この前まではサビていなかったはずなのに、ふと見たらテーブルの脚がサビていることに気づいたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、テーブルの脚がサビる原因を解説したあとに、サビをきれいに取る方法を紹介します。
テーブルの脚のサビ取りで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
テーブルの脚がサビる主な原因
テーブルの脚がサビる主な原因は以下の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。
空気との酸化
空気中には酸素がたくさん含まれており、それが鉄と結びつくと「酸化鉄」に変化します。
たとえば、鉄の釘を雨にさらしたまま放置していたら、赤くサビてしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この原理から、鉄や金属でできているテーブルの脚が酸素が結びつくと、サビが発生しやすくなります。
もらいサビ
もらいサビとは、金属製品のサビが他の製品に付着して、サビが移ることです。
サビる可能性が低いステンレスやプラスチック、タイルなどにもサビが移る可能性があります。
もらいサビの原因は「イオン化傾向」と呼ばれる現象です。2つの金属が接触した状態のまま放置すると、片方の金属がサビてしまいます。
もらいサビは水気の多いキッチンやお風呂場だけでなく、金属と接触する場所であればどこでも発生する可能性があります。
メッキ剥がれ
メッキ剥がれて、鉄や金属の表面が空気に触れている状態だと、サビが発生してしまう恐れがあります。そのため、サビを防ぐには再メッキやメッキコーティングを行うのがおすすめです。
クロームメッキは耐食性が強くてサビにくいものの、メッキに空いている目には見えない穴から水分が入り込むとサビてしまいます。
テーブルの脚に発生したサビの落とし方〜軽いサビの場合〜
テーブルの脚に発生した軽いサビは、以下の方法で落とすことが可能です。
サビ取り消しゴムを使った落とし方
<用意するもの>
- サビ取り消しゴム
- 防錆潤滑剤
- ゴム手袋
- スチールウール
- やわらかい布・クロス
<手順>
- まずはゴム手袋を着用する
- サビ部分に防錆潤滑剤を吹きつけ、スチールウールで磨く
- サビが取れたらやわらかい布・クロスで磨く
- メッキや塗装部分をサビ取り消しゴムで擦る
クレンザーを使った落とし方
<用意するもの>
- クレンザー
- 雑巾
<手順>
- 雑巾にクレンザーを取り、クルクルと円を描くようにサビを擦る
- サビが取れたら水拭きする
- 水拭きしたあとは、サビを防ぐためによく乾かす
「カルサイト粒子」が含まれているクレンザーは、表面を傷つけることなく、サビをきれいに落とすことが可能です。
クエン酸を使った落とし方
<用意するもの>
- クエン酸(粉末のもの)
- お湯
- バケツ(サビたものをつけられる容器)
<手順>
- 洗面器いっぱいのお湯に対して大さじ1〜2杯を目安にクエン酸を入れ、しっかりとお湯で溶かす
- サビたものを一晩じっくりクエン酸につける
クエン酸をつけられない部分は、やわらかいタオルや雑巾などにクエン酸水をしっかり染み込めせてパックをします。
スポンジにクエン酸水を含ませて擦っても軽いサビの除去は可能です。もし取れない場合はクエン酸の濃度を濃くして擦ってみてください。
重曹を使った落とし方
<用意するもの>
- 重曹
- 水
- メラミンスポンジ
<手順>
- 重曹と水1:4の割合で混ぜ、ペースト状にする
- サビの部分にペースト状にした重曹を塗る
- 1時間ほど置いてからメラミンスポンジ(細い場所などは歯ブラシ)で擦る
- から拭きをしてサビを残さないようにする
研磨力のある重曹とメラミンスポンジを使うと、表面に付着しているサビをきれいに取り除けます。
歯磨き粉を使った落とし方
<用意するもの>
- 歯磨き粉
- 歯ブラシ
<手順>
- 歯磨き粉をつけた歯ブラシでサビを擦る
- 水で洗い流す
- 水で洗い流した後はサビを防ぐためにきちんと乾かす
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、内部まで侵食していない初期のサビの除去に効果的です。
テーブルの脚に発生したサビの落とし方〜深いサビの場合〜
テーブルの脚に発生した深いサビは、以下の方法で落とすことが可能です。
サビ取り剤を使用する|サビトリキングがおすすめ!
サビトリキングは研磨剤が入っているサビ取り剤です。
クロームメッキにはあまり反応せず、サビにのみ反応する薬品になっているためメッキが傷つく心配がありません。
驚くほど簡単にサビが取れるため、テーブルの脚のサビ取りがうまく行かない方は、ぜひ使ってみてください。
<用意するもの>
- サビトリキング
- クロス
<手順>
- サビトリキングを30回ほどよく振ったあと、付属のクロスにたっぷり垂らす
- 強く磨きすぎると傷ができるため、サビている部分をやさしく磨く
- 都度サビトリキングをたっぷりと追加して磨く
サビトリキングは研磨剤が入っているため、クロスにつけるサビトリキングの量が不十分だと、磨いた箇所に傷がついてしまう可能性があります。
使用する際はサビトリキングをクロスにたっぷりとつけ、やさしく撫でるように磨いてください。
なお、サビトリキングを使用しても落ちないサビがある場合は、パーツクリーナーを吹きかけてみましょう。
それでも落ちないような重度のサビの場合は、NAKARAIで再メッキすることをおすすめします。
【注意】サビ取り後に放置するとまたサビが発生する!
サビ取りができたことで一安心する方も多いと思いますが、サビ取り後だからこそ「サビ止め」をしっかりと行ってください。
サビ取り後は金属の表面に細かい傷がある状態のため、サビやすくなっています。
サビトリキングでテーブルの脚のサビを取ったあとは、メッキングで表面をコーティングするのがおすすめです。
表面をメッキングの薄い膜でコーティングすると見た目がよくなるだけではなく、水やホコリなどが金属部分に触れるのを防ぐことができます。
【用意するもの】
- メッキング
- クロス
【手順】
- サビトリキングの油分をから拭きで完全に拭きとる
- クロスにメッキングを1〜2滴ほど垂らし均等に伸ばす
- クロスで虹ムラ(虹のような色ムラが発生する現象)を伸ばしながら塗布する
- 5〜10分ほどで硬化が始まるため、その前に虹ムラの有無を確認
- 完全硬化するまで、24時間は水がかからないようにする
メッキングはかなり強力な保護剤です。
そのため、サビトリキングとは反対につけすぎないように注意してください。
必ず薄く伸ばすことを意識して塗布すると、ムラを防げます。
テーブルの脚のサビ落としならサビトリキング!
テーブルの脚のサビがなかなか落ちない時はぜひ「サビトリキング」と「メッキング」を使ってサビ取りとサビ予防をしてみてください。
サビトリキングとメッキングはプロ仕様に作られた強力な薬品のため、取り扱いには十分注意する必要がありますが、市販のサビ取り剤に比べて大きな効果を実感できるはずです。
薬剤が余った場合は、車やバイクなどの金属部分にも使えるため、他のサビも気になる場合は試してみてください。
「サビトリキング」と「メッキング」を使用して史上最鏡を手に入れましょう!