アメ車のイメージはデカイ、燃費が悪い、壊れやすいなんてイメージを持っていませんか?実はアメ車、特にビンテージカーと呼ばれる旧車(キャブレーター車)はメンテナンス次第で燃費も良く壊れ難い車なんですよ。
今回はその中でも私の所有している1967年のキャデラックの魅力についてご紹介をしていきますね。
インスタ映え間違いなしの車です。
1967年キャデラックの魅力はそのデザイン!
ビンテージのアメ車は年代によってそのデザインが大きく変わりどの年代も特徴のあるデザインとなっています。
中でも1965年~1970年に採用されていた縦目のデザインは今でも洗練されていて多くの人を魅了しています。
この短い期間に採用された縦目キャデラックの中でも私個人的におすすめなのが1967年のデザインです!
目次
1967年キャデラックの魅力その1
グリルデザインが一体感があって美しい!
1968年のビッググリルも人気がありますが、私個人的には一直線でボディーとの一体感のある1967年キャデラックのグリルデザインが一番魅力的です。
縦目のヘッドライトのデザインで横に大きくデザインされたグリルが一直線になっていますのでより大きく長く見えて最高です。
縦目ばかり注目されていますが、この横に大きなグリルにも注目してみてください。
同じ縦目キャデラックでもこのグリルデザインによって顔の印象が結構変わってみえると思いますよ。
1967年キャデラックの魅力その2
1967年キャデラックの魅力はサイドのプレスラインとピラーデザインがかなり計算されています。
前から後ろまで一体感のあるデザインとなっているのが1967年のキャデラックの決め手になるデザインといっても過言では無いと思います!
縦目のキャデラックはどうしても縦目という事だけで縦目のキャデラックならどの年代のキャデラックを選んでも同じと思ってしまう人もいますが、各年代でそのデザインは結構変わっています。
先のグリルデザインもそうですがこのサイドのデザインも各年代で大きく異なります。
グリルデザインが正面の印象を変えるデザインとなりますがこのサイドのデザインは横からの印象を大きく変える要因となっています。
例えば1965年のキャデラックの場合はピラーの付け根部分がサイドの窓よりも一段高くなった場所から出ていますので少し古いデザインの印象を受けます。
古いビンテージ感が好きな人にはたまらないデザインですね。
このピラーの付け根のデザインが1967年ではその印象が大きく変わります。
両方を見比べて頂くとよく分かるかと思いますが、窓の下のラインからピラーの付け根、トランクまでスッとした印象を1967年のキャデラックでは受けると思います。
これは窓からトランクにかけてのピラー部分が斜めにスッとなめらかに一体感のあるデザインとなっているからなのです。
このサイドデザインはとても洗練されていて今でも古いという印象よりもとても洗礼されたデザインで大きな車体をより大きく長く見せる要因ともなっています。
1967年キャデラックの魅力その3
横からみた縦目のヘッドライトデザインが魅力的!
縦目のキャデラックは実は同じ縦目でもヘッドライトのデザインが各年代で異なっているのはご存知ですか?
1967年のキャデラックは縦目のデザインも洗練されています。
縦目キャデラック初期の1965年のキャデラックでは縦目と言われるだけあって垂直に縦にデザインされているのですが、1967年のキャデラックでは縦目ヘッドライトの上がより前に出て下が奥に引っ込んでいるデザインとなっています。
正面から見たヘッドライトではその形状は分かり難いかと思いますが、横から見て頂けるとそのデザインが大きく異なる事が分かるかと思います。
上から下にかけて斜めになった縦目デザインとなっていてこの斜めの縦目のデザインとピラー部分の斜めのデザインとが相まってサイドから見た印象が大きく異なりより長く大きく洗練された印象を与える要因ともなっています。
縦目デザインはあのベンツも真似していた!
アメ車はヨーロッパ車が好きな人にとっては燃費が悪いし大きくて…なんて少し嫌われている事も多々ありますが、実はあのメルセデスベンツもこの縦目のデザインを真似している時期があったのはご存知でしょうか?
例えばベンツの2代目のSL系がこの縦目デザインを採用していました。
世界的に見てもこの縦目デザインは当時とても洗練されていてデザインだけではなく機能的にも理にかなっていて多くのメーカーが採用をしていました。
当然日本でも縦目デザインは採用されていましたが、この縦目デザインの車…現在ではほとんど見かけなくなりましたよね…
この頃のデザインのまま現在の電子制御やエンジンなど快適装備を加えて復刻なんてしたら人気が出るのにな…なんて思っている人も多いかと思いますが…出来ない大人の事情などがあるんですよね。
当時の人気のあった車両を現在に復活させて販売しているメーカーやモデルラインも意外とありますが、当時の面影を少し残した最近の車という印象の方が強いですよね。
安全性や剛性等色々とクリアしない課題が多くて当時のままというわけにはなかなかいかないんですよね。
キャデラックとは違いますが、同じアメ車ですと、復刻した当時の車両で私個人的に当時のデザインをそのままに現代のスペックに合わせて安全性などクリアしたコレはと思う車両があります。
ダッヂチャレンジャーというアメ車です。
当時の車両はモパーやマッスルカー等と呼ばれ速く走る車が好きな人にはもぅたまらない車です。
チャレンジャーは当時のボディーデザインを忠実に再現していて当時の車を知っている人は勿論知らない人でもカッコ良いと思えるデザインなのでは?と思います。
機会がありましたら新車のチャレンジャーを見てみてくださいね。
ちなみに似た名前でチャージャーというアメ車もありますが、私的にはチャレンジャーがおすすめです。
1967年キャデラックのスペック
日本車でも同様なのですがアメ車も同じ年代の同じキャデラックでもグレードや形状などで大きさは異なります。
例えば日本でも良く聞くことのあるキャデラックのドゥビル(デビル)ではボディー形状が4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドアコンバーチブルと3種類あります。
このドゥビル以外にもフリートウッドや62スペシャル、セビル、エルドラド等々年式の同じキャデラックでもとても多くの種類があるのです!
今回はその中から1965年~1970年までの同モデルキャデラックドゥビルセダンのスペックをご紹介します。
全長:5,690㎜(1965年、1966年、1967年)
5,705㎜(1968年)
5,715㎜(1969年、1970年)
全幅:1,965㎜(1965年、1966年、1967年、1968年)
2,025㎜(1969年、1970年)
全高:1,410㎜(1965年、1966年、1967年、1968年)
1,425㎜(1969年、1970年)
ホイールベースはどれも同じで3,290㎜となります。
車両重量:2,100-2,200㎏
乗車定員:5/6人
駆動方式:FR
変速機:3AT
エンジン:7.0L/7.7L (V8エンジン)
キャデラックでは最高峰クーペに位置付けられているエルドラドは他のグレードとはボディー形状もスペックなども違いエルドラドは当時では格上の存在感をだしていました。
例えば駆動方式等も1967年のエルドラドはFFを採用やキャデラック(アメリカ)が最も最盛期の1970年のエルドラドでは8.2LのビッグブロックV8エンジンを搭載している等当時では破格のスペックでした。
今でも排気量であれば破格のスペックですよね…
馬力は400psでさすがは最高級クーペと言ったところです。
価格も当時の一番下の価格のキャデラックなら2台買えてしまうほどの高級車でしたのでその威厳たるや凄かったでしょうね。
キャデラック自体高級車でしたのでその中でも最上級クーペともなれば乗れる人が少なかったでしょう。
当時でもエルドラドは少なかったですので現在残っているエルドラドは本当に少なくその貴重性も分かりますね。
駆動方式もこの辺りから安全性や効率化などからFF化が進んでいきます。
グレードバリエーションが豊富!
1967年キャデラックだけではありませんがこの年代のアメ車にはグレードバリエーションがとても豊富でユーザーの使い方などによって選ぶことができます。
先にもご紹介させて頂きました1967年キャデラックではエルドラド、ドゥビル(デビル)、セビル、フリートウッド等々高級車に位置付けられているキャデラックの中でもさらにグレードがあり価格は倍以上も違っていました。
それぞれのグレードの中にボディー形状がセダンやクーペなど別れていますので50年以上経過した今現在でも豊富なラインナップからご自身に合った車両を見つけることもできます。
ただし、購入する際にはある程度の知識を得てからにした方が良いです。
もしくは、詳しい人と一緒に車両を確認してから購入などですね。
現在の車とは違いキャブレーターエンジンはメンテナンス次第で良くも悪くもなってしまいます。
アメ車が壊れやすいというのは嘘だった!
燃費が悪いや壊れやすいというのを良く聞きますが実際は壊れ難く燃費も良いんですよ。
実際に毎日乗っていますので壊れやすいというのは先ずありませんよね。
では何故壊れやすいと言った情報が多くの人に認識されているのでしょうか?
実はアメ車は壊れていても走ってしまうからなのです!
壊れていても走る???
どういうことなの?と思われる人もいるかもしれませんが、実際にあった経験を元にお話をさせて頂きます。
壊れていても走るタフなアメ車!
アメ車のエンジンは排気量が大きい事はご存知ですよね。
レストアやエンジン載せ替えなどで多くの扱われている350ciと呼ばれているスモールブロックエンジンでも5.7Lの排気量があります。
構造はメンテナンスしやすいV8エンジンですね。
350の中でもZZ4など細かくラインナップはありますが今回は割愛させて頂きます。
5.7Lと言うと5,700㏄ですので日本の車と比べますと軽自動車では660㏄、現在主流となっています5ナンバーサイズのミニバン(セレナなど)では2,000㏄、3ナンバーサイズのミニバン(アルファード)ではGで2,500㏄、GFで3,500㏄となりますのでスモールブロックといってもその大きさが分かりますね。
この5,700㏄のエンジンはV8エンジンになりますので8個で5,700㏄の排気量なのです。
という事は、V8の内半分の4気筒が壊れていても残りの4気筒が動いていれば半分の排気量2,850㏄で車は動くことができるのです。
コレが壊れていても走るという事なのです。
壊れるという事が車が走らないという事であればエンジンは壊れていても車は壊れていないという事にもなってしまいます。
アメ車あの広大なアメリカで扱われている為タフでなければ日常的に使用することができません。
本来は日本車よりもずっとタフで壊れない車なのです。
今回はアメ車の魅力についてですのでなぜ壊れないのか等詳しいお話はメンテナンス等をご紹介する時に詳しくお話をさせて頂きます。
まとめ
1967年のキャデラックの魅力何と言ってもそのボディースタイルです。
現在でも珍しい縦目デザインを採用した数少ない車両です。
その中でも1967年のキャデラックは一番洗練された統一感のあるボディー形状でマニアから車に興味のない人まで魅了されてしまうお洒落なデザインです。
ラインナップも豊富で使用方法で選ぶ事や価格で選ぶなどご自身に合った車両を現在でも選ぶことができます。
光る部分をキレイに磨き上げたら古さを感じさせないとってもオシャレな車ですよ。
この機会にアメ車に乗ってみませんか?インスタ映え間違いない詩です。
どこにいても1967年キャデラックで映えてしまいます。
1967年キャデラックのメッキ手入れ
クロムメッキパーツの多い、1967年のキャデラックの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
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詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。