【アメ車】1960年キャデラック フリートウッドのゆったり感は特別!
アメ車の中でも1960年キャデラックフリートウッドは優雅でゆったりとしたクルージングが出来る特別なアメ車です。
フルサイズのボディーサイズの中でも1960年のキャデラックフリートウッド大きくて当然内装もゆったりとしています。
あのふかふかのソファーを味わったら…もう他の車両がチープに思えてしまうほどです。
目次
1960年キャデラックの洗練されたデザイン
1960年キャデラックは1959年の大きなテールフィンとロケットテールの派手な印象とは変わって同じ大きなテールフィンでも一体感のあるデザインとなっています。
アメ車最大のテールフィンを持つ1959年のキャデラックと一見すると似た印象のテールフィンなのですがその全体的な印象はエレガントでとても洗練されたデザインとなっています。
これはテールフィン上部が直線的につながる印象を与えるデザインとなっている為より優雅でエレガントな印象を与えることになっているのです。
更にテールライトもロケットテールのような特徴的な印象は無くなっているのですがテールフィンと一体感のある立形デザインとなっている為、テールライトとして主張しないでテールフィンからボディーへの一体感を繋ぐ印象を与えることに貢献しています。
1959年のキャデラックがアメリカのテールフィン全盛期の象徴となりますが1960年のキャデラックは象徴的なテールフィンをより一体感のあるデザインへと変貌させそれに成功させた優雅なキャデラックらしさを醸し出した車両となります。
私的には1959年のキャデラックは男性的で派手な印象を受けるキャデラックで1960年のキャデラックは女性的で優雅な印象を受けるどちらもとても魅力的なキャデラックだと思います。
フリートウッドだけの特別なモールディング
キャデラックの中でもフリートウッドだけが持っているモールディングはキャデラックの中でも特別感があってクロームパーツが多くなっていますので高級感もとても高いです。
今現在では穴をあけてモールディングを足す事で見た目をフリートウッドにする事は得きますが、ボディーサイズなどは変えることはできませんのでフリートウッドは特別感があります。
その大きなボディーサイズはなれるまでは日本車よりもとても大きく少し苦労するかもしれませんが、慣れてしまいますと意外と小回りも聞きますので日本の道路事情でも苦も無く運転することができます。
大きなボディーサイズは運転している人はもちろんですが、一緒に乗っている搭乗者もゆったりと座る事が出来てまるで応接室のソファーに座っている印象を受けることでしょう。
このふかふかでゆったりとしたソファーに慣れてしまいますと日本車のファブリックシートでは物足りなく感じてしまいます。
それほどまでにゆったりと優雅なクルージングが出来る車両なのです。
ソファーシートだけでしたらこの年代の1950年~1960年代のアメ車はそのほとんどがふかふかのソファーシートになっていますので良質な座り心地を味わうことができますが大きなボディーサイズの優雅さはこの1960年キャデラックフリートウッドに勝るアメ車はそうそうありません。
もしこの1960年キャデラックの中でもフリートウッドを見かけた場合は可能でしたら是非そのソファーシートに腰掛けて下さい。
さらに腰かけてクルージングできたらその最高な気分を分かち合えることでしょう!
大きなエンジンだからこその優雅なクルージング
1960年キャデラック フリートウッドはボディーサイズも大きいですがエンジンも大排気量のビッグブロックになります。
この為、日本車やイタリアのスポーツカーの様にスピードを出す際に高回転域で甲高いエンジン音を出すような走行をする事はありません。
高回転域での走行はもちろんできますがスタトダッシュでのホイールスピンを起こしてキュルキュルキュルっとさせるぐらいでスピードを出す際には低回転のままドッドッドッと優雅なエンジン音のまま高速走行が可能となっています。
コレは広大なアメリカを横断する為に大きなエンジンで疲れることなく優雅にクルージングが出来る事に一役かっています。
当然日本でも高速道路などで高速度域走行する際にも日本車やスポーツカーの様に高回転域で高いエンジン音で走行するなんて事はありません。
大きな車両をズバーと優雅に引っ張っていきドッドッドッと図太いひびきの良いエンジン音のまま優雅に走行することができます。
まさにクルージングといった印象の走行です。
この低回転でスピードが出る感覚を味わってしまいますと高回転でスピードを出す走行に違和感を覚えてしまうほど優雅なクルージングを味わうことができます。
こんな低回転でこの速度が出てしまうの?と驚くことになるかもしれませんね。
4ドアだからこその使い勝手の良さ
ビンテージキャデラックでは現在多く出回っている車両の殆どは2ドアのデビルクーペなどではないでしょうか?
価格もお手頃で車両自体の数も多い為デビルクーペが多いのです。
2ドアモデルのデビルクーペはフリートウッドとは違いボディーサイズも少し小さくなっていて運転はしやすいのかもしれませんがコレは慣れになりますので、デビルクーペもフリートウッドも運転をするうえではそこまで違いは無いと思います。
このボディーサイズの違いで内装の広さも違ってきますのでこの差は結構大きなものとなります。
また、2ドアと4ドアとではその使い勝手はかなり違ってきます。
特に後部座席を使用する際には2ドアの面倒な場面はとても多いです。
人を乗せる際にも荷物を載せる際にも4ドアと2ドアですとその使い勝手はかなりの差になってしまいます。
ボディーのプレスラインやサイドのボディーデザインでドアの枚数が少ない方が好きな人もいるかと思ますが、使い勝手や室内の広さ等メリットとデメリットを考えると圧倒的にフリートウッドの4ドアで大きなボディーサイズの方が魅力的です。
2ドアクーペも当然良いのですが私的には4ドアセダン…中でも60スペシャルや62スペシャルのフリートウッドがおすすめです。
クーペに乗りたいという人はコンバーチブルもおすすめです。
トップをしめる事でクーペの様に乗れますし、トップをあけることでオープンカーとしても荷物などを載せる際にもとても便利です。
ただ…ビンテージのアメ車のコンバーチブルに乗ったことがある人は分かるかと思いますがコンバーチブルのトップの手入れは意外と大変なんですよね…
好きで乗る人が多いですのでこの手入れも楽しめる部分ではありますけど。
当時の車両でもフル装備
1960年当時のモデルですがフリートウッドはフル装備となっています。
パワーブレーキにパワーステアリング、エアコン(クーラーに暖房)、パワーウインドウ等々今では当たり前の装備が当時からフル装備で付いていました。
当時のまま使用しても手入れのいきとどいた車両では問題なく現代でも使用することができますが、現代の道路事情に合わせてさらにカスタムや新品パーツへの換装も良いですね。
オーディオも当時のクロームパーツがふんだんに使われたものも良いですが現代の音楽事情に合わせたものを付け足すのも良いですよね。
今ではブルートゥースで繋げて音楽を聴くことが多いかと思いますので現代のブルートゥース対応のオーディオはグローブボックスなど見えない場所に付け足す事でインテリアの雰囲気を損なうことなく現代の音楽事情をそのまま使うことができますね。
トランクルームをオーディオ用の機器(オーディオ本体やスピーカー、ウーファー等)専用に組み込んでも良いですよね。
カーサロンなどのショーカーでもトランクルームをカスタムしてオーディオデバイスを組む事は良くあるカスタム手法ですのでご自身でのカスタムは勿論、ショップに依頼する場合でも適切なアドバイスを貰えることと思います。
大きなボディーサイズが故のメンテナンスのしやすさ
大きなボディーの1960年キャデラック フリートウッドはメンテナンスのしやすさも魅力的です。
1960年キャデラックに限ったことではありませんがこの年代のアメ車は全般的にメンテナンスがしやすい車両となります。
何故メンテナンスがしやすいのかというと、単純にそのエンジン構造にあります。
OHVのV8エンジンはその構造上とてもメンテナンスがしやすくて壊れにくいエンジンとなっているのです。
エンジンなんて分からないよ…とそんな人もいるかと思いますが、実はエンジンだけでは無くてエンジンルーム自体もこの時代のアメ車はメンテナンスがしやすい構造になっているのです。
大きなボディーサイズにゆったりとエンジンが配置されていますのでとてもメンテナンスがしやすいのです。
例えば現代の車ですと上部にカバーが有ったり下側にもアンダーカバーが有ったりしますので工具やネジなどの部品を落とした場合にもそれを探し出して拾うなんて事が非常に困難な状態になっています。
また、ボディーのダウンサイジングやエンジンルームを出来るだけ小さくして室内の日エロ差を確保する為にギュウギュウにエンジンが敷き詰められています。
この為手を入れてどうにかするというメンテナンス方法が困難となっています。
奥の場所をメンテナンスする場合や交換修理する場合にはその場所にたどり着くまで他の邪魔になるパーツを脱着しなければいけないのです…
効率的ではありませんよね…しかし、広い室内を確保する為に無駄なスペースを極力省くという技術力には凄さを感じます。
このエンジンルーム内のエンジンのレイアウトがメンテナンスのしやすさに一役かっているのです。
大きなボディーサイズは室内が広いのは当然ですが、エンジンルームも無駄に広いのです。
ボンネット内は現在の車に比べるととてもスカスカで車両によってはエンジンルームの中に入って作業する事も出来るほどです。
1957年のベルエア等がそれですね。
車両事故の際にラジエーターコアがつぶされる事無く衝撃を受けるスペースが設けてありますのでそこに入って作業する事が出来るんですよね。
この1960年キャデラックもエンジンルームは広くアンダーカバーなども無い為もしメンテナンス中に工具を落としてしまったとしても下に落ちるだけですので拾えば済みます。
奥の方にある場所も手を伸ばして作業する事も出来ます。
更にはカスタムをする際にも取り付ける場所が豊富にありますのでカスタムする場合にも大きなスペースは快適なのです。
所有した後のメンテナンスにも優しいアメ車なのです。
まとめ
1960年キャデラックフリートウッドはとても洗練されたデザインはエレガントで優雅なアメ車です。
大きなボディーをものともしない大きなビッグブロックエンジンは低回転でも高速走行を可能として優雅なクルージングを楽しむことができます。
大きなボディーサイズのゆったりとした室内もとても魅力的で4ドアならではの使い勝手の良さも抜群です!
一度味わったら忘れることの出来ない優雅でゆったりとした特別な時間を過ごす事の出来るアメ車です。
キャデラック フリートウッド のメッキ手入れ
クロムメッキパーツのキャデラック フリートウッドの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
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