな格子をはめて作った自然換気システムになります。

この位置が悪かったのか、ある状況下では真空状態が出来てしまい、雨を室内へと巻き込んでしまう不運な状況を作ってしまいました。

当然屋根があって窓も閉めているのに雨が室内へと入ってくる状況は文句を言われても仕方のない状況ですよね…

この事もあり不人気車種として第3世代のリビエラは印象付けられてしまいました。

このフルフローシステムは1972年にトランクの蓋にあった位置から移設してリアデッキのルーバーに変更されました。

しかし、この移設先でもフルフローシステムは不運な状況を作り出してしまうのです。

1972年のリビエラは1971年の状況を打開すべくフルフローシステムの移設を試みたのですが、この移設先では真空状態を作って雨を室内へと巻き込むことは無くなったのですが代わりに他のものを室内へと引き入れる状況になってしまいました。

ある状況下で稀に排気ガスがフルフローシステムのルーバーから車内へ侵入してしまう状況を作ってしまうのです。

不運は重なってしまい人気低迷車となってしまうんですよね…

スペックやその他の装備など充実していてボートテールデザインなどデザイン的にも好きな人にはたまらない車種なのにとても残念ですよね。

リビエラは好きな人にはたまらないアメ車

フルフローシステムや斬新なボディーデザインによって当時は人気低迷車になっていましたが当時からこのデザインが好きな人はいがいと多かったのです。

しかし、フルフローシステムの不具合などが重なりどうせ購入するのならキャデラックやサンダーバードを購入してしまうという状況を作ってしまいました。

まとめ

第3世代のリビエラは特徴的なボートテールデザインに余裕のあるビッグブロックエンジンと広い室内空間。

この優雅なアメ車は運転した時に分かるハンドリング性能やゆったりとした陸でのクルージングを味わわせてくれる高級パーソナルクーペです。

フルフローシステムの不具合で人気はあまり出ませんでしたので現在残っている車両も少なく希少性も高いアメ車になります。

2007年に発表されたガルウイングリビエラによってリビエラ復活の兆しも高まってきている今こそねらい目のアメ車なのかもしれませんね。

ボートテールリビエラは運転してこそ分かる価値のあるアメ車です。

 

1971年 ビュイック リビエラバンパー再メッキ事例

1971年 ビュイック リビエラバンパー再メッキ前
再メッキ前
1971年 ビュイック リビエラバンパーメッキ剥離後→板金修理後
メッキ剥離後→板金修理後
1971年 ビュイック リビエラ再メッキ後
再メッキ後

 

1971年 ビュイック リビエラバンパー凹み11971年 ビュイック リビエラ凹み21971年 ビュイック リビエラバンパー凹み3
再メッキ前
1971年 ビュイック リビエラバンパー板金修理後11971年 ビュイック リビエラバンパー板金修理後21971年 ビュイック リビエラバンパー板金修理後3
メッキ剥離後→板金修理後
1971年 ビュイック リビエラバンパー再メッキ後11971年 ビュイック リビエラバンパー再メッキ後21971年 ビュイック リビエラバンパー再メッキ後3
再メッキ後

再メッキのお問い合わせ

1971年ビューイック リビエラのメッキ手入れ

クロムメッキパーツの1971年ビューイック リビエラの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。

錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

車用のコーティング剤とメッキングの違い

車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。

(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)

車用のガラスコーティングイメージ図

ガラスコーティング被膜

セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

メッキング被膜イメージ図

メッキング被膜

メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。

メッキング被膜の効果

※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。

メッキングが重ね塗布が有効な理由

  1. メッキング重ね塗布1回目
  2. メッキング重ね塗布2回目
  3. 重ね塗布3回目

メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます

厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。

■見た目重視の場合は薄く

■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く

メッキングが塗装NGの理由

メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。

自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。

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