「久しぶりにアクセサリーを付けて出かけようと思ったら錆びていた」
「お気に入りのアクセサリーが錆びてショック」
「アクセサリーを付けたら肌に錆がついた」
このような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アクセサリーが錆びてしまう原因は、空気や汗、海水など実にさまざま。
せっかくならアクセサリーをできるだけ長く使いたいですよね。
そこで本記事では、金属のプロがアクセサリーが錆びる主な原因とアクセサリーを錆から守る方法、錆びてしまった場合の対処法について詳しく解説します。
すぐに実践できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アクセサリーが錆びる主な5つの原因
アクセサリーの錆びを予防・除去する際には、「なぜアクセサリーが錆びるのか?」につい
て知っておくことが大切です。
先に錆びる原因を知っておくことで、アクセサリーの錆を防ぐ保管方法や手入れの仕方がわかります。
なお、アクセサリーが錆びる主な原因は、以下の5つです。
- 空気
- 汗や皮脂の汚れ
- 化粧品や香水
- 温泉やお風呂の入浴剤
- 海水
以下で詳しく解説します。
1.空気
ネックレスやピアス、指輪などのアクセサリーは、空気に触れるだけでも錆びてしまいます。
アクセサリーは、シルバーやゴールド、ステンレスなどの金属が使用されていることが多く、空気中の酸素やわずかに含まれている硫化水素に反応して、錆や黒ずみが発生してしまうのです。
特に、梅雨や夏場などの湿度が高くなる季節は、水と酸素が結びついてアクセサリーの素材が酸化しやすくなるため、要注意です。
2.汗や皮脂の汚れ
アクセサリーに汗や皮脂の汚れが付着したまま保管してしまうと、錆が発生する原因となります。
理由としては、汗や皮脂に含まれている硫黄の成分が金属と反応し、劣化させてしまうからです。
そのため、アクセサリーを取り外したあとは、必ずやわらかい布で拭いてから保管しましょう。
3.化粧品や香水
化粧品や香水に含まれる成分も、アクセサリーの素材を劣化させる場合があります。
それに加えて、表面のコーティングが化粧品や香水に含まれる化学物資によって溶けて、中の金属に錆が発生することもあるのです。
そのため、なるべく化粧品や香水が付かないような工夫をし、付着した場合はきれいに拭き取ってから保管しましょう。
4.温泉やお風呂の入浴剤
温泉やお風呂にアクセサリーを付けたまま入ると、温泉の硫黄成分や入浴剤で金属が傷んでしまう場合があります。
また、シャンプーやボディソープなどの流し残しも、アクセサリーを傷める原因です。
そのため、できるだけ温泉やお風呂にはアクセサリーを持ち込まないようにしましょう。
5. 海水
海水に含まれる塩素やナトリウム、硫黄、カリウムなどの成分が、アクセサリーの金属部分と反応し、錆が発生してしまうことがあります。
また、海辺の砂が金属の表面にこすれて傷がつくと、中の金属に海水が触れて錆びやすくなってしまうことも。
しかし、海でファッションを楽しみたいと思っている方もいらっしゃいますよね。
そのような方向けに、以下の記事では海水に浸かったネックレスのお手入れ方法や海でネックレスを付ける際の注意点についても解説しています。海でアクセサリーを付ける予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
海でも錆びないネックレスの素材とは?海でもおしゃれを楽しみたい人必見!
アクセサリーの錆びやすい素材は真鍮とシルバー!
アクセサリーで使用されている素材の中でも、真鍮とシルバーは特に錆びやすいため注意が必要です。
真鍮は銅と銅と亜鉛の合金で、空気や水に触れると酸化しやすい特徴があります。
錆が発生すると、素材や錆が肌に付着することがありますが、体に害はありません。
シルバーの場合は、正式には錆ではありませんが、空気中の硫黄成分と反応して硫化が起こり、黒く変色してしまいます。
そのため、この2つの素材でできているアクセサリーを保有している場合は、よりしっかりとした手入れを行いましょう。
アクセサリーを錆から守る方法4選
アクセサリーの錆を防ぐには、普段の手入れが非常に重要です。
以下では、アクセサリーを錆から守る具体的な方法を4つ紹介します。
1.取り外したあとに布で拭く
アクセサリーを取り外したら、必ずやわらかい布で拭いてから保管しましょう。
普通のタオルやハンカチよりも、傷の付きにくいアクセサリー専門やメガネ用のクロスで拭くのがおすすめです。
基本的にはから拭きで問題ありませんが、汚れが気になる際は濡らした布で汚れを浮かせてからよく水分を拭き取って保管するとよいでしょう。
2.密閉・密封できる容器や袋で保管する
アクセサリーを保管する際は、密閉・密封できる容器や袋で保管するのがおすすめです。
実は、アクセサリースタンドやトレーなどの「見せる収納」は、常にアクセサリーが空気に触れている状態になってしまっているため、錆びやすくなってしまします。
できるだけ、蓋が閉まるアクセサリー専用ボックスやジッパー付きの袋などで、保管するのがおすすめです。
また、できるだけアクセサリー同士がこすれて表面に傷が付かないよう、個々に分けて保管しましょう。
3.アクセサリーが水に触れないようにする
先述の通り、温泉やお風呂、海水などは、アクセサリーが錆びる原因となります。
キッチンやサウなどもアクセサリーに金属が付きやすく、酸化につながってしまうため、水が触れるような場所ではできるだけアクセサリーを外しましょう。
4.メッキングでコーティングする
メッキ工房NAKARAIが展開している「メッキング」は、アクセサリーの錆び予防に効果的です。
ネックレスの表面の汚れをきれいにしたあとにメッキングを塗布すると、表面に膜が形成され、酸化の原因となる酸素を遮断します。
定期的にメッキングを塗布することで、何層もの薄い膜ができあがり、アクセサリーが錆びにくくなります。
メッキングは、メッキ以外のステンレスやアルミ、真鍮などの金属にも使用可能です
実際に、メッキングを使用したサーファーの方から「今までは海に行くたびにシルバーアクセサリーが黒ずみ、磨いていたのですが、メッキングをしたら全く変色しなくなりました」のような声をもらっていいます!
メッキングの詳細とご注文はこちら→メッキング注文ページ
アクセサリーが錆びてしまった場合の対処法
アクセサリーがすでに錆びてしまっている場合でも、諦める必要はありません。
以下では、アクセサリーが錆びてしまった場合の対処法を4つ紹介します。
1.アルミホイルと重曹の化学反応を利用して錆を落とす
アルミホイルと重曹の化学反応を利用して錆を落とす方法は、特にシルバーの黒ずみを落としたい場合におすすめです。
【用意するもの】
- 金属製でない耐熱容器
- アルミホイル
- 重曹
- 60~80度の熱湯
【洗浄方法】
- 耐熱容器にアルミホイルを敷く
- アルミホイルの上にシルバーを置き、重曹大さじ1と熱湯200mlを注ぐ
- 5~10分ほど放置
- 水でよく洗い流し、やわらかい布で拭く
これだけで、シルバーの光沢を取り戻せます。
2.中性洗剤とぬるま湯で錆を落とす
家にあるもので錆を落としたい場合は、中性洗剤とぬるま湯を使用します。
【用意するもの】
- アクセサリーが入る容器
- 40度程度のぬるま湯
- 中性洗剤
- 綿棒もしくは歯ブラシ
- 乾いたタオル
【洗浄方法】
- 容器にぬるま湯と少量の中性洗剤を数滴加えてかき混ぜる
- アクセサリーを20分ほどつけ置きする
- 綿棒もしくは毛先のやわらかい歯ブラシで、汚れを落とす
- 水でよく洗い流し、乾いたやわらかい布でしっかりと拭く
洗剤は、酸性洗剤やアルカリ性洗剤ではなく「中性洗剤」を使用してください。
また、綿棒や歯ブラシで強くこするとコーティングが取れてしまうため、力加減に注意しましょう。
3.アクセサリー専用のクリーナーで落とす
アクセサリー専用のクリーナーには、布や液体、乳液、スプレータイプなど、さまざまな種類があります。
今回は、液体タイプを使用して錆を落とす方法を紹介します。
【用意するもの】
- アクセサリーが入る容器
- クリーナー
- やわらかい布
【洗浄方法】
- クリーナーを容器に入れる
- ネックレスを入れて数分放置
- 水でネックレスをすすぐ
- 乾いたやわらかい布で水気を取り除く
クリーナーによって対応している金属の種類が異なることがあるため、購入前にしっかりと確認しましょう。
4.サビトリキングを利用する
すでに錆が付いてしまったアクセサリーをピカピカにするなら、メッキ工房NAKARAIが展開する「サビトリキング」がおすすめです!
サビトリキングはメッキに優しく、錆だけに作用するため、表面を傷付けずに錆を除去できます。
サビトリキングもメッキング同様、メッキ以外の金属にも使用可能です。
サビトリキングの詳細とご注文はこちら→サビトリキング注文ページ
アクセサリーの錆予防・除去には3KING!
アクセサリーの錆を防いだり今すぐ錆を取ったりしたい方は、ぜひ一度「メッキング」と「サビトリキング」「ミガキング」の3KINGを試してみてください!
単品での購入も可能ですが、3つセットで購入することで、錆の予防から錆の除去までを一貫して行えます。
3KINGは金属全般に使用できるため、アクセサリー以外にも車やバイク、ジェットスキーにも使用できますよ!
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