ニュースクールチョッパースタイル。ハーレー ダビッドソンの異端児『FXCWCソフテイル ロッカーC』

史上最鏡を手に入れろFXCWCソフテイル ロッカーC

FXCWCソフテイル ロッカーC

画像参照元・・ハーレーダビドソン・ジャパン

【チョッパーに憧れる】

ハーレー ダビッドソンと言えば『チョッパー』カスタム。ロングフォーク 、ボバー、フリスコ、ディガー・・・例を挙げればキリがありません。なんせチョッパーの定義自体が曖昧というか寛大で『定義しない事が定義』『枠に収まらないカスタム』こそがチョッパーだと私は思っています。

もともと『チョッパー』の語源は『Chop(切る)』から来ており、文字通り車体のフレームやタンクやハンドルを思い思いに『ぶった切る』カスタムが由来とされています。

そんなチョッパースタイルも進化し続け、現代ではニュースクール、オールドスクール、バガーやハーレー らしからぬトラッカー、カフェレーサーのテイストを織り込んだカスタムまで存在します。

そんなバイカーたちが独創性を発揮して作り上げていく『チョッパー文化』ですが、ハーレー の公式ラインナップには、まるでチョッパースタイルの様なモデルが存在していました。『FXCWCソフテイル ロッカーC』と言うモデルです。

ソフテイルファミリーのひとつですが、ニュースクールチョッパースタイル様な攻撃的で煌びやかな姿はまさに『異端児』と言うに相応しい佇まいです。本来カスタムビルダーが作り上げる様なデザインですが、他者からは一切、手は加えられていません。

ニュースクールとは文字通り『新しい』を意味します。カスタムの例としてはクロムメッキパーツにワイドタイヤ、グラフィックデザインのペイント、近代的なデザインパーツを多用するなどとにかく『ド派手』なカスタムです。

同じくチョッパースタイルのFXSTがいますが、FXCWCは全く別次元の仕上がりです。それではこのハーレーの異端児を存分に語っていきます。

【名前を考察】

ハーレー のモデル名のアルファベットの羅列にはきちんと意味があります。『FXCWC』のモデル名を紐解いていきますが、数カ所は私の考察になります。

まず『FX』はソフテイルファミリーのモデルのひとつである事を指します。クラシカルなFLと違いフロントホイールに19インチや21インチを採用し、全体的にスポーティなモデルです。『X』はスポーツスターからとったとも言われています。

ここからは私の考察ですがひとつ目の『C』よく『クラシック』の意味で付けられる『C』ですが、ロッカーCを見る限りクラシックの要素はあまり感じられ無いので、おそらく『チョッパースタイル』の『C』では無いでしょうか。

その次の『W』ですが、ハーレーのモデル名には見慣れないアルファベットです。これは『ワイドタイヤ』の事だと思います。詳しくは後述しますがこれは自信あります。

最後に二つ目の『C』は『クロームメッキ』と言う意味です。『ソフテイル ロッカーC』とはもともとある『ソフテイル ロッカー』をクロームメッキ仕様にしたモデルを指します。

【主な仕様】

先ほども少し触れましたが、ロッカーシリーズには『FXCW』と『FXCWC』がありますが、今回はより尖ったモデルの『FXCWCソフテイル ロッカーC(以下ロッカーC)』をご紹介します。主なスペックはこちら。

・全長2413mm

・全幅892mm

・全高1168mm

・ホイールベース1758mm

・シート高641mm

・車両重量320kg

・排気量1584cc

・燃料供給フューエルインジェクション

・最大トルク110Nm/2750rpm

・タンク容量18.9L

・エンジン型式Twin Cam 96B

・前輪タイヤサイズ90/90-19インチ

・後輪タイヤサイズ240/40-18インチ

見る人が見たらわかると思いますが、このスペックはなかなか凄いですね。エンジンはTCですがロッカーCは全てインジェクションモデルとなっている様です。それでは外観から詳しく見ていきます。

【ローアンドロングなボディ】

スペック表を見て『お!』っとなるのがホイールベースです。現行のロードキングでさえホイールベースが1625mmなのに、ロッカーCはなんと1758mmと100mm以上ロングです。これはハーレーのモデルの中でも『最長クラス』なんです。

心なしかフロントフォークのキャスター角も大きく見える気もします。フロントタイヤもFX系では小さい方の19インチを採用しているので、ステムからのクリアランスが広く余計ロングフォークの様に見えますね。これはよく考えてあります。

またシート高も641mmとかなり低めです。ソフテイルスタンダードのシート高が680mmなので、相当低いのがわかります。

ご覧の通りハーレー でもトップクラスの『ローアンドロング』ボディです。ロングな分ハンドルのライザー部分もニュッと伸びています。しかしやたらめったらに低く長くした訳では無く、全体的に統率が取れておりバランスの良さを感じます。

スイングアームのサスペンションを隠す様に配されたソフテイルフレームがまさに『リジッドフレーム』の様な造形なので、よりチョッパーテイストが強く感じます。

【チョッパーテイストなソロシート】

チョッパーカスタムのマストアイテムとして『ソロシート』は外せません。メインシートはまさにソロシートの様な見た目。それにも関わらず腰部分までしっかりカバーする形状なので、ライダーの負担も軽減してくれます。

そしてこのソロシートには秘密があります。シートをガバッと開けると下からタンデムシートが。スタイリッシュな見た目をそのままにタンデム機能もしっかり兼ね備えています。

先ほどはバランスが良いとは言いましたが、強いて言うならこのシートが個人的に少し気になる部分でもあります。と言うのも機能性を考慮した分、リア部分とのクリアランスが目立ち、若干ではありますが間延びした印象も感じます。リアをベタベタにローダウンしたり、シートを変えたりしている人も多いみたいなので、ここはロッカーCの数少ない『カスタムの余地』かもしれません。

【迫力の240ワイドタイヤ】

ニュースクールチョッパーの多くは、リアにワイドタイヤを履かせているカスタムをしています。ロッカーCこのカスタム文化をもちろん取り入れています。

リアタイヤのサイズは240/40R18を採用。このサイズをバイクに履かせるとかなりの迫力です。特にリアから見たらタイヤでボディが隠れそうなほどの大きさです。

ワイドタイヤの恩恵はきちんと走行の安定性として現れます。また接地面積が広い分、ガシガシと地面を掴む様なグリップ力にトルクフルなエンジンが掛け合わされば、パワフルな走りを実現してくれそうです。

扁平率も40と超扁平とまではいきませんが、トレッド部分との比率を考えるとサイドウォールが狭く見えるので、スポーティな見た目です。コーナリングでタイヤの端まで使いたくなるタイヤですね。無茶は禁物ですが。

フェンダー もファットなワイドタイヤに合わせて迫力のあるフェンダーです。タイヤの形に沿った様な形状なので、リアにまとまりがあります。幅が広いのでカスタムペイントの想像力も膨らみそうです。

全体的にスリムなボディに見えますが、その分リア部分の存在感はかなりのものです。他のモデルには無いロッカーシリーズだけのスタイリングなので、かなり価値のある存在であるのは確かです。

【圧巻のクロームメッキパーツ】

ロッカー『C』と言うだけあって、クロームメッキパーツの多さには目を見張るものがあります。ヘッドライト周りですが、小ぶりなヘッドライトケースからフロントフォークのステムまで全てがクロームメッキ加工が施されています。もちろんハンドルやトップブリッヂ、ライザーやメーター部分も同様です。これでもかと言うほどの輝きです。

エンジン周りもエアクリカバー、プッシュロッドカバー、ヘッドカバー、クランクケース全てがクロームメッキ。反対側を見ればプライマリーカバーも。もともとハーレー 自体がクロームメッキが多いですが、ロッカーCは本当に贅沢に飾られていますね。細かいところで言えば、ソロシートを支えるフレーム部分やウインカー、チェーンカバーなどもです。

太陽の照りつける日にギラギラに光を反射させながら町を流したら気持ち良さそうですね。私は目立ちたがり屋なので、こんなバイクは大好物です。

しかも品の良い輝きなので『大人の派手さ』といった感じです。特にナイトツーリングなんてしたら街の光が鋭く反射したボディにうっとりしそうです。眺めるだけでも満足しそうです。

またタイヤホイールはアルミですが、フロントホイールとリアホイール共に5本スポークタイプのキャストホイールですが、シンプルな見た目でありながらカスタムライクなデザインです。色もシルバーなのでメッキパーツとの相性は抜群です。

【ハーレーの遊び心が詰まったやんちゃ坊主】

ソフテイルベースのニュースクールチョッパースタイルのロッカーC。カスタム好きなバイカーへ向けた提案と言うか、挑発の様な感じも受けます。本来ユーザーが思い思いにチョッパーカスタムすると言う『遊び』に痺れを切らして本家ハーレーが「ちょっと俺も遊びで作ってみたけどどう?」って感じで輪に入ってきた様に感じます。しかも所々に機能美を兼ね備えた侮れない奴です。

かなり隙のないメーカーカスタムで手の付けようが無い様に見えますが、シートの件しかりオーナーに幾ばくかの『カスタムの余地』を残している様なので、このスタイルを崩さず如何に仕上げていくかセンスが問われそうですね。

2011年にラインナップから消えたモデルですが、唯一無二のスタイルは今見ても真新しく見えます。今考えると初期の『アレンネス』っぽい感じもしますね。

中古相場は170万〜200万円程度です。結構希少の様ですね。自分好みのオンリーワンのカスタムもハーレー のみならず全てのバイクの醍醐味ですが、たまにはロッカーCの様な『本家のカスタム』に弄ばれるのも良いかもしれません。

以上『FXCWCソフテイル ロッカーC』のご紹介でした。

 

FXCWCソフテイル ロッカーCの手入れ

クロムメッキパーツの多い、ハーレーダビッドソンFXCWCソフテイル ロッカーCの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

 

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ保護剤「メッキング」

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

メッキング画像

メッキング愛用者の声

「10年経った今でも新品に間違われるほどピカピカです」

メッキング愛用者の声「10年経った今でも新品に間違われるほどピカピカです!」

10年前にハーレーを中古ですか購入し、ホイールを購入した際にこのメッキングを知り、タイヤ装着前にメッキングを2度塗りしました。

その後、ツーリング後には汚れ等は拭き取りしてましたが10年経った今でも新品に間違われるほどピカピカです!

自分の住んてるところは海岸線沿いの間違われるほどで潮の影響を受けやすいところにも関わらずピカピカを保っていられるのはメッキングで処理したからだと思ってます。

北海道ということもあり11月にはシーズンオフになり、オフの間は最初の2年ほどメッキングの重ね塗りをしてました。

その後はツーリング後に汚れを取る程度の手入れと2ヶ月1度程の磨きのみでこの状態です。

メッキング効果だと思います! メッキングに感謝しております! ありがとうございます!

北海道 O様より

 

クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング」

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

サビトリキング画像

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メッキの手入れは、メッキング&サビトリキングがおすすめです。

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ハーレーパーツへのメッキ加工ならNAKARAI

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ハーレーパーツへのクロムメッキ参考画像

ハーレーダビッドソン VRSCA

ラジエターカバー

ハーレーダビッドソン VRSCAハーレーダビッドソン VRSCA
クロムメッキ前クロムメッキ後

ハーレーダビッドソン FXR

フロントホイール

ハーレーFXRホイールフロントメッキ前ハーレーFXRホイールフロントメッキ後
クロムメッキ前クロムメッキ後

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装飾クロム参考画像・バイクカバー

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