「トラックのメッキホイールが汚れている」
「メッキホイールをみんなどうやって磨いているのかな?」
このような悩みはありませんか?
タイヤやホイールは、地面と接する足回りのパーツです。
常に路面で回転しているため、道路上のチリや埃などを巻き込みやすく、どうしても汚れてしまいます。
もちろん台風や大雪などの過酷な路面状況でも、走り続けなくてはなりません。
トラックの足回りをキレイに持続することは、地道な努力が必要で大変な作業です。
でも諦めないで下さい。
メッキホイールは、しっかりメンテナンスすることで汚れづらくなり、さらに輝きを取り戻してくれるのです。
この記事では、メッキホイールの「汚れを取る」そして「汚れないように守る」対処方法を詳しく説明していきます。
さらに、足回りの重要な役割といえば。「走る」・「止まる」ではないでしょうか?
今回は、「止まる」に注目をして、トラックのブレーキシステムについても説明していきます。
トラックのブレーキシステムはいろいろあり複雑です。
トラックドライバーとして、しっかり覚えて身につけましょう。
トラックのブレーキその種類
お客様の荷物を守ることは、私たちトラックドライバーの大切な仕事です。
荷崩れを防ぐには、常に安全走行をする必要があります。
しかし安全走行をしていても、突然の悪路に出会ったり、思ったよりスピードが出でしまう状況はつきものです。
そのようなときは、多数あるブレーキシステムを上手くセレクトして減速します。
トラックのブレーキシステムには、タイヤに直接ブレーキをかける、
● ディスクブレーキ
● ドラムブレーキ
● パーキングブレーキ
減速に必要な補助ブレーキとして、
● 排気ブレーキ
● リターダ
この5つがあり、安全を確保しているのです。
必要に応じて使いこなせるように、1つ1つの性質や特徴を詳しく説明していきます。
ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、車輪に取り付けられた円盤状の金属をブレーキパットで挟むことにより回転を抑えるブレーキシステムです。
例えるなら、遊園地のティーカップを想像してください。
ティーカップの回転を落とすには、真ん中にあるディスクを手で押さえて速度を落とします。
この手とブレーキパットの役割が、回転する物の速度を抑えているのです。
一般的なブレーキとされていて、自転車から鉄道や飛行機まで幅広く採用されています。
ディスクブレーキの特徴は通気性の良さにあり、放熱性に優れ、水の付着も少なく、摩擦粉が溜まりづらいことです。
さらに、ブレーキ時に起きるコントロール性の高さも特徴の1つになります。
しかし、ディスクブレーキには「ブレーキダストが出る」というデメリットがあり、その除去法などが難点になるのです。その方法などは後に詳しく説明します。
トラックのディスクブレーキは、
● 油圧式
● 空気圧式
の2種類があり、2トン車には、油圧式を採用していますが、4トン車以上になると空気圧を利用してディスクを作動します。
その理由としては、油圧式より空気圧を利用した方が、ブレーキ力を上げることができるためです。
驚くことに近年の発表では、2017年にフルモデルチェンジをしたUDトラックス「クオン」が、全ての車輪にディスクブレーキを採用しています。
日本で製造する大型車といえばドラムブレーキが主流ですが、ボルボグループの傘下であるUDトラックスは欧州スタイルであるディスクブレーキを採用したのです。
今後は日本でも、大型トラックにディスクブレーキを取り入れる企業が増えてくるかもしれませんね。
ドラムブレーキ
ドラムブレーキとは、車輪内部に取り付けられたドラムを「ブレーキシュー」が内側から回転を制御するブレーキシステムです。
例えを使いわかりやすく説明すると、ディスクブレーキには「円盤状のディスク」が付いていますが、ドラムブレーキには「桶」が付いていると想像してください。
回転している「桶」を、「手や物」を使い内側から抑えることで回転が緩めることができますよね?
ドラムブレーキは、「手や物」の代わりに「ブレーキシュー」というものを使い回転を緩めています。
ブレーキペダルを踏むことで、ドラムの内側でブレーキシューが広がり、回転を抑制しながらタイヤにブレーキが作動するのです。
ドラムブレーキは、ディスクブレーキと比べるとブレーキ力に優れているため、トラックのリアブレーキに採用されています。
さらに、空気圧を利用してブレーキ力を飛躍的にあげることができるため、大型車やトレーラーにも積極的に使われているのです。
しかも、コスト面でもディスクブレーキより安く抑えることができるので、商業用のトラックにはドラムブレーキが必要不可欠になっています。
しかしデメリットとして、ドラムブレーキは通気性が悪いため、フェード現象が起きることがあります。
フェーン現象とは、
● ブレーキを多用した時の熱がドラム内に溜まる
● ゴムや樹脂であるブレーキダストが耐熱温度を超えガス化
● ドラムとブレーキシューの間にガス膜が発生
そして最終的にブレーキが効かなくなるという現象です。
さらに、通気性の乏しいドラム内は、雨水などが入り込むとなかなか抜くことができません。水の抵抗でブレーキの効果が悪くなることもあります。
パーキングブレーキ
パーキングブレーキは、ご存知の通り「サイドブレーキ」とも呼ばれることがあり、駐車時のブレーキです。
4トン車までの中型車は、ワイヤー式を採用しています。
運転席のサイドレバーを引くことで、後輪のドラムブレーキが作動してタイヤを固定しトラックが駐車状態になります。
しかし静止力はそれほど期待ができず、少しの勾配でも車体が動いてしまう恐れがあるため「歯止め」をかけることが必要です。
また、大型車のパーキングブレーキは空気圧式で「少し特殊な作り」になっています。
サイドブレーキを引いた時、「空気を抜く」ことでブレーキを作動させるのです。
空気を「入れる」ではなく「抜く」ことによりバネを利用し、ドラム内でブレーキシューが広がりタイヤを固定してトラックが動かなくなります。
これには理由があり、故障時はタイヤが動いてしまうと暴走につながり、ドライバーでは制御が出来なくなり大事故の元になってしまうのです。
なので、大型車は「安全を第一」に考え、「止まる設計」が施されています。
動かないことで安全を守るため、なんらかの原因で故障した時などは、空気が抜けることでパーキングブレーキが作動するという仕組みです。
エンジンをかけパーキングブレーキを下げることでエア(空気)が入り正常に運転ができるということになります。
排気ブレーキ(エキゾーストブレーキ)
排気ブレーキは、トラックドライバーはいつもお世話になっているブレーキですよね。
その構造はご存知でしょうか?
ディーゼル車のエンジンブレーキは、ガソリン車に比べると効果が低いため、下り坂などではフットブレーキの多用につながり、「フェード現象」や「ベーパーロック現象」の原因になってしまいます。
そこで開発されたのが、ディーゼルエンジンの排気を利用しエンジンブレーキを向上させる補助ブレーキシステムです。
排気ブレーキとは、
1. エンジンの排気管に蓋をして一定量の密閉状態にする
2. 排気圧力によりエンジンの回転に抵抗を与える
このようにして、エンジンブレーキの補助をして減速をするシステムになります。
ハンドル付近にあるレバーで操作可能で、ギアを繋いだ状態でアクセルを離すとエンジンブレーキと排気ブレーキがかかる仕組みです。
排気ブレーキの効果は、ガソリン車のエンジンブレーキの1.8倍の効果がありディーゼル車のブレーキ補助として大きな役割を果たしています。
リターダ
リターダは、大型車やトレーラー・バスなどに取り付けられている補助ブレーキです。
和訳すると「Retarder=遅くする」という意味であり、トラックにあるプロペラシャフトの回転を「遅くする」システムのことであります。
日本では、永久磁石を使用したリターダが主流になっており、磁力の力でプロペラシャフトの回転を緩めて車輪の駆動を抑え減速の補助をしているのです。
メリットとして、磁力を利用することで電力の消耗を抑えることができ、さらには軽量化にも成功しています。
大型車にリターダが取り付けられる理由として、近年の日本では、排気ガスの規制が厳しくなり、大型トラックを中心に排気量の少ないディーゼルエンジンが求められているのが現状です。
しかし排気量の少ないエンジンでは、エンジンブレーキや排気ブレーキの効果も期待ができなくなります。
そのような現状から新しく開発された補助ブレーキが、リターダというシステムなのです。
ブレーキダストや汚れから守るメッキホイールの磨き方
先ほど「ブレーキダスト」について触れましたが、ここではさらに深掘りして説明していきます。
その特性を知り、メッキホイールからブレーキダストを除去していきましょう。
ブレーキダストとは、ディスクブレーキから発生することが多く、ブレーキパットとディスクの摩擦によりディスクが削られて出る「鉄粉」のことをいいます。
さらにタイヤは高速で回転しているため、鉄粉は高熱を持ち飛び散りメッキホイールに突き刺さるように焼き付くのです。
ブレーキダストがメッキホイールに焼き付いた直後であれば、カーシャンプーなどで綺麗に落とすことができます。
しかし放っておくと時間の経過とともに、道路上の汚れやグリスなどの油汚れが積み重なり普通の洗車では落とすことができなくなってしまうのです。
さらには、雨水や湾岸線などの海水、または除雪時の塩化カルシウムなどの影響で酸化してしまい、次第にサビが発生してしまいます。
1度ついたサビはしつこく、力任せに擦るとメッキに傷がついてしまい輝きを失ってしまいます。サビを取るには、クロームメッキ用のサビ取り剤が有効です。
さらにメッキホイールをサビや汚れから守るには、メッキ専用のコーティング剤を使いホイールに膜を作ることで、普段の洗車で簡単に汚れを落とすことができます。
トラックメッキホイール手入れ
トラックメッキホイールの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。
クロムメッキには最大の弱点が!?
クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。
ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれるくらいの錆びになってしまいます。
錆びてきていない初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。
穴を埋める事で、クロムメッキの穴を埋める事で耐食性が上がます。
メッキング&サビトリキング愛用者の声
サビトリキングとメッキングで今日も新品同様な輝きに
これがあれば、年末の大掃除も楽しみですね
今回は舟形バンパーのナマズさんをピカピカにしました
これから大掃除をお考えの皆様
今年の汚れ今年のうちにですね
http://ygcikasetsu.hamazo.tv/d2012-12-12.html
静岡県 K様
車用のコーティング剤とメッキングの違い
車のガラスコーティング剤の多くは、ボディーを意識して作られておりますので、短期間で広い面積をコーティングしやすい組成になっているものが多く、イメージセロハンテープ状にコーティングされるが、メッキング被膜は、クロムメッキにあいている穴を埋める事を目的として作っておりますので、粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするというイメージになります。
(車のコーティング剤の全てがそのような組成ではないです。あくまで一例です)
車用のガラスコーティングイメージ図
セロハンテープ状に被膜が形成されるものが多い。塗装の被膜に近く塗装被膜がめくれる時をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
メッキング被膜イメージ図
メッキング被膜は粒子の細かい被膜が手と手をとりあって穴を埋めながらコーティングするイメージで、はがれる時は、人間の垢みたいに、部分にボロボロとめくれる感じになります。
メッキング被膜の効果
※メッキングは1コートで半年もちますので、最初2~3回は1か月に一度くらいを目安に重ね塗布し。その後は半年に1度に塗布することをおすすめいたます。
メッキングが重ね塗布が有効な理由
メッキング被膜は薄い被膜を重ね塗布、重ね塗布することでメッキ面の鏡面度が改善されていきます。クロムメッキ用の光沢剤も配合していますで、薄く被膜を重ね塗布、重ね塗布することで光沢がUPしていきます
厚付けは不可、厚く塗布することで耐食性はあがりますが、鏡面度が改善できなくなるうえにムラムラになってしまいます。鏡面メッキでなく、見た目よりも耐食性をあげたいパーツは厚くたっぷり塗布していただいても問題ありません。
■見た目重視の場合は薄く
■見た目よりも耐食性重視の場合は厚く
メッキングが塗装NGの理由
メッキングは構造上、短期間に広い面積のコーティングを必要とする塗装面だと、メッキング被膜がよけいムラになりやすく、ムラを見逃した場合、とるのが大変なため、塗装面はメッキングNGとさせていただいております。
自分の車のボディー塗装面にメッキング被膜を大量塗布したところ、ムラムラ被膜が5年くらい残ってしまいました。
メッキ加工の事ならNAKARAI
メッキコーティングならMEKKING
メッキのサビ取りならSABITORIKKING
メッキング&サビトリキングを購入する
メッキパーツの悩み相談なら
Q.寝台パネルの黒ずみがとれませんサビトリキングでとれますか? 仕事がら雪道をよく走ります。影響ありますか?
A.画像確認しましたが、雪道をよく走るという事ですので、塩化カルシウムの影響でクロムメッキが変色したものだと思われます。クロムメッキは空気中では変色しにくいのですが塩酸に弱いのです。一度変色してしまうと元には戻らないです。新品綺麗な状態のときにメッキングを強くお勧めいたします。メッキングは塩化カルシウムからクロムメッキを守ってくれます。
詳しくは:メッキパーツ相談室まで
クロムメッキの事についてもっと知りたい方は、
詳しくはこちら:クロムメッキの全てが解る。