ホンダ『CL400』クラシカルなビッグシングルスクランブラー!

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ホンダ『CL400』

画像参照元・ホンダ公式ページ

【スクランブラーブームで人気が再燃『CL400』】

今回ご紹介するのは、かつてホンダから1998年に発売されていた『CL400』です。

CL400はビッグシングルエンジンのオートバイで、1960年代から1970年代にかけて販売されていたスクランブラーシリーズの『CL』の名を車名に冠しており、1990年代にホンダが復刻版として登場しました。

背景にあるのは当時のレトロブームであり、歴史深いCLの商標を持つホンダとしては、このブームの波に乗るべく、デザインや設計を刷新した新型CLを開発したと言う事になります。スクランブラースタイルという点以外は全く別のバイクのものと解釈した方がよく、実質的には後継車・後継モデルとは言い難い風貌をしております。

しかし先代のCLシリーズに見劣りするかと言えば、全くそんな事はなく、それまでのCLシリーズが生粋の日本車デザインだとすれば、CL400はヨーロピアンテイストを織り込んだ様なシンプルでスタイリッシュなデザインのものとなっております。

現代ではキャンプツールのひとつとしてバイクが人気を集め、特に走破性やタフな外観のオフロードバイクが注目されております。更にその中でも、お洒落でクラシカルなスクランブラーバイクは人と違う個性を出すのに十分なカテゴリーで、中古市場でもスクランブラータイプのバイクが売れに売れている様です。もちろんCL400もそのひとつとして人気が再燃し、中古市場でも品薄状態となっている様です。

私もクラシカルなスクランブラーのデザインがとても好きで、ネオクラシックとして新車で買えるスクランブラーもかなり興味を持ちますが、やはり本物の旧車としてのバイクは独特のオーラを放っており、当時のバイクらしい雰囲気がプンプンに漂っているので、個人的にはそっちの方が魅力的に感じる様な時が多い気がします。

ビンテージバイクと言ってもCL400の発売は1998年と発売からおよそ23年なので、旧車と言うにはまだ歴史が浅いと感じると思いますが、その懐古的な外観は今でこそ特に目を引くデザインでは無いでしょうか。

それではホンダ『CL400』の魅力についてたっぷりと語っていきたいと思います。

【CL400の主な仕様】

CLシリーズ自体は1960年代から1970年代にかけて販売されていた歴史の深いバイクシリーズです。復刻版として登場したCL400は4ストロークの400ccエンジンを搭載している事で、全く新しいCLシリーズとして産声を上げました。その主な仕様はこの様になっております。

〈エンジン〉

・型式:NC38E

・種類:単気筒4ストロークOHCエンジン

・気筒あたりバルブ数:4バルブ

・冷却方式:空冷

・排気量:397cc

・燃料供給方式:キャブレター

・使用燃料:レギュラーガソリン

・始動方式:キックスターター式

・潤滑方式:ドライサンプ式

・内径(シリンダーボア):85mm

・行程(ピストンストローク):70mm

・最高出力/回転数:29ps/7000rpm

・最大トルク/回転数:3.5kgf•m/5500rpm

・変速機:リターン式・5段変速

〈寸法〉

・全長:2175mm

・全幅:825mm

・全高:1135mm

・ホイールベース:1410mm

・シート高:795mm

・最低地上高:185mm

・乾燥重量:140kg

・車両重量:155kg

・燃料タンク容量:12リットル

・乗車定員:2名

・タイヤサイズ(前):90/100−19

・タイヤサイズ(後):110/90−18

〈燃料消費率/性能〉

・60km/h走行時:36.0km/L

・満タン時航続距離(概算):432.0km

・最小回転半径:2.5メートル

〈構造〉

・フレーム型式:セミダブルクレードル

・懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)

・懸架方式(後):スイングアーム式

・ブレーキ形式(前):油圧ディスク

・ブレーキ形式(後):機械式リーディングトレーディング

・動力伝達方式:チェーン

CL400に搭載されているのはNC38E型の400cc4ストロークのOHC単気筒エンジン。クラシックスクランブラーの心臓として選ばれたビッグシングルエンジンは独特の鼓動感と、トルクフルな走りをみせライダーに心地良いサウンドと振動を与えてくれます。

【一味違ったスクランブラースタイル】

CL400の最大の魅力といえばクラシカルなスクランブラースタイルです。一見してプレーンな印象を受けるシンプルなデザインの様に感じますが、ホンダの遊び心が見られる少し変わった一味違ったものとなっています。

最も特徴的なのはマフラーです。スクランブラータイプには欠かせない車体のサイド部分に這う様に伸びたアップマフラーですが、なんと左右2本出しという一風変わったマフラーデザインとなっています。アップマフラーの左右2本出しはなかなか見ないスタイリングで、しかも純正でこの仕様ですから、とてもインパクトがあり同時に貴重なマフラーです。

アップマフラーでさえもかっこ良いのに更に左右出しと言う贅沢な仕様は長いホンダのバイクの歴史の中でもCL400ぐらいでは無いでしょうか。探せばあるかも知れませんが・・・

この強烈な印象を与えてくれるマフラーに装着されたのはクラシカルな外観にピッタリなキャブトンタイプのサイレンサー、太く存在感のあるこのサイレンサーのおかげでサイド・リアビューに重厚感が与えられ、ライダーの所有欲を十分に満たしてくれます。

タンクは曲線が美しいティアドロップタイプのタンクとなっており、車名である『CL』のエンブレムがさりげなく飾られています。シンプルなタンクとの相性が良いフラットなダブルシートはクラシカルな外観にマッチしたデザインとなっています。

スクランブラースタイルではありますが、フェンダーはアップフェンダーを採用せず、足回りも大人しめな印象を受けます。前後ともにメッキ加工が施されており、男くさすぎない外観でストリートバイクとしてもすんなりと受け入れられる外観となっています。

ハンドルはアップタイプのハンドルが採用されナチュラルなライディングポジションで自然なハンドリングが可能となっております。また、ヘッドライトやメーターに関してもクラシカルな丸目タイプが装着されており、旧車好きのハートをうまい具合に刺激してくれます。

この様に至ってシンプルな外観ではありますが、それ故に左右2本出しのアップマフラーが強いな印象を残し、CL400の存在が強烈に脳にインプットされる様なスタイリングとなっています。

【ライバルはヤマハのSR400だった!?】

スクランブラースタイルのCL400は唯一無二の存在としてライバル車はいなかった様に感じますが、意外にもライバル車はヤマハのSR400だったと言われています。全く違うスタイリングではありますが、コンセプトや仕様が似ていることから、図らずもユーザーによってSR400と同じステージで比較されたのかも知れません。

外観を見て分かる通り、CL400はカリカリのオフロードバイクと言うより、オンロードのストリートバイクがしっくりくるスタイリングとなっています。オンロードのクラシカルなネイキッドバイクと言えばやはりヤマハのSR400。比較されるのは自然なことだったのかも知れません。タンクやシートの形状もSR400と似たデザインだったのもその理由のひとつとも言えます。

外観以外には400ccビッグシングルと言う本質的な部分もSR400と比較要素となっています。キックスターターオンリーというストイックな仕様も共通しております。

しかし性能自体はSR400とは似て非なるもの、エンジンの作り込みにはホンダ独特の拘りが見て取れる完成度の高いものとなっております。単気筒らしい鼓動感やサウンド、力強いトルク感を持ち合わせていながら、スムーズな加速とフィーリングを見せてくれるあたりは優等生ホンダらしいエンジンとなっています。

細かい部分を見ればCL400の個性的な外観ではありますが、既視感の否めないデザインがSR400と比較されるという悲しい運命を辿り、結果としてSR400の陰に埋もれてしまった隠れた名車となってしまったのかも知れません。

よってホンダ車としては認知度が低く結果的にCL400は短命に終わりましたが、後にCB400SSへと派生しSR400と真っ向勝負を仕掛ける事になったのです。(もちろん結果は惨敗ですが・・・)

【CL400の中古価格は?】

今となっては希少車となっているCL400。キックオンリーという旧車好きのハートを刺激する仕様や左右2本出しアップマフラーという強烈なスタイリングに加え、オフロードバイクブームも相まって最近は人気が再燃しており、中古車として流通量も活発化している様で、球数もかなり減ってきています。

気になる中古価格ですが、私が個人的に調べた結果ですが状態が良い個体には70万円以上の値段が付けられるなど、その価値をジワジワと上げてきている様です。純正を維持していればこれから価格も高騰していきそうですね。

気になる方はこまめにチェックしてみては如何でしょうか。

【他と一線を画すならCL400】

CL400の魅力を長々と語ってきましたが、その魅力は伝わったでしょうか。一見してシンプルなクラシックバイクの様な外観ですが、個性的でもあるその外観は思わず二度見してしまうのでは無いでしょうか。

バイクブーム、オフロードブームが到来している今、敢えて人とは違う個性的なCL400に乗るという選択肢もありなのでは無いでしょうか。もちろん良い個体があったらの話ですが・・・

私も見れば見るほどCL400の魅力に引き込まれています。特にキックスタート付きのビッグシングルエンジンというが唆られますね。以上ホンダ『CL400』のご紹介でした。

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レストアに欠かせない再メッキできます

バイクマフラーの再メッキ実験的に受付開始
お問い合わせが多かった、バイクマフラーの再メッキですが、
ただいま、実験的にマフラー再メッキの加工の受付を開始しました。
消音機が入っているものでも対応可能。

~マフラーの再メッキをされたお客様の声~

お世話になります。先日依頼した再メッキした純正マフラーの取り付けが完了しました。30年前の純正マフラーの再メッキをして頂ける業者がいない中再メッキして頂き有難うございました。出来あがりも申し分ない仕上がりでとても満足しています。
又機会がありましたらお願いします。 山口県 M様

CB400F

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ後(車種・・・CB400F)

バイクマフラー 再メッキ

再メッキ前(車種・・・CB400F)

※マフラー&液パイにつきましては再メッキ後(再生品の為) ピンホールが原因(ガスが発生)で熱が加わった時点(エンジンをかけた)で膨れる可能性があります。
この場合は過去に何度も再再メッキしたことがありますが、同じ箇所が膨れました。よってメッキ不良ではなく、再メッキ品のためピンホールが原因だといことがわかっております。
ですので、御社にお渡しする時はもちろんメッキ膨れがない状態でお渡しいたしますが、その後膨れは一切ノークレームになります。

ウルフ125t

ウルフt125マフラー再メッキした画像

ウルフ125tマフラーを再メッキいたしました

マフラー再メッキ後

再メッキ後

マフラー再メッキ後

再メッキ前

カワサキ750RS(Z2)

1マフラー再メッキ前左側2マフラー再メッキ後左側
再メッキ前再メッキ後

 

3マフラー左側凹み4マフラー凹み修理後再メッキ後
板金前の凹み板金後→再メッキ
 
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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

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クロムメッキ磨き剤「ミガキング

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クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

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サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

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メッキ加工の事ならNAKARAI

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