HONDA・ホンダ『ゴリラ』愛嬌たっぷりの遊びバイク!

史上最鏡を手に入れろバナーホンダ『ゴリラ』

画像参照元…ホンダ公式ページ

思わず大人が夢中になるミニバイク『ゴリラ』
みなさんこんにちは!突然ですがみなさんは何か夢中になっている事は有りますか!?バイク好き、クルマ好きの方はやっぱり自分の愛車に夢中になっているとは思いますが、バイクにそこまで詳しくない方でも思わず夢中になってしまうバイクをご紹介します!

今回ご紹介するのはまさに遊びバイクの金字塔であるホンダの『Gorilla(ゴリラ)』です!みなさんはもちろんご存知だと思いますが、ゴリラはホンダがかつて製造販売をしていた50ccのミニバイクです!ホンダのミニバイク市場を支えていた一台でも有り、現代でも多くのファンを抱える超人気車です。

50ccと言う扱いやすい排気量のおかげで原付免許のみ持っている若者や、普通自動車免許のみ持っている人でも乗るこ事ができるマニュアル車として非常に人気が高く、その手軽さから年代性別問わない様々な層に愛され続けたまさに名車とも言える存在です。

私がまだまだ若い頃も免許取り立ての友人が数人所有しておりました。またクルマいじりが好きだけど二輪免許を持っていない知り合いも遊び用のバイクとしていじっている方もいました。ガレージや駐車場のスペースを取らないミニマムな車体も好評で、手軽に所有できると言うのも大きなポイントです。

ゴリラはモンキーのアニキ的存在

ゴリラが登場したのは1978年8月です。既に50ccのミニバイクとして人気が高かったMonkey(モンキー)の派生車として登場しました。一見同じ様なミニバイクを着せ替えで出したかの様に思えますが、モンキーとゴリラはそれぞれコンセプトが異なり上手く住み分けがされていました。

モンキーもゴリラと同様に手軽なミニバイクですが、本来ホンダが売り出した時に掲げていたコンセプトは『クルマに積載して目的地で遊ぶバイク』というもの。あくまでモンキーは移動手段ではなくレジャーバイクとしての扱いでした。

一方ゴリラは『目的地に行くための移動手段としてのバイク』というコンセプトで、実際に目的に行く手段、つまり本来のバイクとしての位置付けがされていたのです。よって搭載された燃料タンクの容量はモンキーが4.5Lに対し、ゴリラは2倍の9Lタンクが採用されています。

これによって満タン時の航続距離はモンキーが405kmでゴリラは810kmとストレスフリーなツーリングを可能にしました。(両方とも2007式で比較)もちろん車体のボリュームも増えた事でモンキーのアニキ分としてゴリラの存在が光ったのです。

またモンキーは自動遠心式クラッチ3速とマニュアル式4速ミッションという2つの仕様が準備されていたが、ゴリラは後者のみが採用。ストイックかつダイレクトなマニュアル操作も楽しめるバイクというのも人気の理由のひとつです。

このキャラクターの違いを上手く使い分ける事で、お互いの短所を補い合いユーザーの囲い化を実現したモンキーとゴリラは、当時のミニバイク市場を席巻し現代でもその名を知らない者がいないほどの名車となったのです。

ゴリラの主要諸元(2007年式)

車体型式

  • 型式:BA−AB27

エンジン

  • 型式:AB27E
  • 種類:単気筒4ストロークOHC
  • バルブ数/気筒:2バルブ
  • 冷却方式:空冷
  • 総排気量:49cc
  • 燃料供給方式:キャブレター
  • 内径(シリンダーボア):39mm
  • 行程(ピストンストローク):41.4mm
  • 圧縮比:10
  • 最高出力/回転数:2.3kW(3.1ps)/7500rpm
  • 最大トルク/回転数:3.1N•m(0.32kgf•m)/6000rpm
  • 使用燃料:レギュラーガソリン
  • 始動方式:キックスターター式
  • 点火方式:C.D.I.式
  • 潤滑方式:ウェットサンプ式
  • エンジンオイル全容量:0.8L
  • 変速機:リターン式4段変速
  • 操作方式:フットシフト

寸法

  • 全長:1365mm
  • 全幅:625mm
  • 全高:880mm
  • ホイールベース:895mm
  • 最低地上高:150mm
  • シート高:660mm
  • 車両重量:62kg
  • タイヤサイズ(前):3.50−8
  • タイヤサイズ(後):3.50−8
  • タイヤタイプ:バイアス/チューブタイヤ

性能

  • 乗車定員:1名
  • 最小回転半径:1.4
  • 燃料タンク容量:9L
  • 30km/h走行時燃費:90.0km/L
  • 満タン時航続距離:810km

構造

  • フレーム型式:バックボーン
  • 動力伝達方式:チェーン
  • キャスター角:25°00’
  • 懸架方式(前):テレスコピックフォーク(正立)
  • 懸架方式(後):スイングアーム式
  • ブレーキ(前):機械式リーディングトレーリング
  • ブレーキ(後):機械式リーディングトレーリング

ギュッと縮めたスクランブラースタイル

ゴリラはミニバイクでありながらも精巧な作りをしたかなり完成度の高い一台となっています。全体的に見ると細かいディティールは掴めませんが、じっくり観察すればスクランブラースタイルであることが分かります。

ブロックタイヤにアップマフラーなど、オフロードにも対応出来そうな出立ちと小柄な車体は思わず色んな小道に入って行きたくなる衝動に駆られます。まるでプラモデルやラジコンのようにギュッと凝縮したボディはバイク好きだけではなくオモチャの様な感覚で所有欲を駆り立ててきます。

一見シンプルながらも緻密なデザインはやはりホンダ車らしい妥協のないバイクであることがよく伝わり、一度手にすれば二度と手放したく無い愛着が湧いてくることでしょう。

現に50ccという排気量とスペースを圧迫しない手軽さはゴリラにとって大きな魅力です。「乗らないけどとりあえず手元に残しておくか」が出来てしまうのも人気の理由のひとつ。

小さいながらもしっかり所有欲を満たしてくれるゴリラは残念ながら2007年に排ガス規制により生産終了となりましたが、時代が変わった現代でも多くのバイク好きから愛されています。

ゴリラの歴史

ゴリラは1978年〜2007年という長い期間に渡って製造販売されていた超ロングセラーモデルです。一旦生産は終了したものの数年経った後に復活するなど、その生命力の強さが伺い知れます。基本的には大きな変更はないのもゴリラの魅力のひとつですが、年式によって微妙に違います。年式と共にその仕様の違いを振り返ってみましょう。

1978年モデル

モンキーからの派生車として登場。9Lタンクに4速マニュアルクラッチ仕様。エンジン圧縮比8.8、最高出力は2.6ps/7000rpm、最大トルクは0.3kgf•m/5000rpm。レッドカラーにオレンジのロゴ。

1981年モデル

ブラックにストライプのカラーリングが登場。

1985年モデル

エンジン仕様変更。圧縮比10.0、最高出力3.1ps/7500rpmに向上。灯火系スイッチを集約したスイッチボックスを左側のハンドルに装着。

1988年モデル

キャンディーダークブルー×シルバーのツートンカラーと特別色であるパールミルキーホワイト『WhiteSpecial』が登場。同年に一旦生産終了となる。

1998年モデル

ボディデザインとエンジンスペックはそのままに『純度100%』のゴリラが満を持して復活。唯一タンクのロゴがホンダウイングのエンブレムバッジに変更されている。

1999年モデル

タンク・フェンダー・エンジンパーツ・マフラー・フレーム・ボルトに至るまでクロームメッキ加工が施された特別仕様の『スプリングコレクション』が登場。煌びやかな外装が目を引き、限定3500台という超レアなゴリラは現代においてもマニアに人気で、50ccという排気量で有りながらも50万円以上の値がつくほどプレミアなモデルとなっている。

1999年モデル

同年9月に当時の排ガス規制に適合した仕様のゴリラが登場。規制がシビアになっていく中でもその存続をかけてブローバイガス還元装置が採用された。

2001年モデル

初代ゴリラを彷彿とさせるビンテージロゴのタンクが採用されており、カラーは落ち着いたセラミックホワイトとなっている。

2002年モデル

ミリタリーテイストなディープな単色のアバグリーンカラーが登場。マフラーやフェンダー、ホイールはブラックで塗装されシックな印象となっている。

2003年モデル

各パーツのブラック塗装はそのままに、パールシャイニングイエローのタンクカラー仕様が登場。ブラックとイエローのメリハリのあるカラーリングが魅力的。

2007年モデル

無骨なゴリラへの原点回帰とも言えるグラファイトブラックが登場。マフラーとホイールはシルバーへ戻された。タンクのロゴもGorillaからホンダウイングのデカールに変更された。同年に排ガス規制により生産終了し、この2007年モデルがゴリラシリーズの最終モデルとなった。

ゴリラのお手入れの注意点は!?

以上、ホンダの『ゴリラ』のご紹介でした。小さいながらもその名を知らない者がいない程の人気車ですが、改めてその魅力が伝われば嬉しいです。

今現在でも一定の人気を誇るゴリラですが、室内やガレージで保管しているマニアの方も多いと思います。人気とは言っても絶版車であるゴリラ。注意したいのはやはり外装コンディションでしょう。

もちろん塗装面のコーティングなどのメンテナンスも重要ですが、それと同じくらいメッキパーツへも愛情を注いでいきましょう。メッキパーツも経年と共にくすみや錆が発生するので、放っておけば錆腐食が侵食して取り返しのつかない事に・・・

またメッキはそれこそ人の肌の様に繊細なので、使用するケミカルもきちんとしたモノを使わないと更に傷やくすみの原因にもなり兼ねません。愛車の価値を損なわない、また美しく乗り続けていく為にしっかりとしたショップとケミカルを選び、美しく維持していきましょう。

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メッキ手入れ

クロムメッキパーツの多いバイクメッキの手入れにおすすめケミカル「メッキング&サビトリキング」についてご紹介させて頂きます。

クロムメッキには最大の弱点が!?

クロームメッキにあいている目にみえない無数の穴

クロームメッキが錆びる原因【構造

点サビ画像

クロムメッキには目にみえない無数のミクロン単位の穴があいており、そこから水や埃がはいり、クロムメッキが錆びるよりも前に、下地のメッキが錆びてきてしまいます。

ウオータースポットの発生→点錆び→メッキがめくれてしまいます。

初期の段階で、この穴を埋める事を強くお勧めいたします。

クロームメッキが錆びる原因【構造

メッキングの効果

穴を埋める事で、クロムメッキの耐食性が飛躍的に上がます。

クロムメッキ磨き剤「ミガキング

ミガキング003

クロムメッキ保護剤「メッキング

メッキは磨くのではなくコーティングがおすすめ

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クロムメッキ錆落とし剤「サビトリキング

サビトリキングはメッキに優しく、サビには厳しい錆取り剤

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